リモートアクセス(VPN)で困ったとき > リモートアクセス(VPN接続)機能が利用できない条件について



Q リモートアクセス(VPN接続)機能が利用できない条件について
A
リモートアクセス(VPN接続)する場合、VPN(PPTP)サーバーとして設定
するエアステーション/ブロードステーションのWAN側IPアドレスには
グローバルIPアドレスが割り振られる必要があります。

そのため、以下条件ではリモートアクセス(VPNサーバー)が利用できません。

■インターネット業者/プロバイダーから割り当てられるIPアドレスが
 プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)の場合

 CATVやマンションなどのインターネットサービスで、割り振られる
 IPアドレスが、プライベートIPアドレスの場合、VPNサーバーとして
 リモートアクセスは利用できません。

 ご利用の契約がグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの
 どちらを採用しているかは、ご使用の回線業者やプロバイダーまで
 確認ください。

■ルーター機能搭載のモデム/終端装置などに本製品を接続する場合

 ルーター機能搭載モデム/終端装置は、基本的に、接続した機器に
 プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)を配布します。

 その場合、接続したエアステーション/ブロードステーションの
 WAN側IPアドレスにも、プライベートIPアドレスを割り振るため、
 VPNサーバーとしてリモートアクセスは利用できません。

 ルーター機能搭載モデム/終端装置のルーター機能を無効にできれば、
 エアステーション/ブロードステーションのルーター機能を使用する
 ことで本問題が回避できる可能性があります。

 モデム/終端装置のルーター機能を無効にして使用できるかなど詳細は、
 ご使用のルーターモデムに添付のマニュアルをご参照いただくか、
 インターネット業者/プロバイダーにお問い合わせください。

 ※モデム/終端装置のルーターを無効化することで、各種サービス
  (例:IP電話)が使用できなくなることも考えられます。
  事前にご利用の回線業者/プロバイダーに確認ください。

 ※モデム/終端装置のルーター機能を無効にし、エアステーション/
  ブロードステーションのルーター機能を使用する場合、PPPoE設定
  (接続ユーザー名やパスワード設定)をエアステーション/ブロード
  ステーションにする必要があります。

【参考情報】

 以下の方法でエアステーション/ブロードステーションの
 WAN側IPアドレスを確認することができます。

 1.設定画面を表示します。
   → ブロードステーションの場合
   
 2.表示後、[アドバンスト(詳細設定)] を選択します。

 3.[管理]-[システム情報] を選択します。

 4.[WAN]の項目内にある[IPアドレス]欄の値を確認します。

   

 WAN側IPアドレスの欄に、下記の範囲でいずれかのIPアドレスが
 割り当てられている場合、プライベートIPアドレスを
 採用した環境である可能性が高くなり、リモートアクセスは
 利用できません。

  クラスA   10.  0. 0. 0 から  10.255.255.255
  クラスB  172. 16. 0. 0 から 172. 31.255.255
  クラスC  192.168. 0. 0 から 192.168.255.255

 ご利用のインターネット回線から割り振られるアドレスが
 グローバルIPアドレスかプライベートIPアドレスかの詳細は、
 ご契約のインターネット回線業者/プロバイダーに確認ください。


以 上