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九州最大規模の看護シミュレーションセンターに Wi-Fi環境を整備。ICTを活用した先進的看護教育の充実を図る

福岡女学院看護大学 様 導入事例

2017年に創立10周年を迎える福岡女学院看護大学は、2016年9月の九州最大規模の看護シミュレーションセンター開設に伴い校内の無線LAN(Wi-Fi)環境を見直し、既存1号館および新設する10周年記念館(2号館)の全域で学生がWi-Fiを利用できるように無線LANアクセスポイントの増設を計画。シミュレーションのライブ中継や動画による振り返り学習などに活用するためのWi-Fiネットワークの無線LANアクセスポイントとして、バッファローの「WAPM-1166D」を採用し、高度な看護教育を実践しています。

●取材協力 西日本電信電話株式会社(NTT西日本)

福岡女学院看護大学 事務課長補佐 大石 定和 氏

福岡女学院看護大学 事務課長補佐 大石 定和 氏

目的・課題
環境整備教育の質向上運用管理向上
業種
教育
導入製品
無線LAN
  • 130年の歴史を持つ福岡女学院
  • 国立の医療センターと連携する福岡女学院看護大学
  • 看護シミュレーションセンターを新設
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福岡の女子教育の出発点となった福岡女学院

タブレットの画面を大型テレビに映すことで、授業の進行がスムーズに福岡女学院の校章(学院シンボルマーク)

福岡市南区に幼稚園、中学校、高等学校、大学、短期大学、大学院がある福岡女学院は、1885年に米国メソジスト監督教会の宣教師として福岡を訪れたジェニー・ギール氏によって創立された英和女学校を前身とし、130年の歴史を持つ学校法人です。

福岡女学院は、地元ではミッションという愛称で呼ばれ、「イエス・キリストにつながれて、愛をもって神を畏れ 隣人と共に生き、豊かに実を結ぶ人間」を目指す人間像として女子教育を進めてきました。また、校章は、信仰・希望・愛を3本の線で十字架とし、中心にヨハネによる福音書第15章5節に由来した葡萄を象って、1つにつながった葡萄の実を示すことで、1人ひとりがイエス・キリストと堅く結びついて真の生命を得るという学院の願いを示しています。

国立の医療センターと連携する看護大学を設立

福岡県古賀市の福岡女学院看護大学は、2008年、国立病院機構福岡東医療センターに隣接した地に設立されました。福岡女学院が新たに看護大学を設立した理由について、福岡女学院看護大学 事務課長補佐の大石 定和 氏は、次のように話します。「元々、この場所には国立病院機構福岡東医療センター附属の看護学校があったのですが、福岡県内の看護学校を1つにまとめることになり、閉校となってしまいました。福岡東医療センターとしては、看護師教育の灯を消したくないという想いもあったため、福岡女学院が同じ場所に看護大学を設立することになったのです。国立の医療センターと私立の看護大学が連携する全国初の事例となっています」。

九州最大規模の看護シミュレーションセンターを開設

2017年に創立10年目を迎える福岡女学院看護大学では、看護師育成の充実や地域の医療レベルの向上を目指して、これまでの1号館に加えて新たに10周年記念館(2号館)を建設し、九州最大規模となる看護シミュレーションセンター(愛称:「AI Sim」)を2016年9月に開設しています。

「AI Sim」では、ICU(集中治療室)や、4床室、分娩室、在宅など実際の臨床現場をリアルに再現した室内設備とコンピューター制御の高性能患者シミュレーターを有し、臨床現場のシミュレーションが行えるようになっています。合わせて、実習後の振り返りを行うディブリーフィングルームやグループ討議を行うTBL(Team-Based Learning)室を備えています。

この施設を活用することで、臨床実習の録画を見て課題を発見し、解決方法を学生同士でディスカッションすることで判断力やコミュニケーション能力を付けることができるといいます。また、他の看護大学や医大、医療機関などとも連携してより実践的なシミュレーション教育を実施することで、九州および山口エリアへ即戦力となれる卒業生を輩出し、将来的には地域の医療レベル向上に貢献できる施設として期待されています。

福岡女学院看護大学の看護シミュレーションセンターさまざまな臨床実習が行える福岡女学院看護大学の看護シミュレーションセンター
 赤穂市立赤穂東中学校 様

福岡女学院看護大学

2008年に創立した福岡女学院看護大学は、福岡県古賀市の国立病院機構福岡東医療センターに隣接して建てられ、国立の医療センターと私立の看護大学が連携する全国でも始めての事例となっています。2016年には4種類の実習が行える看護シミュレーションセンターを開設し、国立病院機構との連携や福岡県内のすべての国立病院(全6病院)での臨地実習とともに高度な看護師教育を実現しています。

所在地:〒811-1313 福岡県福岡市南区曰佐3丁目42-1
電話:092-581-1492
URL:http://www.fukujo.ac.jp/ns/

  • 校内各所で独自コンテンツが利用可能なWi-Fi環境を計画
  • 2つの建屋内全域で利用できることを目指す
  • すべてのWi-Fi機器を集中管理できる無線LANシステム集中管理ソフトウェアを導入

