人々の財産や情報を守る監視カメラシステムのレコーダーとしてラックマウント対応型のテラステーション7000を採用。

株式会社クマヒラ 様

左より、株式会社クマヒラ 本店営業部 法人営業部 営業2課 課長 黒岩達也様、株式会社ロックシステム セキュリティ営業部 澤田忠昌様

「人々の財産と情報を守る」を使命として、金庫や貸金庫などのほか入退室管理システムや鍵管理システム、セキュリティーゲート、監視カメラシステムなどのセキュリティーシステムを開発、製造、販売しておられる株式会社クマヒラ様。同社が販売されている監視カメラシステムのレコーダーとしてバッファローのテラステーション7000をご導入いただきました。

取材協力

株式会社ロックシステム様

概要

創業以来の「安心」「安全」への徹底したこだわり。

「人々の財産と情報をあらゆる攻撃から守る」が使命。

ハードウェア+ソフトウェアのトータルセキュリティーを展開。

1世紀を超える長い歴史をお持ちです

当社は、明治31年(1898)に初代・熊平源蔵が起業した熊平商店から始まります。当初こそ国内金庫メーカーの製品を売るだけでしたが、6年後には金庫製造にも乗り出し、今に続く製販一体の体制をこの時すでに整えています。長い歴史の中で一貫してきたのは「安心」「安全」への徹底したこだわり。製品は変わりましたが、この思想は現在も変わることなく受け継がれています。

企業としての使命をお聞かせください

「人々の財産や情報を守る」――これが当社の一貫した使命です。いつの時代であっても財産や情報は守られなければなりません。一方で現代ほど、財産や情報がいろいろな危険にさらされている時代はないとも言えます。あらゆる攻撃に対して大切な財産や情報をしっかりとガードし、「安心」と「安全」を維持する。そのために必要なあらゆる設備やシステムを送り出しています。

トータルセキュリティー企業とお聞きしています

「安心」「安全」へのこだわりは変わりませんが、現金から電子マネーへ変わったように時代の流れとともに製品は絶えず進化・多様化させてきています。金庫・貸金庫だけでなく、入退室管理システムや鍵管理システム、セキュリティーゲート、セキュリティーキャビネット、監視カメラシステムなども展開し、現在ではハードウェアとソフトウェアを一体化させたトータルセキュリティー企業となっています。

株式会社クマヒラ

1世紀以上にわたって「安心」と「安全」を提供してきたクマヒラグループのうち、熊平製作所が開発と製造を担う一方、販売とサービスを担っておられるのが同社。あらゆる脅威から大切な価値を守り抜くシステムを提案する「トータルセキュリティー企業」として、多様なセキュリティー・ソリューションを提案されておられます。

所在地

〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-3

目的・課題

社会的なニーズが高まっている監視カメラシステム。

MOBOTIX社製カメラを使った監視カメラシステムを企画。

録画用のレコーダーとしてNASの採用を検討。

主力製品の一つが監視カメラシステムですね

時代の変化とともに製品を多様化させてきたことは先ほどお話しましたが、入退室管理システムや鍵管理システムなどがある程度普及した現在、お客さまからのニーズが高くなっているのが監視カメラシステムです。リスクの最小化をめざす金融機関、民間企業、団体などから信頼性の高い監視カメラシステムを求める声が着実に高まっています。

それでロックシステム様と提携されたのですね

さまざまなセキュリティーサポート業務を展開しておられるロックシステムさんですが、同社とはもともと鍵管理システムの頃からおつきあいがあり、ずっと緊密な関係を続けてきました。それで監視カメラシステムについての商品企画を進めていく中で、監視カメラとして定評のあるMOBOTIX社製のIPカメラを使ったシステムの提案を受けたのです。

どういったシステムだったのですか

画像が鮮明で信頼性の高いMOBOTIX製のIPカメラと、その画像データを保存・管理するためのレコーダーを接続した監視カメラシステムです。複数台のカメラから送られてくるデータを鮮明なままで一括して保存・管理するレコーダーがあって初めて実現するシステムと言えますから、それに合ったレコーダーとしてNASの採用を考えたわけです。

解決策

レコーダーとしてテラステーション7000が浮上。

コストパフォーマンスと高信頼設計、実績で採用を決定。

国産であることの安心性とメンテナンス力も決め手。

導入商品

テラステーション7000
管理者・RAID機能搭載12ドライブNAS
2Uラックマウントタイプ

どうしてNASを採用することになったのですか

ご存知のようにMOBOTIXはソフトウェア搭載型のカメラですから、レコーダーは専用のものでなくてもいいわけです。じゃ、どのレコーダーと組み合わせるのか。その際に浮上したのがバッファローさんのNAS、つまりテラステーション7000(TS-2RZSシリーズ)だったのです。もちろん他社のNASも検討しましたが、最終的にテラステーションの採用を決定しました。

バッファローを選んでいただいた理由は何でしょうか

優れた機能を備えた高品質の監視カメラシステムを、よりお求めやすい価格で提供していくためには、NASにもまた高い品質と高い性能、そして高いコストパフォーマンスが求められますが、その点で、テラステーション7000が最適と判断しました。コストと信頼性、実績などを考慮したトータルバランスの良さが一番の選定理由になりました。

国内メーカーの製品であることも決め手だったとか

当社自身、国内での開発と製造にこだわっています。国内のお客さまに対し、国内で開発・製造した安心できる製品を販売し、国内メーカーだからできるメンテナンス体制でアフターケアをするというのが当社のモットー。国内メーカーであるバッファローさんの製品とメンテナンスがあれば、お客さまに安心して提案ができると考えました。

効果

すでに3拠点に設置。支障なく稼働中。

シンプルで高い操作性で高い評価。

拡大する監視カメラシステムの市場。

現在の設置状況はいかがですか

あるIT企業が展開する3拠点に設置しています。情報管理に熱心なお客さまで、かなり厳しいスペックを要求され、その上でコストにもシビアな目を向けられますから、それに応えられるシステムを提案する必要があったのですが、この監視カメラシステムでそうした期待に応えることができたと思います。現在のところ、支障なく稼働しています。

ロックシステム様の評価はいかがですか

(澤田様)高信頼性でコストパフォーマンスがよいことのほかに、シンプルで操作性に優れているという点も評価できます。ちょっとしたメンテナンスならわざわざ専門のエンジニアの方に来ていただかなくても対応できる点は代理店としても助かっています。ただ、可能であれば、ドライブ数の多い廉価版など、製品のラインナップをもっと充実していただけたらと思っています。

今後の展開をどう考えておられますか

「自分の財産や情報は自分で守る」という傾向は今後も続くでしょうし、大企業や上場企業だけでなく中小企業にも広がっていくだろうと思います。市場が拡大していく中で当社にもビジネスチャンスが広がっていくわけで、それに対応していくためにもバッファローさんとは国産メーカー同士としてパートナーシップを組んでいきたいと思っています。トータルセキュリティーに貢献する製品を今まで以上に期待します。


取材後記

高いセキュリティーを必要とする金融機関などからトータルセキュリティー企業として高い評価を受けるクマヒラ様。同社の戦略商品の一つである監視カメラシステム用レコーダーとして採用されたことは、改めてテラステーション7000の高信頼性やコストパフォーマンスを証明することになりました。同社の「人々の財産と情報を守る」という使命実現の一端を担えることは当社にとっても喜びです。


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