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Wi-Fi環境の再構築でトラブルを解消し、
快適な通信環境を実現。宿泊客の満足度が向上し、業務負荷も軽減

新宿ニューシティホテル 様
導入事例

池田創業株式会社が東京・新宿副都心で運営するビジネスホテル「新宿ニューシティホテル」。同ホテルでは、宿泊客のスマートフォンやタブレットの利用増を見据え、2012年にWi-Fi によるインターネット接続環境を構築しましたが、接続不良などのトラブルに悩まされていたといいます。そこでバッファローの「Wi-Fi事前調査サービス」を活用、その結果に基づきWi-Fi環境を再構築したことで、トラブルを解消し快適な通信環境を実現しました。今回は、Wi-Fiの性能を左右するネットワーク設計の重要性についてレポートします。

新宿ニューシティホテル 総務・経理部 総務課 支配人の神足大 氏

新宿ニューシティホテル 総務・経理部 総務課 支配人の神足大 氏(以下神足氏)

目標・課題
製品・サービス品質向上業務効率向上環境整備
業種
娯楽/スポーツ
導入製品
無線LAN
有線LAN
  • さまざまなスポットへのアクセスに便利なビジネスホテル
  • 多様な宿泊者のニーズに応える、400室の客室を保有
  • トラブルに見舞われていたWi-Fi環境の再構築に着手
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副都心・新宿で30年以上の営業を続ける老舗ビジネスホテル

池田創業株式会社が東京・新宿で運営する「新宿ニューシティホテル」は、営業開始から30年以上の歴史を持つ老舗ビジネスホテルです。新宿というさまざまなスポットへのアクセスに利便性の高い好立地にあることから、ビジネスや東京観光など、国内だけでなく海外からも多数の宿泊客を迎え入れています。

「都心にありながら大型バスを迎え入れられる駐車場を保有していることから、バスで移動される修学旅行のお客様や海外の団体ツアーのお客様のご宿泊に加え、東京体育館等のスポーツ施設が近いこともあり、バレーボールやバスケットボールなど、さまざまな学生やプロスポーツ団体の定宿としても、ご利用頂いております」と神足氏は話します。

シングルからスタジオツインまで、種類豊富な400室の客室を用意

ホテルのの客室ビジネス利用から家族連れ、団体など宿泊客のさまざまなニーズに対応する9タイプの多彩な客室を用意している

新宿の高層ビル群を背景に、中央公園が一望できるロケーションに立つ新宿ニューシティホテルは、地上14階建てのホテル棟の2階から14階に合計400室の客室を用意しています。シングルやツイン、ダブルをはじめ、トリプル、スタジオツイン、セミダブルなど豊富な種類の客室はビジネスでのシングル利用をはじめ、家族、小グループ、団体など、幅広い宿泊客のニーズに対応しています。

また、新鮮な野菜をビュッフェ形式で楽しめるレストランのほか、利用用途に応じた6種類の会議室も用意。小規模の集まりから大規模な会議まで、臨機応変に対応可能な様々なプランも用意。近年では、食事会等などで活用されているといいます。

Wi-Fi環境を改善するため、ネットワークの再構築を実施

6種類の会議室 6種類の会議室も用意。近年では団体客の食事会場、グループの食事会としての利用が多いという

新宿ニューシティホテルでは、2012年に宿泊客の満足度と利便性向上を目的に、Wi-Fiによるインターネット接続環境を整備しました。しかし、構築されたWi-Fi環境はその能力を十分に発揮できず、つながりにくいなど、宿泊客からクレームがあがっていたといいます。そうした課題を解決するために同ホテルが実施したのは、バッファロー、およびバッファロー・IT・ソリューションズの協力のもとに行われたWi-Fi環境の再構築でした。

 池田創業株式会社「新宿ニューシティホテル」

池田創業株式会社「新宿ニューシティホテル」

東京新宿副都心に位置し、新宿駅西口からも送迎バスで5分という好立地に立つビジネス・観光に最適なホテル。個人から家族連れ、小グループや団体など、多彩な宿泊客に対応する400室の客室に加え、各スポットへのアクセスの利便性から、ビジネスや東京観光の拠点として多くの宿泊客を国内外から迎え入れている。

所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-31-1 電話:03-3375-6511
URL:http://www.newcityhotel.co.jp/