ICT教育の強化を目指してWi-Fi環境を見直す

福岡女学院看護大学では、新たに2号館を建設して看護シミュレーションセンターを開設するのに伴って、全面的にWi-Fi環境を見直すことにしました。「開学から9年経ち、10年目を迎えるにあたって、新しい看護師教育のあり方を考えて看護シミュレーションセンターを設立しました」と話す大石氏は、看護シミュレーションセンターへのWi-Fi敷設に合わせて、一般の教室などでも利用できるようにすることを考えたといいます。また、看護師教育では、 言葉による説明や静止画よりも動画を使った説明のほうが学生の理解が深まると考え、さまざまな場所で動画を使った学習を実施できるようにしたいという考えもありました。

「DVDの教材などもありますが、利便性や更新頻度を考えるとパソコンやタブレットを使って常に新しい情報や動画コンテンツを提供できることが望ましく、そのためのWi-Fi環境を充実させることが重要だと考えました。本校では、先生方が積極的に独自の動画コンテンツを作っているため、学生が自由にそれらを見られる環境を整備したいと考えたのです」と大石氏は話します。

校内全域でLMSや動画コンテンツが利用できる環境を目指す

福岡女学院看護大学は、創設当時からバッファローの無線LANアクセスポイントを利用しており、少しずつ増設しながらWi-Fiが利用できる範囲を広げてきました。学生は、自身のパソコンやスマホでWi-Fiネットワークに接続することで、LMS(Learning Management System)や動画コンテンツが利用できます。しかし、Wi-Fiを利用できる場所は、食堂やラウンジ、図書館などに限定されていたため、2号館建設に合わせて校内全域で使えるようにすることを検討したといいます。

「看護大学の学生は、国家試験というはっきりとした目標があるため非常にまじめで、パソコンやスマートフォン、タブレットを積極的に学習に活用しています。学生からは、貸出パソコンの台数を増やしてほしい、Wi-Fiを使える場所を増やしてほしい、図書館やPCルームの開館時間を長くしてほしい、といった要望が出ていました。全館でWi-Fi接続できる環境を目指して、10台ある既存の無線LANアクセスポイントを残しながら、新たに増設しようと考えました」と大石氏は説明します。

図書館のWi-Fi環境学生が集まるラウンジや図書館などWi-Fiが利用可能な場所が限定されていたため、校内全域でWi-Fi接続可能な環境整備が検討されました

集中管理できるバッファロー製品を採用

西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部 文教担当 主査 濱川 勝徳氏西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部 アドバンストソリューション営業部 文教担当 主査 濱川 勝徳氏

福岡女学院看護大学から相談を受けた西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は、無線LANアクセスポイントの1号館への増設と2号館への新設を考えて、事前に電波環境調査を行い、導入する製品を複数の候補から検討していったといいます。その中で、バッファローの法人様向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1166D」が最適だったと、施工を担当した西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部 アドバンストソリューション営業部 文教担当 主査の濱川 勝徳氏は話します。

「最新のWi-Fi規格『11ac』に対応し、集中管理ソフトが活用できる『WAPM-1166D』を提案しました。2つの建物に設置された無線LANアクセスポイントを無線LANシステム集中管理ソフトウェア『WLS-ADT』で管理でき、『WAPM-1166D』のさまざまな管理を行える上、既存の無線LANアクセスポイントの死活監視もまとめて行えることが選定の決め手となりました」。

  • 37台の無線LANアクセスポイントで学内全域をカバー
  • 管理の手間を軽減できるWLS-ADT
  • PoEインジェクターとPoEスイッチで設置場所の問題も解決

導入製品

製品画像

法人様向け
11ac/n/a/g/b同時使用
インテリジェントモデル
無線LANアクセスポイント

WAPM-1166D・・・27台
(1号館12台、2号館15台)

製品画像

レイヤー2 Giga POE
スマートスイッチ

BS-GS2008P・・・3台

製品画像

PoEインジェクター

BIJ-POE-1P/G・・・18台

製品画像

無線LANシステム
集中管理ソフトウェア

WLS-ADT

10台の既存アクセスポイントに加えて27台のWAPM-1166Dを導入

福岡女学院看護大学は、NTT西日本の提案を受けて「WAPM-1166D」を1号館に12台、2号館に15台導入しました。

2号館への「WAPM-1166D」設置は、建物の建設後に行われ、1号館へは改修工事と合わせて設置する必要があったと濱川氏は話します。「1号館では、改修工事が段階的に行われていたので、その工事が済み次第、素早く設置していく必要がありました」。

