************************************************************************* * WAPM-AX4R ファームウェア リリースノート * * * * Ver.1.30 (2023/07/27 現在) * * Copyright(C) 2022 Buffalo Inc. * ************************************************************************* このリリースノートは、WAPM-AX4Rのファームウェアについての使用方法や注意 事項などをまとめたものです。本ファームウェアをご利用いただく前に必ずお読 みください。 ------------------------------------------------------------------------ 1. リリースバージョン このリリースノートでご案内するファームウェアバージョンは、Ver.1.30 です。 現在のファームウェアバージョンは、次の2通りの方法で確認できます。 ・本製品の設定画面トップページ(Home)で、[システム情報]を選択する ・WLS-ADTで、該当機器をクリックし、「ステータス」ウィンドウを確認する ------------------------------------------------------------------------ 2. 本ファームウェアを適用可能な製品 このファームウェアは、以下の製品に対してのみ適用することができます。 ・WAPM-AX4R ------------------------------------------------------------------------ 3. 本ファームウェアの適用方法 このファームウェアを製品に適用するには、次の2通りの方法があります。 複数台の製品に同一ファームウェアを適用する場合は、WLS-ADTを使用することを おすすめします。 ・本製品の設定画面からファームウェアを更新する i) 本製品の設定画面トップページ(Home)で、 [エアステーションのファームウェアを更新する]をクリックします。 ii) [ファームウェアファイル名]項目の[参照...]ボタンをクリックし、 ファームウェアファイルを指定します。 iii) [設定]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新を開始します。 ・WLS-ADT(別売)からファームウェアを更新する i) WLS-ADTの機器一覧画面で、ファームウェアを更新する製品を選択し、 右クリックします。 ii) [AirStation/BusinessSwitchなどの機能]-[ファームウェアの更新]を 選択します。 iii) ダイアログボックスが表示されますので、[参照(R)]ボタンをクリック し、ファームウェアファイルを指定します。 iv) [実行]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新を開始します。 ------------------------------------------------------------------------ 4. 本バージョンのリリースに対応したドキュメント このファームウェアリリースに関する詳細な機能については、以下のドキュメント を参照してください。 ・WAPM-AX4R マニュアル https://www.buffalo.jp/support/download/list/?item_code=WAPM-AX4R ------------------------------------------------------------------------ 5. 本バージョンのリリースによって新たに追加された機能 Ver1.29からVer1.30の間に追加された機能は以下の通りです。 (Wireless)  - リピーター機能を追加しました。 (CLI)  - Terminal pagerの設定ができるterminalコマンドを追加しました。 (WLS-ADT)  - WLS-ADTから「プライバシーセパレーター」の「ゲストポート」、 「Fast Transition (802.11r)」が設定できるようになりました。 ------------------------------------------------------------------------ 6. 本バージョンのリリースによって変更された仕様 Ver1.29からVer1.30の間に変更された仕様は以下の通りです。 (キキNavi)  - キキNaviを有効にしたときに、SNMPを有効にするようにしました。 ------------------------------------------------------------------------ 7. 本バージョンのリリースによって修正された不具合 Ver1.29からVer1.30の間に修正された不具合は以下の通りです。 (System)  - 設定復元機能を使って設定復元した場合、内蔵RADIUSサーバーの設定が 含まれると設定復元できないことがある問題を修正しました。 (Wireless)  - プライバシーセパレーターとProxyARP機能を有効にすると、Wi-Fi端末が IPv6通信できないことがある問題を修正しました。  - 端末キープアライブ間隔を0秒に設定しても、5 GHzに接続され通信がない Wi-Fi機器を5分程度で切断してしまう問題を修正しました。  - MACアクセス制限の登録処理を調整しました。 (Ethernet)  - 本製品のデフォルトゲートウェイが未設定の場合には、セグメント外の IPアドレスに対してARP要求しないようにしました。 (Web)  - 高頻度にDFS障害回避が発生する環境で設定画面が開かなくなることがある問題を 修正しました。  - クライアントモニター画面の送受信パケットが正しく表示されない問題を 修正しました。  - 設定画面の問題を一部修正しました。 (CLI)  - airset ssid addコマンドでmdid(Mobility Domain ID)の入力確認処理を 修正しました。  - airset ssid securityコマンドでEnhanced Openの設定が正しく反映されない 問題を修正しました。  - airset ssid raidus serverコマンドでプライマリー・セカンダリーRADIUSの サーバー名とShared Secretの入力確認処理を修正しました。  - show config allコマンドで出力された内容をそのまま実行したときに、 Link Integrityの設定がうまく反映できないことがある問題を修正しました。 (WLS-ADT)  - PMKキャッシュ設定を有効にした環境の場合、アクセスポイント間の情報共有が 正しく行えないことがある問題を修正しました。  - WLS-ADTからMulticast Rateが正しく反映されない問題を修正しました。  - 電波環境見える化機能で、5 GHz対応の11axのWi-Fi干渉波をWi-Fiとして検出せず、 非Wi-Fiとして検出する問題を修正しました。  - WLS-ADTから有線LANポートのMDI設定をする場合、本来設定できない値に 設定できてしまう問題を修正しました。 (キキNavi)  - 本製品の管理パスワード設定によっては、キキNaviから管理設定プロファイルの 適用ができないことがある問題を修正しました。  - 複数のSSIDを作成している場合に、キキNaviのデバイス情報画面に正しく 反映できないことがある問題を修正しました。  - キキNaviクラウドゼロタッチ登録時に、過去に設定したホスト名が表示される ことがある問題を修正しました。  - キキNaviに未登録の状態で本製品を起動すると、不正なログ出力がされる 問題を修正しました。 (RADIUS)  - 内蔵RADIUSで特定の記号を使用したユーザーのパスワードを設定すると認証が 失敗することがある問題を修正しました。  - 内蔵RADIUSのユーザー管理で、パスワードを設定していないユーザーアカウントを 使って認証できてしまう問題を修正しました。  - プライマリー・セカンダリーRADIUSサーバー登録時にサーバー名をホスト名で 指定した場合に認証できない問題を修正しました。 (ProxyARP)  - ProxyARP機能有効時に不定期に再起動することがある問題を修正しました。 (syslog)  - 有線LANポート情報のログ出力が正しくなるように調整しました。  - 一部設定を変更した際に不要なBOOTログが出力される問題を修正しました。 ------------------------------------------------------------------------ 8. 本バージョンのリリースにおける既知の注意事項・制限事項・補足事項 このファームウェアでは、以下のような運用上注意すべき項目・制限事項、補足 事項があります。取扱説明書と併せてご確認ください。 ★キキNaviに関する注意事項 本ファームウェアに更新をすると、お客様の機器が起動した直後に当社の キキNaviクラウドサーバーとの通信を実施し、機器のシリアル番号とMACアドレスを 送信するようになります。この通信は、キキNaviクラウドサーバーへの機器の 登録の有無を確認するために行われ、登録があることが確認された場合、事前に 登録いただいた設定値などの内容に基づいて対象機器の設定が行われます。 送信されたシリアル番号とMACアドレスは、機器の登録の確認のためにのみ 使用され、登録を確認した後はキキNaviクラウドサーバーに保存されることなく 直ちに削除されます。 ★WPA2/WPA3 Personal設定時の注意事項 WPA2/WPA3 Personal設定時にiPhoneなどのiOS端末が接続できない場合があります。 接続できない場合はiOSを最新のバージョンに更新してください。当社では iOS 12.1.4において接続を確認しております。 iOSを更新できない場合は、ほかの端末とSSIDを分けていただき、iOS端末用のSSID にはWPA2 Personalをご使用ください。 ★電波環境見える化機能に関する注意事項 電波環境見える化機能の電波使用率の表示について、以下の制限・注意事項があります。 - WAPM-1750Dと比較して隣接チャンネル干渉の割合が高く見える場合があります。 - WAPM-1750Dと比較して5GHz側で非Wi-Fi信号が発生している場合、干渉波として 検出されるチャンネル範囲が広い場合があります。 - 5GHz側の160MHzのWi-Fi干渉波が非Wi-Fi干渉波として検出される場合があります。 ★Fast Transition (802.11r)に関する注意事項 Wi-Fi設定で Fast Transition を有効にすると、Wi-Fi接続できなくなる Wi-Fi機器が存在します。 お使いのWi-Fi機器が Fast Transition を有効にすると接続できなくなる 場合には、Fast Transition を無効にしてください。 ★Wi-Fi設定時の注意事項 5GHzのビームフォーミング(MU-MIMO)を使用するに設定変更した場合、 環境によっては通信速度が遅くなるときがあります。 そのようなときは、ビームフォーミングを無効にしてお使いください。 ★Wi-Fi認証に関する情報 ・本製品は、Ver.1.02 においてWi-Fi認定を取得しております。 認証されているStandardは以下のとおりです。 Wi-Fi CERTIFIED a, b, g, n, ac, 6 WPA - Enterprise, Personal WPA2 - Enterprise, Personal WPA3 - Enterprise, Personal EAP methods Protected Management Frames 192-bit Security Enhanced Open WMM 最新の取得状況につきましては、Wi-Fi Allianceの製品検索ページをご覧ください。 WAPM-AX4RのCID(Certification ID)はWFA120034です。 https://www.wi-fi.org/product-finder ★ライセンスについて - 本ソフトウェアの一部はGNU General Public Licenseに基づくオープンソース モジュールを採用しています。 本製品を購入されたお客様は、このLicenseに基づき、使用モジュールに関する ソースコードを有償で入手することができます。 詳しくは当社ホームページ(https://www.buffalo.jp/)を参照ください。 - This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/) - Copyright (c) 1983-2000 The Regents of the University of California. All rights reserved. - Copyright 1989, 1991, 1992 by Carnegie Mellon University - Copyright 2022 Buffalo Inc. ------------------------------------------------------------------------ 本製品に含まれるソフトウェアの著作権は、オープンソースモジュールを除き、 すべて当社に帰属します。                          株式会社 バッファロー ------------------------------------------------------------------------