  • スマートデバイスの普及を見据え、Wi-Fi環境を整備
  • 必要最小限のWi-Fiアクセスポイントを導入したもののトラブルが続出
  • トラブル対応により、ホテル側の業務負担も増加

スマホ利用者の増加に伴い、有線LANに加えWi-Fi環境を構築

客室に設置された有線LANポート客室に設置された有線LANポート。同軸ケーブルに対応したモデムを貸出し、装着することでインターネット接続を実現していた

新宿ニューシティホテルでは2003年に同軸LANを用いたインターネットアクセス環境を構築、モデムを貸し出して宿泊者向けに提供しました。同ホテルが新たなインフラとして2012年にWi-Fi環境を整備した理由について神足氏は次のように説明します。

「導入後、年数を経たことで生じたモデムの性能劣化により、通信速度の低下も発生するようになり、、有線LAN環境を増強することも考えました。しかし、スマートフォン、タブレットを携帯した海外からの宿泊客が増加するのに伴い、客室でのWi-Fi利用への需要が高まっていたのです。そうした将来的なスマートデバイスの普及を見据えた場合、有線LANの設備を増強するよりもWi-Fi環境に投資をした方が良いと判断したのです」 また、Wi-Fiであれば有線LANと比較して大がかりな工事も不要なことから、コストを抑制できると考えたのも、導入理由の1つでした。

コスト抑制の観点から、必要最低限のWi-Fiアクセスポイントを導入

そうしたことから神足氏は、複数のベンダーにWi-Fi環境の構築提案を依頼します。全フロアへのWi-Fiアクセスポイントの導入が提案される一方で、神足氏が、魅力を感じたのはあるベンダーから受けた次のような提案でした。

「それは、『Wi-Fiの電波をそれぞれのフロア内だけに搬送させるのではなく、フロアの上下階にも搬送させるようにWi-Fiアクセスポイントを設置すれば、最小限の機器導入で済み、工事費用も抑えられる』という提案でした」(神足氏) 限られた予算のなか、可能な限りコストを抑制していくことは企業として必須命題といえます。そうしたことから、30台ほどのアクセスポイントで400室をカバーする提案を採用。全フロアにWi-Fiアクセスポイントを導入した場合と比較し、機器と設置工事を合わせてもコストが半分であったことに加え、実際に現地調査によって電波の搬送状況を確認してもらったところ、特に問題がなかったことも選択の理由となりました。

そうして2012年7月から運用を開始したWi-Fi環境ですが、その後、通信トラブルに悩まされることになります。

十分な通信強度を得られず、ホテルの業務負担が増加

Free Wi-Fiであることを示す案内近年ではスマートデバイスを持ち込む外国人宿泊者も増えており、ホテル館内がFree Wi-Fiであることを示す案内が随所に掲示されている

「Wi-Fiの電波が十分に行き渡らない場所があり、宿泊客から『Wi-Fiが繋がりにくい』というクレームがフロントに寄せられていたのです」(神足氏)

「クレームが寄せられれば、当然、フロント側はその対応にあたらなければなりません。そこで、電波の強度が比較的強い客室に変わってもらったり、有線LANポートに接続して使用する小型のWi-Fiルーターを貸し出したりするなど、現場の運用でその場を凌いできたのです」と神足氏は話します。また、宿泊客の中には、廊下に出てWi-Fiアクセスポイントの直下で接続を試みたり、扉を開けて少しでも電波状況を良くしたりしようする人もいたそうです。

このような状況を改善するため、新宿ニューシティホテルでは30台の小型のWi-Fi中継器を購入。神足氏と設備担当のスタッフが、自ら電波のつながりにくい客室の天井裏に設置していったといいます。とはいえ、すべての部屋で電波状況を改善できなかったことに加え、支配人として日常業務に追われる中、設置作業を行うのは相当な負担となり、「結局は、半分で挫折しました」と神足氏は当時を振り返ります。

  • バッファローによるWi-Fi環境の調査と再設計で通信状況を改善
  • 法人様向け無線アクセスポイント「WAPS-AG300H」を追加導入
  • 設置済みバッファロー製品も活用しつつ、ネットワーク強化を実現

