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屋外利用に耐えられる公衆Wi-Fiサービスを
県が推進する統一規格 「くまもとフリーWi-Fi」で実現し、
地域連携しながら外国人観光客を誘致

熊本城 桜の馬場リテール株式会社様 導入事例

熊本市中心部からのアクセスがよく、人気の高い観光スポットである熊本城では、県内外の観光客のみならず、多くの外国人観光客も訪れています。その熊本城の観光エントランス施設として、熊本城 桜の馬場リテール株式会社が運営している「桜の馬場城彩苑」(以下、熊本城 桜の馬場城彩苑)では、熊本県が提供している「くまもとフリーWi-Fi」を活用し、2015年11月に公衆Wi-Fi環境を整備。国内外の観光客に向けてサービスの向上を図り、多言語に対応したサービス展開や集客の向上を目指しています。

●取材協力:西部電気工業 株式会社

一般社団法人 成田市観光協会 専務理事の神宮敏行氏

熊本城 桜の馬場城彩苑の統括部長 小野 和弘 氏(左)、営業課長 小長井 賢治 氏(右)

目標・課題
製品・サービス品質向上環境整備コスト削減
業種
娯楽/スポーツ
導入製品
無線LAN
  • 人気の高い熊本城の観光エントランス施設として開業
  • 地場産業と観光の活性化に貢献
  • 公衆Wi-Fiサービスによる観光業の活性化を目指す
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地元の飲食店や物販店が集まる桜の馬場城彩苑

2011年3月5日に開業した桜の馬場城彩苑は、熊本城の観光エントランス施設として、お土産・物販施設、歴史体験施設、総合案内所を観光客に向けて提供しています。  地域の食文化や歴史・伝統を発信し、熊本城と城下町の魅力を高めたいというコンセプトで誕生した同施設は、歴史文化体験施設「湧々座」をはじめ、多くの飲食店や物販店が歴史を感じられる情緒豊かな街並みの中にあり、熊本城へ立ち寄る観光客に人気のスポットとなっています。

 桜の馬場城彩苑は、古き良き城下町の風情を再現した観光名所  桜の馬場城彩苑は、古き良き城下町の風情を再現した観光名所 桜の馬場城彩苑は、古き良き城下町の風情を再現した街並みに惹かれて、多くの環境客で賑わう観光名所となっている

地元に積極的に貢献して観光業にも取り組む

桜の馬場城彩苑では、物販店18店舗や飲食店6店舗のすべてが地元企業で構成されており、地場産業と観光の活性化に大きく貢献してきました。

また、まちづくり活動の促進のためのイベント開催や地元との連携はもちろん、観光業への取り組みも行い、熊本県内の宿泊施設や観光施設、物販施設などの民間企業から構成される「熊本県外国人観光客誘致連絡協議会」にも加盟して、国内外を問わず、広く観光客の誘致を行っています。

観光事業に必須の公衆Wi-Fi提供を検討

2015年の訪日外国人観光客数が前年比47.1%増(政府観光局発表)となる中、多くの観光地では、外国人観光客の受け入れ態勢を整備することが課題となってきています。トリップアドバイザーで日本の城ランキング3年連続1位となっている熊本城にも多くの外国人観光客が訪れており、熊本城 桜の馬場城彩苑 統括部長の小野 和弘 氏は「外国のお客様は、5年前の開業当時、数%しか訪れていませんでしたが、現在では全体の3割以上になっていると思います。ここ2〜3年で外国のお客様の訪問数が顕著に増えていますね」と説明します。

外国人観光客だけでなく、国内の観光客に対しても無料で提供できる公衆Wi-Fi環境を整備することが重要と考えた熊本城 桜の馬場リテールでは、熊本県が提供している「くまもとフリーWi-Fi」の利用を検討し始めます。さまざまな要件の中で公衆Wi-Fiサービス提供を実現することを相談された西部電気工業が熊本城 桜の馬場リテールに提案したのは、バッファロー製品を活用した公衆Wi-Fi設備でした。