図書館のWi-Fi環境2号館の食堂の天井に付けられたWAPM-1166D
 

WLS-ADTで集中管理

株式会社システムリサーチ 姫路支社の玉森健氏1号館のサーバー室に「WLS-ADT」を導入し、すべての機器を集中管理

2つの建物に合計37台ある無線LANアクセスポイントは、1号館のサーバー室のパソコンにインストールされた無線LANシステム集中管理ソフトウェア「WLS-ADT」で管理されています。「従来は、Wi-Fiネットワークに問題が発生した際に原因となる機器の特定が困難でしたが、集中管理ソフトウェアを使えば、各機器の動作状況を一目で把握することができ、問題のある機器をすぐに特定できます。また、異なる階や建物にある機器の状態をその場に行かなくても把握できるので、管理の手間が低減されました」と大石氏は話します。

PoEインジェクターとPoEスイッチを使い分けて活用

「WAPM-1166D」への給電は、PoEスマートスイッチの「BS-GS2008P」とPoEインジェクターの「BIJ-POE-1P/G」を活用しています。元々、各階にスイッチが入っていた1号館では、「BIJ-POE-1P/G」を使った「WAPM-1166D」への給電を考えていましたが、設置場所によっては問題があったと濱川氏は話します。

「1号館には、「BIJ-POE-1P/G」を台数分置くことができないような狭い場所もありました。90WのPoE給電が可能なスマートスイッチ「BS-GS2008P」を使えば、1台で「WAPM-1166D」6台分の給電が行えるので、空きスペースによって使い分けました」。

福岡女学院看護大学のネットワーク構成図福岡女学院看護大学のネットワーク構成図
  • グループ学習などの講義でWi-Fiを利用
  • 看護シミュレーションセンターでのアクティブラーニング
  • 看護師教育のさらなる充実を目指す

グループ学習などのさまざまな学習でWi-Fiネットワークを活用

学生は、自分のスマホやタブレットWi-Fi接続し、自習にも役立てています学生は、自分のスマホやタブレットWi-Fi接続し、自習にも役立てています

1号館では、全館でWi-Fiを利用できるようになったことで、タブレットを使ったグループ学習などでWi-Fiを活用しています。グループ毎にレポートをまとめ、ワイヤレスでプレゼンを行うなどのアクティブな授業が行われるようになったと大石氏は説明します。また、先生方の研修会も行い、先生同士が看護教育へのICT活用ついて情報を交換し合い、新たな授業の方法を模索しているといいます。

学生も積極的に自分のスマートフォンやタブレット、パソコンをWi-Fiに接続して、教材や動画コンテンツをダウンロードし、自習などにも役立てているといいます。学生だけでなく、職員もWi-Fiを利用できるようにしており、校務の効率向上につながっていると大石氏は明かしてくれました。

看護シミュレーションセンターで実習をライブ中継

ディブリーフィングルームへライブ中継看護シミュレーションセンターで実習の様子をディブリーフィングルームへライブ中継

新設された2号館の看護シミュレーションセンターでは、臨床実習の様子を隣接する「ディブリーフィングルーム」へライブ中継し、別グループの学生がその様子を見ながらディスカッションすることで課題を見つけあうアクティブラーニングを実施しています。ライブ中継された映像は、動画ファイルとして1号館のサーバーに保存され、この動画は振り返り学習に活用されます。学生たちは、後からこの動画を視聴でき、次回のシミュレーションに向けての予習役立てられます。

「3年生は学校外でも病院実習がありますが、現在は大量のテキストや参考書を先生が台車を使って持っていくようにしています。あらかじめ学校内で必要なテキストや参考書をデータとして配信し、生徒がダウンロードして持っていけるようになれば、非常に便利になると思います」と大石氏は話してくれました。また、「現在、学生向けに25台の貸し出しタブレット・ノートPCを用意していますが、将来的には1学年の人数分程度の台数を用意したいと考えています。」とも話していました。

今後もICT活用を強化していく

大石氏は、今後もICT教育の充実のためにWi-Fi環境の強化を進めていきたいと話します。「2018年度に情報機器を更新する予定ですが、その際には携帯に便利なタブレット端末を中心に増やしていきたいと考えています。また、看護教育での動画コンテンツの重要性は非常に高く、今後Wi-Fi接続するタブレット、パソコン、そして利用する動画コンテンツが増えたときにも十分な通信が行えるよう必要に応じてWi-Fi環境を強化していく必要もあります。バッファローには、今後も教育現場に優れた製品を作っていただけることを期待したいですね」。

九州最大規模の看護シミュレーションセンターを備え、アクティブラーニングを実現することで、学生の判断力やコミュニケーション能力の向上を目指す福岡女学院看護大学では、今後も優れた看護師を育成し続け、地域医療の発展に貢献していくことが期待されています。

取材後記

福岡女学院看護大学では、図書館や食堂などでも学生が自分のスマートフォンを使って自習している姿が見られ、本当にまじめに勉学に勤しんでいる様子がうかがえました。看護大学に限らず、小学校から大学までのあらゆる教育機関でタブレットなどのデバイスや動画を使った教育が注目されており、そのためにはWi-Fiネットワークの整備が必要不可欠です。また、広範囲の無線LANアクセスポイントを手間をかけずに管理するためには、無線LANシステム集中管理ソフトウェアが重要で、専任のIT管理者を置けない場合には特に有効であることも感じました。

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