************************************************************************* * WAPM-1266WDPRA ファームウェア リリースノート * * * * Ver.1.32 (2023/10/31 現在) * * Copyright(C) 2019 Buffalo Inc. * ************************************************************************* このリリースノートは、WAPM-1266WDPRAのファームウェアについての使用方法や 注意事項などをまとめたものです。本ファームウェアをご利用いただく前に必ず お読みください。 ------------------------------------------------------------------------ 1. リリースバージョン このリリースノートでご案内するファームウェアバージョンは、Ver.1.32 です。 現在のファームウェアバージョンは、次の2通りの方法で確認できます。 ・本製品の設定画面トップページ(Home)で、[システム情報]を選択する ・WLS-ADTで、該当機器をクリックし、「ステータス」ウィンドウを確認する ------------------------------------------------------------------------ 2. 本ファームウェアを適用可能な製品 このファームウェアは、以下の製品に対してのみ適用することができます。 ・WAPM-1266WDPRA ------------------------------------------------------------------------ 3. 本ファームウェアの適用方法 このファームウェアを製品に適用するには、次の2通りの方法があります。 複数台の製品に同一ファームウェアを適用する場合は、WLS-ADTを使用することを おすすめします。 ・本製品の設定画面からファームウェアを更新する i) 本製品の設定画面トップページ(Home)で、 [エアステーションのファームウェアを更新する]をクリックします。 ii) [ファームウェアファイル名]項目の[参照...]ボタンをクリックし、 ファームウェアファイルを指定します。 iii) [設定]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新を開始します。 ・WLS-ADT(別売)からファームウェアを更新する i) WLS-ADTの機器一覧画面で、ファームウェアを更新する製品を選択し、 右クリックします。 ii) [AirStation/BusinessSwitchなどの機能]-[ファームウェアの更新]を 選択します。 iii) ダイアログボックスが表示されますので、[参照(R)]ボタンをクリック し、ファームウェアファイルを指定します。 iv) [実行]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新を開始します。 ------------------------------------------------------------------------ 4. 本バージョンのリリースに対応したドキュメント このファームウェアリリースに関する詳細な機能については、以下のドキュメント を参照してください。 ・WAPM-1266WDPRA マニュアル https://www.buffalo.jp/support/download/list/?item_code=WAPM-1266WDPRA ------------------------------------------------------------------------ 5. 本バージョンのリリースによって新たに追加された機能 Ver1.27からVer1.32の間に追加された機能は以下の通りです。 (CLI) - Terminal pagerの設定ができるterminalコマンドを追加しました。 ------------------------------------------------------------------------ 6. 本バージョンのリリースによって変更された仕様 Ver1.27からVer1.32の間に変更された仕様は以下の通りです。 (Wireless) - MACアクセス制限に登録可能なMACアドレスの数を、1024件から4096件へ 拡張しました。 (Web) - 本製品の設定画面へアクセスする際に、暗号強度の低い暗号スイート を使用して接続できないように変更しました。 (CLI) - 本製品のCLIへSSHを使用してアクセスする際に、暗号強度の低い暗号スイート を使用して接続できないように変更しました。 (キキNavi) - キキNaviを有効にしたときに、SNMPを有効にするようにしました。 ------------------------------------------------------------------------ 7. 本バージョンのリリースによって修正された不具合 Ver1.27からVer1.32の間に修正された不具合は以下の通りです。 (Wireless) - 省電力モード(Power Save Poll)のWi-Fi機器と接続できなくなることがある 問題を修正しました。 - 本製品のIEEE802.11規格のフレームアグリゲーションやフラグメンテーション に関する複数の脆弱性(FragAttacks)を修正しました。 - いずれかのバンドでロードバランスの上限に達し接続できなかったWi-Fi機器 を別のバンドに接続したとき、接続できなかったバンドに接続している機器との 通信ができない問題を修正しました。 - リピーター機能(WDS)で接続しているアクセスポイント間で、それぞれの バンド幅の設定が異なる場合に、通信できないことがある問題を修正しました。 - 端末キープアライブ間隔を0秒に設定しても、5 GHzに接続され通信がない Wi-Fi機器を5分程度で切断してしまう問題を修正しました。 (Web) - W53/W56のチャンネルを使用しているときに、気象・管制レーダーなどとの 混信が頻繁に発生するような環境で設定画面が開かなくなることがある問題を 修正しました。 - 設定画面の表示を一部修正しました。 (CLI) - airset ssid raidus serverコマンドでプライマリー・セカンダリーRADIUSの サーバー名とShared Secretの入力確認処理を修正しました。 - show config allコマンドで出力された内容を復元すると、Link Integrityの SSIDの切断時の動作設定が反映されないことがある問題を修正しました。 (WLS-ADT) - PMKキャッシュ設定を有効にした環境の場合、アクセスポイント間の情報共有 が正しく行えないことがある問題を修正しました。 - WLS-ADTの設定画面「有線インターフェース設定」の「MDI」で、 反映できない設定項目を選択できてしまう問題を修正しました。 - WLS-ADTの設定画面「ブリッジ設定」のマルチキャストレートが正しく反映 されない問題を修正しました。 - WLS-ADTからグループ設定の変更をすると、エラーが表示されることがある 問題を修正しました。 (キキNavi) - 管理ユーザー名とパスワードの合計が32文字以上の場合、キキNavi登録が できない、またはキキNaviと通信できなくなることがある問題を修正しました。 - 管理ユーザー名やパスワードに「=」の文字を使用している場合にキキNavi 登録ができない問題を修正しました。 - 本製品の管理パスワード設定によっては、キキNaviから管理設定プロファイル の適用ができないことがある問題を修正しました。 - 複数のSSIDを作成している場合に、キキNaviのデバイス情報画面に正しく 反映できないことがある問題を修正しました。 - キキNaviから本製品では動作しない機能が設定できてしまう問題を 修正しました。 - キキNaviクラウドゼロタッチ登録時に、過去に設定したホスト名が表示される ことがある問題を修正しました。 (RADIUS) - 内蔵RADIUSで特定の記号を使用したユーザーのパスワードを設定すると認証が 失敗することがある問題を修正しました。 - 内蔵RADIUSのユーザー管理で、パスワードを設定していない ユーザーアカウントを使って認証できてしまう問題を修正しました。 (Syslog) - ログメッセージの表示を一部修正しました。 (Ethernet) - 本製品のデフォルトゲートウェイが未設定の場合には、セグメント外の IPアドレスに対してARP要求しないようにしました。 ------------------------------------------------------------------------ 8. 本バージョンのリリースにおける既知の注意事項・制限事項・補足事項 このファームウェアでは、以下のような運用上注意すべき項目・制限事項、補足 事項があります。取扱説明書と併せてご確認ください。 ★キキNaviに関する注意事項 本ファームウェアに更新をすると、お客様の機器が起動した直後に当社の キキNaviクラウドサーバーとの通信を実施し、機器のシリアル番号とMACアドレスを 送信するようになります。この通信は、キキNaviクラウドサーバーへの機器の 登録の有無を確認するために行われ、登録があることが確認された場合、事前に 登録いただいた設定値などの内容に基づいて対象機器の設定が行われます。 送信されたシリアル番号とMACアドレスは、機器の登録の確認のためにのみ 使用され、登録を確認した後はキキNaviクラウドサーバーに保存されることなく 直ちに削除されます。 ★WPA2/WPA3 Personal設定時の注意事項 WPA2/WPA3 Personal設定時にiPhoneなどのiOS端末が接続できない場合があります。 接続できない場合はiOSを最新のバージョンに更新してください。当社では iOS 12.1.4において接続を確認しております。 iOSを更新できない場合は、ほかの端末とSSIDを分けていただき、iOS端末用のSSID にはWPA2 Personalをご使用ください。 ★SSIDの最大数に関する注意事項 本製品では、2.4 GHzと5 GHzで、それぞれ最大16個のSSIDを設定できます。ただし、 リピーター機能使用時にはSSIDはそれぞれ最大15個となります。 ★電波環境見える化機能に関する注意事項 電波環境見える化機能の電波使用率の表示について、以下の制限・注意事項があります。 - WAPM-1750Dと比較して隣接チャンネル干渉の割合が高く見える場合があります。 - WAPM-1750Dと比較して5GHz側で非Wi-Fi信号が発生している場合、干渉波として 検出されるチャンネル範囲が広い場合があります。 - 5GHz側の160MHzのWi-Fi干渉波が非Wi-Fi干渉波として検出される場合があります。 ★Wi-Fi認証に関する情報 ・本製品は、Ver.1.16 においてWi-Fi認定を取得しております。認証されているStandard は以下の通りです。 Wi-Fi CERTIFIED a, b, g, n, ac WPA - Enterprise, Personal WPA2 - Enterprise, Personal WPA3 - Enterprise, Personal Extended EAP(TLS/TTLS/PEAPv0/PEAPv1-GTC/SIM/AKA/AKA Prime/FAST) Protected Management Frames 192-bit Security Enhanced Open WMM 最新の取得状況につきましては、Wi-Fi Allianceの製品検索ページをご覧ください。 WAPM-1266WDPRAのCID(Certification ID)はWFA90130です。 https://www.wi-fi.org/product-finder ★ライセンスについて - 本ソフトウェアの一部はGNU General Public Licenseに基づくオープンソース モジュールを採用しています。 本製品を購入されたお客様は、このLicenseに基づき、使用モジュールに関する ソースコードを有償で入手することができます。 詳しくは当社ホームページ(https://www.buffalo.jp/)を参照ください。 - This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/) - Copyright (c) 1983-2000 The Regents of the University of California. All rights reserved. - Copyright 1989, 1991, 1992 by Carnegie Mellon University - Copyright 2019 Buffalo Inc. ------------------------------------------------------------------------ 本製品に含まれるソフトウェアの著作権は、オープンソースモジュールを除き、 すべて当社に帰属します。                          株式会社 バッファロー ------------------------------------------------------------------------