 熊本城 桜の馬場リテール株式会社

熊本城 桜の馬場リテール株式会社

2011年に、熊本城眼下の二の丸に開設された桜の馬場城彩苑の運営会社。「熊本のシンボルである熊本城から、地域の食文化や歴史、伝統を発信しお城と城下町の魅力を高めたい」というコンセプトで作られた24の物販店や飲食店、熊本城総合案内所、歴史文化体験施設などを運営し、観光業および地元との連携やイベントなども行いながら、熊本県の地場産業や観光に貢献している。

所在地:〒860-0008 熊本市中央区二の丸1番1-2号
電話:096-288-5577
URL:http://1592.jp/

  • 外国人観光客に必要なインフラである公衆Wi-Fiを県主導で整備
  • FREESPOTを採用することでコストを抑えて展開
  • 屋外での利用などに耐えられる機器が必要

必須のインフラとして県が整備している「くまもとフリーWi-Fi」

熊本県 企画振興部 交通政策・情報局 情報企画課の参事 農 仁志 氏(左)、業務システム改革支援班 主幹 田川 栄一 氏(右)熊本県 企画振興部 交通政策・情報局 情報企画課の参事 農﨑 仁志 氏(右)、業務システム改革支援班 主幹 田川 栄一 氏(左)

桜の馬場城彩苑でも採用された「くまもとフリーWi-Fi」は、熊本県が2013年度から整備し始めたサービスです。「公衆Wi-Fiは、外国人観光客の通信手段として必須のインフラとなっています」と話す熊本県 企画振興部 交通政策・情報局 情報企画課 参事の農﨑 仁志 氏は、最初に県有施設に公衆Wi-Fiを整備し、市町村や民間施設でも同じ規格で利用できるようにすると話します。統一した認証方式のサービスを提供することで、一度登録すれば施設ごとに再登録する必要がなくなるため、県下全域でユーザーの利便性を上げることができると考えたのです。

熊本県にとっては、外国人も含めた観光客の誘致はもちろん、数年間の間に国際的なスポーツイベントが複数行われることも公衆Wi-Fiを整備しなければならない理由の1つでした。2020年の東京オリンピックで訪日外国人の増加が予想されているのはもちろん、2019年には世界女子ハンドボール選手権が熊本県で開催され、同年のラグビーワールドカップの開催地の1つとしても熊本県民総合運動公園陸上競技場が選ばれています。

市町村や民間施設にも利用を広げていく

「くまもとフリーWi-Fi」では、県が主導してFREESPOT方式を採用することで、コストをかけずに同一規格で県有施設や市町村、民間施設が利用でき、ユーザーの利便性を高めることができます 「くまもとフリーWi-Fi」では、県が主導してFREESPOT方式を採用することで、コストをかけずに同一規格で県有施設や市町村、民間施設が利用でき、ユーザーの利便性を高めることができます

「くまもとフリーWi-Fi」では、民間サービスを利用することが検討され、FREESPOT方式が採用されていることも特徴の1つです。県が自ら通信インフラを整備するのではなく、民間サービスを利用したことについて、熊本県 企画振興部 交通政策・情報局 情報企画課 業務システム改革支援班 主幹の田川 栄一 氏は次のように話します。「FREESPOTであれば、あらかじめユーザー登録や認証の仕組みが提供されているため、インフラや認証サーバーを自前で整備する必要がありません。これらを整備するとなれば、初期費用だけでなく、ランニングコストも膨大なものとなり、現実的な計画にはならなかったと思います」。

2016年3月時点で「くまもとフリーWi-Fi」を利用している施設は419となり、市町村や民間施設での利用が急速に進んでいます。また、「くまもとフリーWi-Fi」を提供するルーターの1つとして「FS-600DHP」が採用されています。バッファローのWi-Fi製品について田川氏は次のように評価しています。「FREESPOT対応の多機能なルーターであり、スイッチからアクセスポイントまでをバッファローで揃えれば、さまざまな組み合わせで利用できます。また、当初の二ヶ国語対応から五ヶ国語対応となって、積極的に多言語対応に取り組んでいることも我々の目的と合致します」。

施設環境に対応できるWi-Fi機器選定が課題

一方、熊本城 桜の馬場リテールでも、「くまもとフリーWi-Fi」を使って県と同一規格で無料の公衆Wi-Fiを提供することにメリットがあると考えていました。「観光の玄関先である駅や空港で公衆Wi-Fiを利用していただければ、熊本城に来てもそのまま公衆Wi-Fiを利用できる利便性が重要だと考えました」と小野氏は話します。しかし、情緒豊かな景観を保つためには、施設の白壁にマッチしたデザインであることなど、さまざまな要件があったといいます。

