************************************************************************* * WAPM-APG600H ファームウェア リリースノート * * * * Ver.1.14.0 (2014/11/19) * * Copyright(C) 2014 Buffalo Inc. * *************************************************************************  このドキュメントは、WAPM-APG600Hのファームウェアについての使用方法や注意 事項などをまとめたものです。本ファームウェアをご利用いただく前に必ずお読み ください。 ------------------------------------------------------------------------ 1. リリースバージョン  このリリースノートで案内するファームウェアバージョンは、Ver.1.14.0 です。  現在WAPM-APG600Hで動作しているファームウェアバージョンは、次のいずれか の方法で確認することができます。 ・Web設定インターフェースのTOP画面で、[システム情報]を選択する ・BUFFALO Network Admin Toolsで、[アクセスポイントの検索]を実行する ------------------------------------------------------------------------ 2. 本ファームウェアを適用可能な製品 このファームウェアは、以下の製品に対してのみ適用することができます。 ・WAPM-APG600H  ※日本向けに設計された製品のみ適用可能です。 ------------------------------------------------------------------------ 3. 本ファームウェアを製品に適用する方法  このファームウェアを製品に書き込む為には、次の2通りの手法があります。 複数台の製品に同一ファームウェアを書き込む場合は、BUFFALO Network Admin Tools を使用することをお勧めします。 ・Web設定インターフェースのファームウェア更新画面からファイルを書き込む i) Web設定インターフェースのTOP画面で、 [エアステーションのファームウェアを更新する]をクリックします ii) [ファームウェアファイル名]項目の[参照...]ボタンをクリックし、 ファームウェアファイルを指定します iii) [更新する]ボタンをクリックします ・BUFFALO Network Admin Tools(別売)を使用する i) BUFFALO Network Admin Toolsのメイン画面で、ファームウェアを更新する 製品を選択します ii) [ファイル(F)]-[ファームウェア書き込み(F)]を選択します iii) ダイアログボックスが表示されますので、[参照(R)]ボタンをクリック し、ファームウェアファイルを指定します。 iv) [実行]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新が開始され ます。 ------------------------------------------------------------------------ 4. 本バージョンのリリースに対応したドキュメント このファームウェアリリースに関する詳細な機能については、以下の文書を参照 ください。 ・WAPM-APG600H マニュアル http://buffalo.jp/download/manual/w/wapmapg600h.html ------------------------------------------------------------------------ 5. 本バージョンのリリースによって新たに追加された機能 Ver.1.12.5からVer.1.14.0の間に追加された機能はありません。 ------------------------------------------------------------------------ 6. 本バージョンのリリースによって変更された仕様 Ver.1.12.5からVer.1.14.0の間に変更された仕様は以下の通りです。 (Wireless) - 無線クライアントモニター、無線環境モニターで表示する電波の強さを RSSI(dBm) で表示するように変更しました。 - RADIUSパケットに"Don't Fragment"ビットを設定しないようにしました。 ------------------------------------------------------------------------ 7. 本バージョンのリリースによって修正された不具合 Ver.1.12.5からVer.1.14.0の間に修正された不具合は以下の通りです。 (Wireless) - 11aもしくは11gで11個以上のSSIDを有効にした場合にEAP認証が使用できなく なる場合がある不具合を修正しました。 - 一部のタブレットなどの無線子機が接続されていると、他機器も通信できなく なる場合がある不具合を修正しました。 - MAC-RADIUS認証でセッションタイムアウト後も不要な認証が行われる不具合 を修正しました。 - RADIUSサーバーをホスト名で指定している場合に、初回の名前解決に失敗 すると、RADIUSサーバーに接続できなくなる不具合を修正いました。 (BN-ADT) - BN-ADTからグループモードにしないで、基本設定を行うと無線が無効になる 不具合を修正しました。 (System) - 本製品が意図せず再起動する不具合を修正しました。 - NTPサーバーから時刻が取得できない場合がある不具合を修正しました。 (CLI) - コマンドの誤りを修正しました。 (Syslog) - 起動時のログがSyslogサーバーへ転送されるようにしました。 - 無線子機の接続・切断時に不要なログが出力される不具合を修正しました。 ------------------------------------------------------------------------ 8. 本バージョンのリリースにおける既知の注意事項・制限事項・マニュアル補足 事項 このファームウェアでは、以下のような運用上注意すべき項目・制限事項など、 マニュアル記述上補足すべき事項があります。マニュアルと併せてご確認ください。 ★EAP認証利用時における制限事項 外部RADIUSサーバーにRADIUS Accounting非対応のサーバーをご利用になる場合は、 Accountingを無効にしてご利用ください。設定変更後に認証が行えなくなる場合が あります。設定変更後に認証が行えなくなった場合は、本製品を再起動してください。 本制限は将来のファームウェア改版にて改善される予定です。 ★WDS利用時における制限事項 WDSをお使いになる場合に、有線インターフェースやWDSインターフェースのVLAN設定 を変更すると、無線のスループットが10%〜20%程度、低下する場合があります。この 場合、本製品を再起動してください。 本制限は将来のファームウェア改版にて改善される予定です。 ★内蔵RADIUSサーバーの初回起動について 内蔵RADIUSサーバーは、初回の起動時に認証に必要な証明書などの情報を生成します。 この処理には、5〜10分程度の時間が必要です。証明書の生成中には内蔵RADIUSサーバー を使用した認証は行えません。 - 証明書の生成は、以下の場合に行われます。 ・初めて内蔵RADIUSサーバーを有効にする場合 ・内蔵RADIUSサーバーが有効である設定を復元した場合 ★USBメモリーからのファームウェア起動について 本製品はUSBメモリーから直接ファームウェアファイルを読み込み起動する機能を 持っています。 - USBメモリーからファームウェアを起動する場合は、次の条件を全て満たす必要が あります ・USBメモリーが本製品のサポート対象製品であること ・USBメモリーが書き込み可能であり、かつ16MB以上の空き容量があること ・弊社製フォーマットユーティリティを用い、FAT12,FAT16,FAT32のいずれかの 形式でフォーマットを行ったもの(工場出荷時を含む) ・本製品のUSBポートにHub(ハブ)などを介せず直接接続されたものであること - 起動可能なUSBメモリーを作成する方法は、以下の通りです。 1. USBメモリーのルートフォルダに、「WAPM-APG600H」というフォルダを作成する 2. フォルダ「WAPM-APG600H」に、起動対象のファイルをコピーする 3. 製品に接続し、電源を投入する - 起動するファームウェアファイルは、提供時点のファイル名を変更せずにそのまま使用 してください。ファイル名を変更すると、起動できなくなる可能性があります。 - フォルダ内に複数の起動可能なファイルが存在する場合は、そのうちのどれかが起動し ます(起動順序などは指定できません) - USBメモリーに起動可能なファームウェアが存在しなかった場合は、内蔵メモリーに保 存されたファームウェアが起動します。起動したファームウェアがどちらのものである かについては、[システム情報]ページで確認することができます。 - いずれのデバイスから起動したファームウェア上においても、Web設定画面からファーム ウェア更新を行った場合は、内蔵メモリーのファームウェアが更新されます ★AOSSとマルチSSID機能を併用した場合の制限事項 AOSSを有効にする場合、マルチSSID機能の運用において次のような制限事項があります。 - SSID1のほか、3つのマルチSSIDインターフェースがAOSSに占有されるため、 ユーザー定義のマルチSSIDインターフェース登録数は12個に制限されます。 ★AOSSのセキュリティー引継ぎ動作に関する注意事項 AOSSではSSID1に設定されているセキュリティー情報を引継いで動作します。ただし、以下 の場合はセキュリティー情報を引継げないため、新しいセキュリティー情報を生成し既存の セキュリティー情報を上書きします。 - PSKに空白を含む文字列が設定されている場合 - PSKに64文字16進数が設定されている場合 ★WPSによるセキュリティ設定を行う場合の制限事項 SSID1の暗号化にWEP(64/128-bit)、TKIPが設定されている場合、WPSによるセキュリティ 設定を行うことはできません。SSID2〜16の暗号化にWEP(64/128bit)、TKIPが設定されてい る場合は、WPSによるセキュリティ設定を行うことが可能です。 ★AOSSとWPS-PBCを同時に使用した場合の注意事項 WPS機能を「使用する」状態で、AOSSボタンを押した場合は、AOSSとWPS両方のセキュリティキー 交換待機状態となります。この場合の 待機時間はWPSの待機時間に合わせるために2分となります。 以下の場合は AOSSのみのセキュリティキー交換となるので 待機時間は3分となります。 - WPS機能を「使用しない」状態で 本体のAOSSボタンを押した場合。 - [無線設定] - [AOSS] 「AOSS接続を開始します」又は AOSSアイコン をクリックし 開始されるセキュリティキー交換の場合。 - BN-ADT 又は WL-ADT から「AOSSボタン押下」を実行した場合。 ★Wi-Fi認証に関する情報 ・本製品は、Ver.1.6.1 においてWi-Fi認定を取得しております。認証されているStandard は以下の通りです。 WPA - Personal WPA - Enterprise WPA2 - Personal WPA2 - Enterprise Extended EAP (TLS/TTLS/PEAPv0/PEAPv1-GTC/SIM/AKA/FAST) WMM(Wi-Fi MultiMedia) WMM PowerSave 11N Wi-Fi Protected Setup - PIN,PBC,Internal Registrar 最新の取得状況につきましては、Wi-Fi Allianceの製品検索ページをご覧ください。 WAPM-APG600HのCID(Certification ID)はWFA17104です。 http://certifications.wi-fi.org/wbcs_certified_products.php?lang=ja ★ライセンスについて - 本ソフトウェアの一部はGNU General Public Licenseに基づくオープンソース モジュールを採用しています。 本製品を購入されたお客様は、このLicenseに基づき、使用モジュールに関する ソースコードを有償で入手することができます。 詳しくは弊社ホームページ(http://buffalo.jp/)を参照ください。 - This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/) - Copyright (c) 1983-2000 The Regents of the University of California. All rights reserved. - Copyright 1989, 1991, 1992 by Carnegie Mellon University - Copyright 2014 Buffalo Inc. ------------------------------------------------------------------------ ・本製品に含まれるソフトウェアの著作権は、オープンソースモジュールを除き、 すべて弊社に帰属します。 ・Windows(95/98/ME/2000/XP/Vista/7/8)は米国Microsoft社の登録商標です。 ・Mac OS、Safariは米国Apple社の登録商標です。 株式会社 バッファロー ------------------------------------------------------------------------