導入製品

製品画像

エアステーションプロ
11n/a & 11n/g/b切替使用
スマートモデル
Wi-Fiアクセスポイント

WAPS-AG300H・・・45台

製品画像

エアステーション プロ
11n/a & 11n/g/b同時使用
インテリジェントモデル
無線LANアクセスポイント

WAPM-APG600H・・・6台

製品画像

エアステーション プロ
11n/a &11n/g/b同時使用
インテリジェントモデル
無線LANアクセスポイント

WAPM-APG300N・・・28台

製品画像

レイヤー2 PoE+対応
WebスマートGigaスイッチ

BS-GS2016P・・・3台
BS-GS2008P・・・10台

製品画像

レイヤー2 Giga
スマートスイッチ

BS-GS2008・・・2台

製品画像

レイヤー2 インテリジェント
Gigaスイッチ

BS-G2116M・・・1台
BS-G2108M・・・5台

バッファローの「Wi-Fi事前調査サービス」を活用

そうした中で、新宿ニューシティホテルが連絡をとったのが、バッファローでした。「雑誌広告を見て、バッファローがWi-Fi環境の簡易的な調査を無料で行う、キャンペーンを実施していることを知ったのです。また、導入していたWi-Fi機器がバッファロー製品だったこともあり、『メーカーであるバッファローならなんとか対応してくれるのではないか』という思いもありました」と神足氏は話します。

新宿ニューシティホテルからの依頼を受け、2014年9月、まずはバッファローによる無料の簡易調査を実施。電波到達エリアを電波測定ツールのヒートマップ上で確認したところ、接続状況が申し分ない場所、および不十分な場所が可視化されました。

簡易調査の結果を踏まえ、Wi-Fi環境の再構築が必要と判断した新宿ニューシティホテルは、続いて有償による詳細な現地調査、およびその結果に基づく改善提案をバッファロー・IT・ソリューションズに依頼します。バッファロー・IT・ソリューションズ 営業部 ソリューション営業グループリーダーの八重田氏は「その後、2014年11月に実施した詳細調査において、現状の電波状況を再確認し、Wi-Fiアクセスポイントの増設個所と既存のWi-Fi機器の移設場所を見定めていきました。併せてWi-Fiアクセスの増加に伴ってバックボーンである既存の有線ネットワークへのトラフィックが集中した際に、通信速度の低下といった問題が発生しないか、調査を実施しました」と説明します。

6つの会議室と400室の客室をカバーするWi-Fi環境を実現

PoE給電に対応した「BS-GS2016/2008P」を追加導入PoE給電に対応した「BS-GS2016/2008P」を追加導入し、AC電源に起因する故障の発生を抑制しているほか、既設の「BS-G2116M/2108M」も流用、VLANの再設定を施したことで、トラフィックの分散とセキュリティー強化を実現した

再調査の結果に基づき、バッファロー・IT・ソリューションズによるWi-Fi環境の再構築が行われました。最終的には、既に導入済みであった28台の「WAPM-APG300N」、および6台の「WAPS-APG600H」の移設が行われるとともに、新たに45台の「WAPS-AG300H」が導入されました。WAPS-AG300H はIEEE 11n/g/b規格と電波干渉に強い11n/a規格のいずれかを選択して使用可能であり、周辺の電波環境に応じて柔軟なWi-Fiアクセスを実現します。 最終的には、6つの会議室にはそれぞれ1台ずつ、各客室フロアには4〜9台のWi-Fiアクセスポイントが設置され、最大55室を9台のアクセスポイントでカバーするWi-Fi環境が実現されました。なお、天井裏に設置されていたWi-Fiアクセスポイントを廊下に移設することで、1台あたりの電波カバーエリアの向上だけでなく、メンテナンス性も向上されています。

さらにWi-Fiアクセスポイントを接続するスイッチも、会議室用に2台の「BS-GS2008」が追加されたほか、PoE給電に対応した「BS-GS2016P」を3台、「BS-GS2008P」を10台増設。PoE給電対応スイッチの採用で、AC電源の故障によるトラブル発生率を軽減したほか、電源周りの工事費用も抑制できました。