城彩苑の施設環境は屋内と屋外があり、その両方で安定した電波を提供できることが最低条件でした。また高い城の眼下にある城彩苑は、湿気が高く、風が強く、西日が強いという環境にあることも課題です。湿度などで木や石などの部材が収縮するため、城彩苑の入口にある「桜の小路」と書かれた行灯は、5年間で2回も修理が行われ、外壁も1回塗り替えられているといいます。また、景観の問題から配線を上に張り巡らせることもできず、きれいに整備された石畳を掘り起こして配線することも困難だと考えられました。

  • 過酷な屋外環境での利用にマッチしたWAPS-300WDP
  • 景観を損なわずに地下の配管を利用
  • パートナーと緊密に連携して安定した電波を実現

導入製品

製品画像

フリースポット導入キット

FS-600DHP・・・1台

製品画像

エアステーション プロ
11n/g/b対応
防塵・防水 対環境性能
無線LANアクセスポイント

WAPS-300WDP・・・8台

製品画像

レイヤー2 Giga
PoE スマートスイッチ

BS-GS2008P・・・4台

大規模環境と屋外利用に適した機器を採用

白の筐体で景観を損ねることがなく、湿気、風、日差しなどの課題がある屋外に設置するアクセスポイントとしてWAPS-300WDPが採用されています 白の筐体で景観を損ねることがなく、雨や砂埃が当たりやすい軒下の壁面に設置するアクセスポイントとしてWAPS-300WDPが採用されています

熊本城 桜の馬場リテールでは、「くまもとフリーWi-Fi」対応のルーターとして熊本県が採用している機種から「FS-600DHP」を選択しています。多くの観光客を集める城彩苑では、「FS-600DHP」のゲートウェイ機能を使って大規模な公衆Wi-Fi環境を実現できたことは大きなメリットにつながったと考えています。

また、スイッチとしてPoE給電対応の「BS-GS2008P」を採用するほか、アクセスポイントには防塵・防水に対応し、白壁が魅力の城彩苑にも馴染む筐体色の「WAPS-300WDP」が採用されています。この組み合わせを提案した西部電気工業株式会社 ビジネス営業本部 法人ビジネス事業部 熊本支社 営業課長代理の岩崎 幸一郎 氏は、次のように話します。「アクセスポイントの選択肢としては、風雨に強く、腐食性にも優れ、動作保証温度も−10〜55℃と幅広い寒暖差に対応するWAPS-300WDPしか選択肢はありませんでした。また、一般的なWi-Fi機器は1年保証ですが、WAPS-300WDPは最大で5年保証となることも魅力的でした」。

既存の配管を利用して景観を保持

西部電気工業株式会社 ビジネス営業本部 法人ビジネス事業部 熊本支社のSE課長代理 穴井 剛士 氏(左)、営業課長代理 岩崎 幸一郎 氏(右)西部電気工業株式会社 ビジネス営業本部 法人ビジネス事業部 熊本支社のSE課長代理 穴井 剛士 氏(左)、営業課長代理 岩崎 幸一郎 氏(右)

配線の課題については、城彩苑開設当初からさまざまな設置に携わっていた西部電気工業が提案することで解決することができました。地下から各施設の壁へと伸びている有線放送の配管を利用して、できるだけ来訪者に配線が見えないような形で設置することができたと小野氏は説明します。

しかし、有線放送の配管を利用することで、アクセスポイントの設置はスピーカーの近くに限定されたため、安定した電波を提供するための苦労があったと西部電気工業株式会社 ビジネス営業本部 法人ビジネス事業部 熊本支社 SE課長代理の穴井 剛士 氏は話します。「限定された設置場所の中で、屋外と屋内の両方で安定した通信ができるように試行錯誤を繰り返していきました。絶対に強い電波が必要なエリアを中心に、バランスよく電波が届くように何日間かかけてテストしていきました」。

