Products DNA −ものづくりの系譜−

「握り心地」から「一体感」へ。持ち方の違いに関わらず快適さを実現。開発スタッフへのインタビューを通して、製品開発にまつわるエピソードやアイデアの秘密をご紹介する『Products DNA』。今回はユーザーのあらゆる持ち方に対応するハイエンドマウス「NEO FIT」の開発担当、竹元公章と深津幸平に開発に込めた想いを語ってもらった。

ユーザーの満足感を高めるため
細部にまでこだわり抜いた、ハイエンドマウス。

── 「3WAY ホールド」という、3つの持ち方に対応した形状は「NEO FIT」の大きな特長ですね。

深津:一般的にマウスの持ち方は、手のひら全体を被せて持つ「かぶせ持ち」、指先を立てて持つ「つめたて持ち」、後方から指先でつまむ「つまみ持ち」の3種類だと言われています。多くの方が「かぶせ持ち」でマウスを操作することから、エルゴノミクス形状を謳ったマウスのほとんどが「かぶせ持ち」にのみ対応したものです。しかし、それでは残り2つの持ち方をされている方は置き去りです。そのため、今回の「NEO FIT」では「かぶせ持ち」の握りやすさを損なうことなく、残り2つの持ち方にも対応した独特の形状を採用しました。この形状にたどり着くまで、様々なサンプルを作り調整を重ねました。同じ人でもその日の作業内容や姿勢によって持ち方や感覚が変わるので、ベストな形状を見つけ出すのに苦労しました。

竹元:より多くの人にとって満足度の高い製品を開発することはバッファローの持つDNAのひとつです。持ち方に関わらず快適に操作できることを、この「NEO FIT」ではとことん追求しています。

── サイドボタンとホイールボタンに任意の機能を割り当てられるのも、コアユーザーにはうれしい機能ですね。

竹元:例えばExcelやIllustratorを使用する際に、コピー&ペーストをはじめ同じ作業を何度も繰り返すシーンが多々あります。任意のショートカットを事前に登録することで、作業負担を格段に軽減することができるようになります。

深津:特に男性のコアユーザーの方は自分の使用スタイルに合わせてガジェットをカスタマイズすることを好みますよね。当然ハイエンドマウスを謳うからには、そうした機能も求められることになります。今回「NEO FIT」の発売に合わせて機能割り当てソフトを開発しました。マウスのサイドボタンとホイールクリックに各種機能が呼び出せるショートカットキーを割り当てられる他、任意のキーと組み合わせてオリジナルショートカットキーが作れる仕様になっています。このソフトを使うことで、かんたんにわかりやすく「NEO FIT」を「自分色に染める」ことができます。

── 1インチのマウス移動でどのくらいカーソルが動くかを変更する「カーソル速度(DPI)の切り替え機能」がマウス上部のボタンに搭載されているのも特長ですね。

竹元:パソコン作業と一口に言っても、内容はさまざまです。ブラウジングで大きくカーソルを動かしたいこともあれば、細やかなデザイン作業では繊細にカーソルを動かしたいこともあります。 DPIをワンアクションで切り替えることができれば 、それぞれの作業にあわせてすぐに最適なカーソル速度に調整が可能です。

── 他にも驚いたのが、単三電池1本で約3年もの間使うことができるという点です。※

深津:高品質のセンサーやICといった部品類の見直し、そしてどのタイミングでスリープ状態に移行するかといったソフト面のチューニングで実現した性能です。経済的であるということはもちろんですが、電池交換の煩わしさを大幅に軽減できるという意味でもユーザーメリットは大きいと考えています。

── 手にとってみるとその質感の高さがとてもよく分かります。

竹元:「NEO FIT」のデザインコンセプトは「未来感」です。SF映画に登場してもおかしくない質の高い外観を目指しました。カラーリングはスタンダードなブラック、レッド、ホワイトの3色ですが、使われている塗料はこれまでのバッファロー製品にはない、完全な新規調色なんです。近づいて見ると細かなラメが配合されていますが、これも高い質感と指紋の目立ちにくさを両立するために何度も配合を変えて実験を行いました。他にもディティールの部分ではメタリックパーツを要所にあしらったり、トップに配置しているボタンのLEDを高級感のあるアイスブルーにしたりと、あらゆる部分でこだわり抜いています。

深津:「NEO FIT」の世界観については何度も話し合いを重ねましたね。「未来感」と一言で言っても、その捉え方はさまざまです。サンプルになるような映画を引き合いに出したりしながらイメージをすり合わせました。ハイエンドマウスの購入層は高いこだわりを持ったコアユーザーが中心です。その層に選んでもらえる、満足してもらえる「未来感」を実現するために、スペックには現れない部分にも膨大な量の検討を重ねました。

── 所有欲を高いレベルで満たすことのできる製品に仕上がった「NEO FIT」。どのように市場に受け入れられるか楽しみですね。

竹元:「NEO FIT」の目指した「未来感」は手にとってもらうことでより実感していただけると思っています。パッケージデザインも含めた「NEO FIT」の世界観を、ぜひ店頭で、ご自身の手と目で体験していただきたいですね。きっとご満足いただけると確信しています。


製品紹介 BlueLED 5ボタンマウス「NEO FIT」

こだわったのは「快適さ」。
所有欲を満たすハイエンドマウス。

3パターンあるマウスの持ち方に1台で対応した新形状。高感度BlueLEDを搭載し、サイド&ホイールボタンに好みの機能を割当可能。「未来感」に溢れた外観で、こだわりを持つユーザーの所有欲を満たすハイエンドマウス。

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※※無線モデルの場合。有線モデルは電池不要。 ※単三形のアルカリ乾電池を使用。1日8時間のパソコン操作のうち、5%をマウスに割り当てた場合。自然放電を考慮しない当社計算値のため保証値ではありません。
サプライ事業部 商品課 竹元公章 (写真:左) スターウォーズをはじめとしたSF映画好き。「NEO FIT」で目指したのは、SF映画に登場してもおかしくないリアリティのある「未来感」だ。趣味の語学を活かして海外のファクトリーとは直接コミュニケーションをとる。 サプライ事業部 商品課 深津幸平 (写真:右)アメリカンフットボールやカーリングなど、戦略性の高いスポーツの観戦が趣味。観戦中に脳内で戦略をシミュレーションする癖は、商品開発で目指す機能を実現するための工程の組み立てにも活かされている。