************************************************************************* * WAPM-AXETR ファームウェア リリースノート * * * * Ver.1.36 (2024/06/25 現在) * * Copyright(C) 2023 Buffalo Inc. * ************************************************************************* このリリースノートは、WAPM-AXETRのファームウェアについての使用方法や注意 事項などをまとめたものです。本ファームウェアをご利用いただく前に必ずお読 みください。 ------------------------------------------------------------------------ 1. リリースバージョン このリリースノートでご案内するファームウェアバージョンは、Ver.1.36 です。 現在のファームウェアバージョンは、次の2通りの方法で確認できます。 ・Web設定画面のトップページ(Home)で、[システム情報]を選択する ・WLS-ADTで、該当機器をクリックし、「ステータス」ウィンドウを確認する ------------------------------------------------------------------------ 2. 本ファームウェアを適用可能な製品 このファームウェアは、以下の製品に対してのみ適用することができます。 ・WAPM-AXETR ------------------------------------------------------------------------ 3. 本ファームウェアの適用方法 このファームウェアを製品に適用するには、次の2通りの方法があります。 複数台の製品に同一ファームウェアを適用する場合は、WLS-ADTを使用することを おすすめします。 ・本製品の設定画面からファームウェアを更新する i) 本製品の設定画面トップページ(Home)で、 [エアステーションのファームウェアを更新する]をクリックします。 ii) [ファームウェアファイル名]項目の[参照...]ボタンをクリックし、 ファームウェアファイルを指定します。 iii) [更新実行]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新が開始 されます。 ・WLS-ADT(別売)からファームウェアを更新する i) WLS-ADTの機器一覧画面で、ファームウェアを更新する製品を選択し、 右クリックします。 ii) [AirStation/BusinessSwitchの機能]-[ファームウェアの更新]を 選択します。 iii) ダイアログボックスが表示されますので、[参照(R)]ボタンをクリック し、ファームウェアファイルを指定します。 iv) [実行]ボタンをクリックすると、ファームウェアの更新を開始します。 ------------------------------------------------------------------------ 4. 本バージョンのリリースに対応したドキュメント このファームウェアリリースに関する詳細な機能については、以下のドキュメント を参照してください。 ・WAPM-AXETR マニュアル https://www.buffalo.jp/support/download/list/?item_code=WAPM-AXETR ------------------------------------------------------------------------ 5. 本バージョンのリリースによって新たに追加された機能 Ver1.35からVer1.36の間に追加された機能は以下の通りです。 (AP間協調機能) - キキNaviから「電波自動調整機能」が設定できるようになりました。 (ローミング支援) - キキNaviから「ローミング支援」が設定できるようになりました。 (CLI) - WDS接続設定を一括で削除するコマンド(airset [band] wds delete all)を追加しました。 ------------------------------------------------------------------------ 6. 本バージョンのリリースによって変更された仕様 Ver1.35からVer1.36の間に変更された仕様は以下の通りです。 (AP間協調機能) - 送信出力自動調整機能を拡張し、チャンネル自動調整も行うように 仕様を変更しました。それに伴い機能名称を「送信出力自動調整機能」から 「電波自動調整機能」に変更しました。 (RADIUS) - MAC-RADIUS認証で RADIUS からの Termination-Action に 「再認証を行わない(Default)」が設定されていない場合は、 Wi-Fiを切断せず MAC-RADIUS で再認証されるように仕様を変更しました。 (CLI) - 本製品がSSH接続で使用しているモジュール(OpenSSH)をバージョンアップしました。 ------------------------------------------------------------------------ 7. 本バージョンのリリースによって修正された問題 Ver1.35からVer1.36の間に修正された問題は以下の通りです。 (SNMP) - SNMPの情報取得が完了しないことがある問題を修正しました。 (Wireless) - SSIDが見つからなくなることがある問題を修正しました。 (システム) - ごくまれに設定が初期化されてしまう問題を修正しました。 (DHCPサーバー) - VLAN設定画面の 「割り当てIPアドレス」で、第4オクテットに「255」、「0」 (X.X.X.255とX.X.X.0)が割り当てることができないことがある問題を修正しました。 (WLS-ADT) - デフォルトゲートウェイが未設定の場合、Wi-Fi物理層設定・RADIUS設定・ 機種固有設定が機能しなくなる問題を修正しました。 (WDS) - 6 GHz帯のバンド幅が20 MHzまたは40 MHzの場合にWDS通信のスループットが 低くなる問題を修正しました。 (CLI) - CLI編集モード(Edit Mode)でコマンド実行時にエラーが発生する場合がある 問題を修正しました。 - show statusコマンドにてビームフォーミング設定、ローミング支援設定の 設定値が表示されない問題を修正しました。 - edit modeにてRADIUSユーザー管理設定、MACアクセス制限の設定を大量に 流し込む際にかかる時間を改善しました。 (Web) - クライアントモニター画面のWDS送受信パケットが正しく表示されない 問題を修正しました。 ------------------------------------------------------------------------ 8. 本バージョンのリリースにおける既知の注意事項・制限事項・補足事項 このファームウェアでは、以下のような運用上注意すべき項目・制限事項、補足 事項があります。取扱説明書と併せてご確認ください。 ★6GHz ANY接続に関する注意事項 6GHzを使用しているSSIDでANY接続を許可しない場合、 Wi-Fi機器によっては6GHzに接続できないものがあります。 6GHzを使用するSSIDでは、ANY接続を許可してお使いください。 ★WPA3 Personal設定時の注意事項 Wi-Fi機器によっては、WPA3 Personalで接続できないことがあります。 そのようなときは、Wi-Fi機器のWi-Fiドライバーを最新のバージョンに更新してください。 更新しても接続できないときは、Wi-Fiの認証をWPA2/WPA3 Personalにしてお使いください。 ★WPA2/WPA3 Personal設定時の注意事項 WPA2/WPA3 Personal設定時にiPhoneなどのiOS端末が接続できない場合があります。 接続できない場合はiOSを最新のバージョンに更新してください。当社では iOS 12.1.4において接続を確認しております。 iOSを更新できない場合は、ほかの端末とSSIDを分けていただき、iOS端末用のSSID にはWPA2 Personalをご使用ください。 ★電波環境見える化機能に関する注意事項 電波環境見える化機能の電波使用率の表示について、以下の制限・注意事項があります。 - WAPM-1750Dと比較して隣接チャンネル干渉の割合が高く見える場合があります。 - WAPM-1750Dと比較して5GHz側で非Wi-Fi信号が発生している場合、干渉波として 検出されるチャンネル範囲が広い場合があります。 ★Fast Transition (802.11r)に関する注意事項 Wi-Fi設定で Fast Transition を有効にすると、Wi-Fi接続できなくなる Wi-Fiアダプターが存在します。 お使いのWi-Fiアダプターが Fast Transition を有効にすると接続できなくなる 場合には、Fast Transition を無効にしてください。 ★Wi-Fi設定時の注意事項 5GHzのビームフォーミング(MU-MIMO)を使用するに設定変更した場合、 環境によっては通信速度が遅くなるときがあります。 そのようなときは、ビームフォーミングを無効にしてお使いください。 ★Wi-Fi認証に関する情報 ・本製品は、Ver.1.28 においてWi-Fi認定を取得しております。 認証されているStandardは以下のとおりです。 -Connectivity 2.4GHz, 5GHz, 6GHz Spectrum Capabilities Wi-Fi CERTIFIED a, b, g, n, ac, 6 Wi-Fi Enhanced Open -Optimization WMM Wi-Fi Agile Multiband -Security Protected Management Frames WPA - Enterprise, Personal WPA2 - Enterprise, Personal WPA3 - Enterprise, Personal EAP methods 192-bit Security Fast Transition OTA 最新の取得状況につきましては、Wi-Fi Allianceの製品検索ページをご覧ください。 WAPM-AXETRのCID(Certification ID)はWFA122255です。 https://www.wi-fi.org/product-finder ★ライセンスについて - 本ソフトウェアの一部はGNU General Public Licenseに基づくオープンソース モジュールを採用しています。 本製品を購入されたお客様は、このLicenseに基づき、使用モジュールに関する ソースコードを有償で入手することができます。 詳しくは当社ホームページ(https://www.buffalo.jp/)を参照ください。 - This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/) - Copyright (c) 1983-2000 The Regents of the University of California. All rights reserved. - Copyright 1989, 1991, 1992 by Carnegie Mellon University - Copyright 2023 Buffalo Inc. ------------------------------------------------------------------------ 本製品に含まれるソフトウェアの著作権は、オープンソースモジュールを除き、 すべて当社に帰属します。                          株式会社 バッファロー ------------------------------------------------------------------------