2日間の夜間設置工事で春節に間に合わせる

パートナーとして公衆Wi-Fi整備を行った西部電気工業に対して、小野氏は「最初にお願いしたときから緊密に連携が取れ、最適な機器が選定できました」と高く評価しています。2016年2月に春節で中国や台湾の観光客が多数訪れることが予想されていたため、2015年11月中に設置を終えて最適な状態にしたいと考えていた熊本城 桜の馬場リテールですが、年中無休で22時まで飲食店が営業している中で、西部電気工業が2日間の夜間工事で設置してくれたことに非常に感謝しています。

設置後も、熊本城 桜の馬場リテールと西部電気工業は、細かにやり取りを行い、調整を繰り返すことで、ベストな状態で安定した電波を提供してきたといいます。また、春節などの予想以上に利用する人が多くなった場合にも、西部電気工業のサポートで乗り切ることができたと小野氏は話してくれました。

城彩苑 無線LANサービス システム構成城彩苑 無線LANサービス  システム構成
  • 公衆Wi-Fi整備によって2〜3割増の集客を見込む
  • FS-600DHPの機能で外国人観光客をサポート
  • 熊本県全体での公衆Wi-Fi整備に期待

SNSによる口コミ拡散が期待できて集客につながる

整備後は安定した公衆Wi-Fiを提供でき、「公衆Wi-Fiに関してお客様から苦情を受けたことはありません」と話す小野氏は、「今は、我々がいくら媒体訴求してもお客様に届きにくい時代です。お客様が公衆Wi-Fiを利用してSNSなどに投稿して拡散していくことが、新しい訴求方法として、特に観光業で重要だと思います」と今後の効果に期待しています。また、桜の馬場城彩苑 営業課長の小長井 賢治 氏も「観光地として公衆Wi-Fiが必要だという思いに拍車をかけたのがタブレットやスマートフォンを利用することが多い外国のお客様の存在でした。公衆Wi-Fiを使ってSNSで口コミを行ってもらう効果は非常に高く、その信頼度はCMや広告などの表面的な広告よりもはるかに高いと思います」と話します。実際に、外国人観光客が20枚以上の写真を撮ってSNSにアップすることもあるほか、各店舗の店員と外国人観光客が公衆Wi-Fiを通じて翻訳アプリを使い、コミュニケーションを行うような利用シーンも広がっているといいます。

集客効果については、オフシーズンである冬季であっても、感覚値で3割の集客増があったように感じるという小野氏は、「今後の春の旅行シーズンは、前年比2割増の集客は目指したいですね」と話してくれました。

多言語対応のHPを整備して情報発信

公衆Wi-Fi整備に合わせて多国語対応のHPも整備し、情報発信とともに、利用者の体験の深堀が行えるような施策を行っています公衆Wi-Fi整備に合わせて多国語対応のHPも整備し、情報発信とともに、利用者の体験の深堀が行えるような施策を行っています

熊本城 桜の馬場リテールでは、公衆Wi-Fiを提供するだけでなく、それに合わせた情報発信の施策も考えています。FS-600DHPには、あらかじめ登録されたURLにリダイレクトできる機能が搭載されていますが、利用者のタブレットやスマートフォンに城彩苑のHPを表示させ、多言語による情報発信を行うようにしました。「現在は、英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語の5ヶ国語のHPを用意し、タイ語も整備していきます。このような情報を配信することで、お客様が歴史や文化を学んだり、城彩苑の情報を調べたりことで、体験の深堀ができ、より多くの思い出をSNSで広げていただけると思っています」と小長井氏は話します。

また、小野氏も次のように続けます。「春の旅行シーズンでこれらの取り組みをしっかりと検証し、秋の旅行シーズンまでにWebサイトも含めた公衆Wi-Fiサービスの活用をしっかりと整備していくことで更なるサービスの向上や集客の向上を目指していきたいですね」。

今後の増設や地域連携も検討

「公衆Wi-Fiを5ヶ月間順調に運用することができましたが、思った以上に利用されるお客様が多いことも見えてきました。さらに快適な環境にするために、今後も西部電気工業と話し合いながら調整していき、回線や機器の増設も検討していきたいですね」と話す小野氏。安定した公衆Wi-Fiを提供した上で、前述のようなWebの施策など、公衆Wi-Fiを利用したさらなるサービス向上を行い、さまざまな施設と連携して熊本県の観光を盛り上げていこうと、熊本城 桜の馬場リテールでは考えています。

