外部アクセスをコントロールする
(静的IPマスカレード)


BroadStationのアドレス変換機能により、一つのIPアドレスを複数のコンピュータで使用できます。また静的IPマスカレード 機能により、ネットゲームを楽しんだり、WWWサーバを公開したりできます。

静的IPマスカレード機能の動作確認済みアプリケーションは、AirStation/BroadStationコミュニティサイト(http://www.airstation.com/)をご覧ください。

1.
BroadStationの設定画面を表示します。

2.
アドバンスト画面を表示します。

[アドバンスト]ボタンをクリックします。

3.
ネットワーク設定画面を表示します。

画面左の[ネットワーク設定]をクリックします。

4.
アドレス変換画面を表示します。

画面左の[アドレス変換]をクリックします。

5.
ネットワークゲームやストリーム再生型アプリケーションなど、広範囲のポートを使用するソフトを利用する場合は、DMZを設定します。
DMZのアドレス:
インターネット側から送られてきたデータの宛先ポートが不明な場合に、そのデータが転送されるLAN上のIPアドレス(DMZアドレス)を1つ設定します。ここで設定されたIPアドレスのパソコンでのみ、ネットワークゲームなどのソフトを利用できます。
[アドレス変換テーブル]に[LAN側IPアドレス]を設定した場合は、そちらの設定が優先されます。
DMZを使用する場合は、パソコンのIPアドレスをここで設定した値に固定する必要があります。
DMZに設定したパソコンは、他のパソコンに比べてセキュリティが低下するため、重要なデータなどをそのパソコンに保存しないことをおすすめします。
使用するソフトや契約しているプロバイダによっては、DMZを設定してもソフトウェアが動作しない場合があります。


詳しくはIPマスカレード および静的IPマスカレード をご覧ください。
6.
DMZの設定を登録します。

手順5の画面で[設定]ボタンをクリックします。
「完了」と表示されたら、[戻る]をクリックします。
7.
各種サーバを公開するなど、使用するポートが限定的な場合は、[アドレス変換ルールを入力]をクリックしてアドレス変換設定画面を表示します。
8.
各項目を設定し、[ルールを追加]をクリックします。


WAN側IPアドレス:
公開する各種サーバの固定グローバルIPアドレスを設定します。このアドレスはプロバイダから指定されたものです。
[ブロードステーションのWAN側IPアドレス]を選択するか、または「手動設定」でIPアドレスを入力します。
プロバイダから複数の固定グローバルIPアドレス指定を受けている場合には、「手動設定」でBroadStationのWAN側IPアドレスに設定してあるアドレス以外のグローバルIPアドレスを手動で設定することが可能です。
プロトコル:
アドレス変換機能を使用するポートの種類を選択します。
[任意]を選択したときは、プロトコル番号を入力します。
[TCP/UDP]を選択したときは、ポートを設定します。
LAN側IPアドレス:
インターネットからのアクセスの宛先となるプライベートIPアドレスを設定します。

以上の設定の組み合わせにより、最大32種類の組み合わせを設定できます。

アドレス変換テーブルの設定例
WWW(HTTP)サーバを公開する場合は、以下のように設定すると、インターネットからのアクセスを任意のLAN側のWWWサーバIPアドレスに転送できます。

WAN側IPアドレス:
[ブロードステーションのWAN側IPアドレス]を選択します。

プロトコル:
TCP/UDPを選択します。

ポート:
[HTTP(TCPポート:80)]を選択します。

任意のポート:
設定しないでください。

LAN側IPアドレス:
[手動設定]を選択し、WWWサーバIPアドレスを入力します。
例:192.168.11.2

各種サーバの公開には、固定グローバルIPアドレスの取得が必要となります。ご注意ください。

9.
[登録・保存]をクリックし、設定内容を登録します。


「完了」と表示されたら、アドレス変換の設定は終了です。