バックアップログの読み方と対策 LinkStationでは、バックアップ実行時にログを生成することが可能です。 バックアップのログの読み方、失敗時の対策につきましては、下記をご参照下さい。※バックアップログの生成場所については、【こちら】をご参照下さい。
●実際のログ
■バックアップログ LinkStationのバックアップのログは下記のように記録され、 バックアップ完了後、バックアップ元にテキストファイルとして保存されます。
●ログの読み方
-------- BEGIN BACKUP 2006/09/07 18:05:44 array1/share -> HS-DHGL6F0@usbdisk1 --------
building file list ...
174 files to consider
created directory /mnt/usbdisk1/_backups
./
・・・・(バックアップリスト)
sent 24057 bytes received 3340 bytes 18264.67 bytes/sec
total size is 14847 speedup is 0.54
-------- END BACKUP 2006/09/07 18:05:45 array1/shrare -> HS-DHGL6F0@usbdisk1 --------
上記のようなバックアップログの読み方については、下記をご参照下さい。
-------- BEGIN BACKUP (バックアップ開始時刻) (バックアップ元共有フォルダ) ->
(バックアップ先共有フォルダ) --------
building file list ...
(バックアップ対象ファイル数) files to consider
※created directory (バックアップの際に新規作成されるフォルダ名)
・・・
※バックアップ元のファイルリストが表示されます。
・・・
sent (1.転送バイト数) bytes received (2.受信バイト数) bytes (3.平均転送速度) bytes/sec
total size is (4.転送された総容量) speedup is (5.転送効率)
※エラーログ
-------- END BACKUP (バックアップ終了時刻) (バックアップ元共有フォルダ) ->
(バックアップ先共有フォルダ)--------
●バックアップエラーの原因と対策
1.転送バイト数 バックアップ元からバックアップ先に対して送られた情報量です。
4.転送された総容量 に加え、バックアップ機能を制御するための情報が含まれます。2.受信バイト数 バックアップ元がバックアップ先から受け取った情報量です。
バックアップ機能を制御するための情報が含まれます。3.平均転送速度 バックアップ機能(rsync)によってバックアップ元からバックアップ先に
バックアップした際の平均転送速度です。4.転送された総容量 バックアップ元のデータがバックアップ機能(rsync)によってバックアップした際の
総容量です。5.転送効率 バックアップ機能(rsync)を使用した場合の転送効率です。
通常のファイルコピーに比べ、バックアップ機能(rsync)を使用することで、
どの程度効率的にバックアップが行うことができたかを判別します。
※算出式 4.転送された総容量 / (1.転送バイト数 + 2.受信バイト数)上記のログ内に※エラーログが表示されている場合は、 バックアップが正常に行われていない可能性があります。 エラーログの内容、原因、対策につきましては下記をご参照下さい。
ログ rsync: read error: Connection reset by peer (104)
rsync error: error in rsync protocol data stream (code 12) at io.c(515)原因 ・バックアップ先との接続(セッション)が切断された
・転送経路のHUBの電源が落ちていた
・バックアップ経路で通信が不安定になった(無線区間など)対策 ・バックアップ動作中、バックアップ先機器のWEB設定画面による設定変更、再起動
ディスクチェックなどを行わない
・ネットワーク環境の見直し(無線を有線に切り替える等)を行う
ログ rsync error: received SIGUSR1 or SIGINT (code 20) at rsync.c(231) 原因 ・バックアップ中にプロセスが強制終了している 対策 ・バックアップ中にバックアップ元、バックアップ先のWEB設定画面を変更・操作を行わない
ログ rsync error: some files could not be transferred (code 23) at main.c(702) 原因 ・バックアップ元のファイル、フォルダに、LinkStationの
使用禁止文字が使用されている対策 ・禁止文字を使用しないようにフォルダ名、ファイル名を変更する
※使用禁止文字については【こちら】をご参照下さい。
以上
ログ rsync error: some files vanished before they could be transferred (code 24) at main.c(702) 原因 ・バックアップ中にプロセスが強制終了している
・バックアップ開始時に、バックアップ元ファイルを、
tmpファイル(一時ファイル)を作るソフトウェア(word、excel)等で編集していた対策 ・バックアップ元のファイルを編集しないようにする