ネットワーク環境を再設計、より安定した通信とセキュリティー強化を実現

一方、有線LAN側についても見直しが図られました。八重田氏は、「これまで単一のネットワークセグメントで構成されていたため、Wi-Fiを経由して200〜300台のデバイスがアクセスしてきた際に、IPアドレス自動取得(DHCP)のパケットにより、利用端末の通信ができない、といった支障をきたす可能性がありました。そこで通信パケットを効率よく流すために、VLANを用いてフロアごとにネットワークを分離しました。具体的には、既設のバッファロー製スイッチをタグVLAN付加用のスイッチとして再利用する一方、増設したPoEスイッチもポート間通信をできないように設定。この結果、通信トラフィックの分散を実現、安定したネットワーク接続に加え、端末間通信ができない安全な環境が確保されています」と説明します。

「既存の機器を流用する際には、設計にかなり気を使わなければなりません。今回はバッファロー製品ですべて統一されていたことが奏功しており、結果、既存のシステムを活かしつつコストを抑えた提案ができたと考えています」(八重田氏)

新宿ニューシティホテル システム構成新宿ニューシティホテル システム構成
  • 快適なWi-Fi通信を実現、今後、宿泊客増に向けたPRも強化
  • 監視カメラやフロントとの連絡用途など、業務利用も視野に
  • 適正な投資が、安定したWi-Fi環境構築のカギ

安定したWi-Fi接続でクレームはゼロに、顧客満足度も向上

2014年12月、400室をもカバーするWi-Fiネットワークの再構築は7営業日という短いスケジュールで完了できました。具体的には、既存のWi-Fi環境を並行運用しつつ、工事が終了したフロアから、順次、新ネットワークへと切り替えていきました。

神足氏は、「Wi-Fi環境の再整備後は快適な通信が確保できており、これまで寄せられていたクレームや問い合わせはなくなりました」と評価します。

また、安定したWi-Fi環境を完備できたことで、海外顧客向けの旅行代理店に対するPRの強化にもつながっているほか、「ホテルの営業スタッフも旅行代理店や企業などに自信をもって提案できるようになった」(神足氏)など、今後の宿泊者増に期待が寄せられています。

フロントの業務負担も軽減、監視カメラや連絡業務での利用も視野に

Wi-Fiに関するクレームが無くなったことで、フロントの業務負担も軽減されています。「これまで2日に1度はクレームが寄せられていましたが、そうした対応に手を煩わされることもなくなり、フロントのスタッフも、本来の業務である“お客様へのサービス”に専念できるようになっています」と神足氏は話します。

新宿ニューシティホテルでは、今回再構築されたWi-Fi環境について、宿泊者向けの用途だけでなく、今後、業務で活用していくことも検討しています。

「監視カメラを接続するためのネットワークとしての利用のほか、無線LANトランシーバーとの併用により、内線電話のような使い方ができないか検討中です。例えば、フロントと送迎バスの運転手間での連絡用途として今回のWi-Fi環境と無線LANトランシーバーが使えれば、携帯電話のように都度、通話先を選択するといった操作も省けますし、留守電になるなど、つながらないといった状況も回避できるようになると考えています」(神足氏)。

必要な部分に必要なコストを投じることが、成功のカギ

Wi-Fiアクセスポイントの増設により、快適なWi-Fi環境を実現Wi-Fiアクセスポイントの増設により、快適なWi-Fi環境を実現Wi-Fiアクセスポイントの増設により、快適なWi-Fi環境を実現。さらに天井裏にあったWi-Fiアクセスポイントを廊下側に移設することで、メンテナンス性も向上した

今回のプロジェクトを振り返り神足氏は、「当初のWi-Fi選定時は、リーマンショックや東日本大震災の発生などの影響からホテル業界も苦しい時期を迎えており、常に意識の中には“コスト削減”があったのかもしれません。しかし、安定して稼働する環境を実現してためには、必要な投資をしていくことが重要であると実感しています」と話しました。

「その一方で、導入済の機器を活かしながら、どのような改善策を施してくれるのか。それを考えた場合、私たちが抱えていた問題を解決してくれるのはバッファロー、そしてバッファロー・IT・ソリューションズしかなかったと思います。そして、実際に両者は、私が期待したとおりのWi-Fi環境を構築してくれました」(神足氏)

取材後記

本事例でも紹介したように、快適なWi-Fi環境を実現するためには、機器の選択に加え、的確なネットワーク設計が不可欠です。導入後の安定運用を確保しつつも、将来的な拡張性も見据えたネットワーク設計の実現こそが、最終的なコスト削減につながっていくことは言うまでもありません。

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