無線の信号を暗号化する(TKIP/AES)


次世代セキュリティ「TKIP」、「AES」によって無線パケットを暗号化することで、WEPよりも強固な無線LAN環境を構築します。

暗号化の強度 汎用性
WEP
TKIP
AES

TKIP、AESを使用する場合、無線アダプタがTKIP、AESに対応している必要があります。TKIP、AESの対応については、弊社ホームページの製品情報(http://buffalo.jp/products/catalog/network/wireless_client.html)でご確認ください。
TKIP、AESを使用する場合、AirStationに接続できる無線パソコンは12台以下です。13台以上同時に接続した場合、通信が不安定になります。
無線パソコンから設定した場合は、すべての無線パソコンが、いったんAirStationに接続できなくなります。その場合は、各パソコンをAirStationに接続し直してください。接続方法は、「AirStationに再接続する」を参照してください。



1.
AirStationのAOSS機能を無効にします。
2.
AirStationの設定画面を表示します。
3.
詳細設定画面を表示します。
[詳細設定]をクリックします。


4.
無線設定画面を表示します。
画面左の[無線設定]をクリックします。


5.
無線セキュリティ設定画面を表示します。
WER-A54G54シリーズの場合は、セキュリティを設定したい無線方式(802.11aまたは802.11g)の[無線セキュリティ]をクリックします。

WER-AG54シリーズの場合は、[無線セキュリティ]をクリックします。


6.
事前共有キーとKey更新間隔を設定します。
無線の暗号化にAES(またはTKIP)を選択し、事前共有キーとKey更新間隔を入力します。


    入力できる文字数・桁数・時間
事前共有キー 文字入力 8~63文字の半角英数字記号
(大文字と小文字は別の文字として扱われます)
16進数 64桁
(0~9の数字およびa~fのアルファベット)
Key更新間隔 0~60分
(入力された時間ごとに、事前共有化キーが
動的に変更されます。指定時間を短くすると、
負荷が高くなり、通信が不安定になることがあります。
更新間隔を0分に設定すると、事前共有キーは
更新されません)

無線アダプタのAES/TKIP対応については、弊社ホームページの製品情報
http://buffalo.jp/products/catalog/network/wireless_client.html)でご確認ください。

TKIPやAESは手軽で高いセキュリティ効果がありますが、「事前共有キー」を辞書に載っているような単語のみとすると、「辞書攻撃」と呼ばれる方法でキーを特定されてしまう可能性があります。セキュリティ効果を保つため、「事前共有キー」は以下の点に考慮して設定することをおすすめします。
・ なるべく辞書に載っている単語を使わない
・ 数字と記号を適宜組み合わせる
・ 文字数を少なくとも13文字(小文字だけなら17文字)以上とする


7.
暗号化の設定を登録します。
手順6の画面で[設定]をクリックします。
次の画面で「設定を行う場合は「設定」ボタンを押してください」と表示されたら、[設定]をクリックします。

8.
無線パソコンからAirStationに再接続します。
暗号設定した場合は、必ず無線接続するパソコン側へも手順6で設定した事前共有キーを設定してください。事前共有キーを入力しないと、AirStationと通信できません。
AirStationへの接続方法については、「AirStationに再接続する」を参照してください。