************************************************************************* * VR-U500X ファームウェア リリースノート * * * * Ver.1.30 (2023/09/26 現在) * * Copyright(C) 2022 Buffalo Inc. * ************************************************************************* このリリースノートは、VR-U500Xのファームウェアについての使用方法や注意 事項などをまとめたものです。本ファームウェアをご利用いただく前に必ずお読 みください。 ------------------------------------------------------------------------ 1. リリースバージョン このリリースノートでご案内するファームウェアバージョンは、Ver.1.30 です。 現在のファームウェアバージョンは、次の2通りの方法で確認できます。 ・本製品の設定画面トップページ(Home)で、[システム情報]を選択する ・WLS-ADTで、該当機器をクリックし、「ステータス」ウィンドウを確認する ------------------------------------------------------------------------ 2. 本ファームウェアを適用可能な製品 このファームウェアは、以下の製品に対してのみ適用することができます。 ・VR-U500X ------------------------------------------------------------------------ 3. 本ファームウェアの適用方法 このファームウェアを製品に適用するには、次の2通りの方法があります。 複数台の製品に同一ファームウェアを適用する場合は、WLS-ADTを使用することを おすすめします。 ・本製品の設定画面からファームウェアを更新する i) 本製品の設定画面トップページ(Home)で、 [ブロードステーションのファームウェアを更新する]をクリックします。 ii) [ファームウェアファイル名]項目の[参照...]ボタンをクリックし、 ファームウェアファイルを指定します。 iii) [設定]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新を開始します。 ・WLS-ADT(別売)からファームウェアを更新する i) WLS-ADTの機器一覧画面で、ファームウェアを更新する製品を選択し、 右クリックします。 ii) [AirStation/BusinessSwitchなどの機能]-[ファームウェアの更新]を 選択します。 iii) ダイアログボックスが表示されますので、[参照(R)]ボタンをクリック し、ファームウェアファイルを指定します。 iv) [実行]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新を開始します。 ------------------------------------------------------------------------ 4. 本バージョンのリリースに対応したドキュメント このファームウェアリリースに関する詳細な機能については、以下のドキュメント を参照してください。 ・VR-U500X マニュアル https://www.buffalo.jp/support/download/list/?item_code=VR-U500X ------------------------------------------------------------------------ 5. 本バージョンのリリースによって新たに追加された機能 Ver1.27からVer1.30の間に追加された機能は以下の通りです。 (動的ルーティング) - RIP/RIPngに対応しました。詳細は当社ホームページに掲載のユーザーマニュアルを 参照してください。 (ポリシーベースルーティング) - ポリシーベースルーティング設定に対応しました。宛先IPアドレスだけでなく、 送信元サブネット、送信元MACアドレス、送信元IPアドレス、プロトコル・ポート番号に 基づく細やかなルーティング設定ができるようになります。 詳細は当社ホームページに掲載のユーザーマニュアルを参照してください。 (PPPoEマルチセッション) - PPPoEマルチセッション機能に対応しました。各PPPoEセッションの経路を設定する ときは、ポリシーベースルーティング設定をご使用ください。 (パケットフィルター) - 本製品宛てのパケットに対するフィルター機能(INPUTフィルター)を追加しました。 本製品へアクセス制限をより強固にしたり、インターネット上の特定のIPアドレスから 本製品の設定画面を表示・操作できるアクセス許可設定をしたりできます。 詳細は当社ホームページに掲載のユーザーマニュアルを参照してください。 - IPv4/IPv6パケットフィルターで、拠点間VPN通信パケットをフィルターできるようにしました。 (USB) - USBメモリーに保存したログファイルを設定画面からダウンロードできるようにしました。 (VPN) - 拠点間VPNにおいて接続タイプで「自身のみ持っている」場合に本製品に 設定されたIDを送信できる設定を追加しました。 「VR-U500X」または「VR-U300W」 と接続する場合は設定しません。 詳細は当社ホームページに掲載のユーザーマニュアルを参照してください。 ------------------------------------------------------------------------ 6. 本バージョンのリリースによって変更された仕様 Ver1.27からVer1.30の間に変更された仕様は以下の通りです。 (Syslog) - ブラウザーから本製品の設定画面へアクセスしたときのログを記録するようにしました。 (TELNET) - TELNETサーバーをIPv6で接続できるようにしました。 ------------------------------------------------------------------------ 7. 本バージョンのリリースによって修正された不具合 Ver1.27からVer1.30の間に修正された不具合は以下の通りです。 (VPN) - VPN使用中に本製品が再起動することがある問題を修正しました。 - NATトラバーサルを使用しない環境下で拠点間VPNを使用した場合に、 本製品の動作が不安定になる問題を修正しました。 - 拠点間VPN動作中にリモートアクセスVPNを実施すると一時的に拠点間VPNが 切断される問題を修正しました。 - リモートアクセスVPNで認証中に問題が発生した場合に、L2TP/IPsec通信が できなくなることがある問題を修正しました。 (RADIUS) - 内蔵RADIUSで特定の記号を使用したユーザーのパスワードを設定すると認証が 失敗することがある問題を修正しました。 - プライマリーRADIUSサーバーがダウンした場合に、セカンダリーRADIUSサーバーに 問い合わせないことがある問題を修正しました。 - 内蔵RADIUSのユーザー管理で、パスワードを設定していないユーザーアカウントを 使って認証できてしまう問題を修正しました。 (パケットフィルター) - 同一VLAN間にはパケットフィルターの拒否・禁止ルールは適用されない仕様ですが、 VLANモードがuntaggedの場合に適用されることがある問題を修正しました。 (パケット転送) - MTU設定値を超えるサイズのパケットが正しく転送できない問題を修正しました。 (キキNavi) - 管理ユーザー名とパスワードの合計が32文字以上の場合、キキNavi登録ができない、 またはキキNaviと通信できなくなることがある問題を修正しました。 - 管理ユーザー名やパスワードに「=」の文字を使用している場合にキキNavi登録が できない問題を修正しました。 - キキNaviに登録している製品から異常切断通知メールが頻繁に届くことがある 問題を修正しました。 (WLS-ADT) - WLS-ADTから有線LANポートのMDI設定をする場合、本来設定できない値に 設定できてしまう問題を修正しました。 (SNMP) - 有線ポートのリンクスピードが 5 Gbpsまたは10 Gbpsの場合、SNMPプロトコルでの リンクスピードが正しく取得・表示できないことがある問題を修正しました。 (Web) - 設定画面の問題を一部修正しました。 (UPnP) - 本製品のInternet側IPアドレス変更後に、ポートマッピングが動作しなくなる ことがある問題を修正しました。 (ARP) - 異なるサブネットの機器からARP要求があった場合に、応答を返してしまう 問題を修正しました。 (STP) - STPを用いて経路を冗長化した際に、有線ポートのVLANモードがTagged/Hybridの 場合に通信できなくなる場合がある問題を修正しました。 (有線ポート) - 有線ポート(INTERNET)を無効に設定しても有効になる場合がある問題を修正しました。 (Syslog) - 拠点間VPN使用時に無関係なログが流れ続けることがある問題を修正しました。 (システム) - 「DHCPサーバーのリース情報」に2000件以上の設定が登録されていると、 設定保存領域が不足し保存でエラーとなる問題を修正しました。 - 設定復元機能を使って設定復元した場合、内蔵RADIUSサーバーの設定が 含まれると設定復元できないことがある問題を修正しました。 ------------------------------------------------------------------------ 8. 本バージョンのリリースにおける既知の注意事項・制限事項・補足事項 このファームウェアでは、以下のような運用上注意すべき項目・制限事項、補足 事項があります。取扱説明書と併せてご確認ください。 ★VPN接続台数に関する情報 拠点間VPN接続とリモートアクセスVPNの同時接続台数(対地数)は合計で30台です。 ただし拠点間VPNをMainモードで接続している場合には対地数を2消費します。 ★ライセンスについて - 本ソフトウェアの一部はGNU General Public Licenseに基づくオープンソース モジュールを採用しています。 本製品を購入されたお客様は、このLicenseに基づき、使用モジュールに関する ソースコードを有償で入手することができます。 詳しくは当社ホームページ(https://www.buffalo.jp/)を参照ください。 - This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/) - Copyright (c) 1983-2000 The Regents of the University of California. All rights reserved. - Copyright 1989, 1991, 1992 by Carnegie Mellon University - Copyright 2022 Buffalo Inc. ------------------------------------------------------------------------ 本製品に含まれるソフトウェアの著作権は、オープンソースモジュールを除き、 すべて当社に帰属します。                          株式会社 バッファロー ------------------------------------------------------------------------