「もっと多くの施設が『くまもとフリーWi-Fi』を利用すれば、熊本を訪れるお客様の利便性をもっと向上できると思います。我々が屋外利用の先駆けとしてしっかりとした検証データや事例を作っていき、今後の活用に役立ててもらえると考えています。また、創立10年に向けて、今後の5年間で免税にも取り組み、他国通貨決済やクラウド決済も実現していきたいと考えており、その足がかりとして今回の公衆Wi-Fi整備は外国人観光客を誘致するために非常に重要だったと思います」と最後に小野氏は話してくれました。

この事例の取材は、2016年3月8日に行われたものだ。その1ヶ月後の2016年4月14日21時26分に熊本は前震に遭い、約28時間後の16日1時25分に本震の被害を受けることになる。3月に取材対応していただいた小野氏と入れ替わって4月に城彩苑に赴任して4日目に前震を経験した熊本城 桜の馬場リテール株式会社 部長 石塚 理率氏に、震災時の状況とその後について改めてうかがった。


城彩苑では、予約が入っていれば22時まで飲食店が営業しているが、前震のときにはたまたま営業しておらず、誰もいない状態で、大きな被害はなかったという。翌15日にはライフラインのチェックを行い、16日の土曜日から営業再開できると考えていたところに本震が発生したと石塚氏は説明する。

徐々に客足が戻ってきている平日は、従来の6割程度の売上が続いたが、城彩苑内のすべての店舗が再開されており、徐々に客足が戻ってきている

本震後も、被害は落下した商品や食器などが破損する程度だったが、水道とガスがストップしてしまい、出勤できないスタッフがいるなどで、城彩苑は一時的な休業を余儀なくされた。しかし、GWまでには再オープンしたいと、市の指導を受けながら、ライフラインの復活、避難誘導の確認、空調などの上に設置している物の確認や補修などを行い、4月29日には営業を再開している。「GW期間中は前年比2割減くらいで、それなりの売上がありましたが、平日に戻ると売上が4〜5割減という状態が続きました。それでも徐々に客足が回復しているという手ごたえは感じています」と石塚氏は説明する。

「FS-600DHP」を使った公衆Wi-Fiサービスは、一時的な電源供給ストップ後に自動回復し、問題なく使えたという。小長井氏は「当時、携帯電話などがつながりにくい状況の中で、LINEなどで各店舗の店長さんなどと連絡を取ることができたのは助かりました」と話してくれた。

熊本城は大きな被害を受け、熊本市が天守閣を2019年度までに再建し、2035年までの20年間で被災前の状態に復旧させることを発表したように、多くの場所が立ち入り禁止となっている。しかし、城彩苑では『いまこそ熊本、城彩苑へ』と掲げており、石塚氏は「今の熊本城を見てください」とアピールする。「震災後、最初に取り組んだのが今の熊本城を見てもらうツアーを組むことでした。被災した場所を観光させるのは不謹慎だと考える人もいるでしょうし、やり過ぎだという批判も受けましたが、メディアの報道も受け付けていく中で市も理解してくれて、協力してもらっています。より多くの人に今の熊本城を見てもらって、復旧・復興を加速させたいですね」。

震災により被害を受けた熊本城城彩苑から二の丸広場や加藤神社に行くことができ、熊本城を望むとこができる。大きな被害に遭った熊本城。瓦や石垣が崩れてしまっているが、今の熊本城を見に来てほしいと石塚氏は話す

熊本城を周回する観光ルートが設けられている熊本城を周回する観光ルートが設けられている

熊本城では、立ち入り禁止区域を避けて、城彩苑から二の丸広場を通って、加藤神社まで行ける周回コースが設けられており、城彩苑でもパンフレットを作って訴求活動を行っている。崩れた石垣の中には、400年以上前の築城時に観音様やお地蔵が刻まれたものが発見されており、これらは今しか見ることができないレアなものだという。熊本の復興を願うのであれば、ぜひ、今の熊本城の姿を見て、目に焼き付けてほしいと願う。

また、震災時に「くまもとフリーWi-Fi」がどのように活用され、今後はどのように運用するのかについて、熊本県庁に取材しているので、こちらも参照してほしい。

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