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「おもいでばこ」で介護施設のコミュニケーションが活性化。
写真をきっかけに会話が弾む楽しいひと時を利用者に提供。

ブライトの家様 導入事例

ブライトケアーの小規模多機能型居宅介護施設「ブライトの家」では、介護が必要となった認知症の方々に、通い・宿泊・訪問という3つのケアをサービスしています。リビングに設置した大画面のテレビに「おもいでばこ」をつなぎ、スライドショーを映すと、自然と会話が始まります。みんなで思い出を語りあい、楽しんでもらうことが、ブライトの家のケアにとって非常に大切なことなのです。

有限会社ブライトケアー 「ブライトの家」 所長 木村謙一 氏

有限会社ブライトケアー 「ブライトの家」 所長 木村謙一 氏

目標・課題
コスト削減業務効率向上データ保全製品・サービス品質向上
業種
医療・福祉関連
導入製品
NAS
  • 通いを中心とした小規模多機能型居宅介護サービスを提供
  • 認知症状のケアにはコミュニケーションが重要
  • 写真を活用して楽しかった思い出をとどめる
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毎日を楽しく過ごせる小規模多機能型居宅介護施設

 ブライトの家は高齢者が自宅や地域で健やかに過ごせるようにケアする小規模多機能型介護事業サービスの施設です ブライトの家は、2000年の介護保険制度改正によって創設された地域密着型介護サービス「小規模多機能型居宅介護」を提供する施設です。介護が必要となった認知症の方々を中心に、通い・宿泊・訪問のサービスを提供しています。

みんなで会話をしたりテレビを見たりするリビング、料理を楽しめる広いキッチン、入浴や就寝の設備も備えられており、日々の生活を健やかに過ごせるような工夫がなされています。

ブライトの家では、屋内施設を活用したケアだけでなく、「歩く」ことも重視して散歩や遠足などを実施しています。利用者ができるだけ自立した生活を送ることができるように、予防的な機能訓練としての意味合いもありますが、季節や地域の人達とのふれあいを感じることも必要であるためです。

言葉だけでは難しい“記憶”のケア

ブライトの家は、記憶を留めることが困難になっている多数の認知症の方に利用されています。認知症の方々にとって、日々の生活を健やかに過ごすためには、できる限り記憶を取り戻すということが大切です。所長の木村謙一氏は、そのためのケアとしてコミュニケーションが非常に重要だと語りますが、それは容易なことではありません。

「皆さんで遠足に行ったとしましょう。楽しく過ごし施設に帰った後、リビングで『今日は楽しかったね』と話をしていると、症状の重い方は『私は行ってないよ』と言う方も中にはいらっしゃいます。『一緒に行きましたよ』と言葉で伝えられても、納得できないのです」(木村氏)

「花を見に行ったと思うが、どこだったか思い出せない」など、症状によってさまざまですが、言葉によるコミュニケーションだけでは十分とは言えないのです。また、そういう方がいると、話題に出すことを避けるといった配慮をすることもあるそうです。

写真を活用して記憶を取り戻す

ブライトの家では、以前から写真をケアに有効活用していました そこでブライトの家では、従来から写真を活用したケアを実践してきました。ブライトの家のリビングには、多数の写真立てが並んでいます。

「言葉や文章だけでは、楽しかった思い出を語るには不十分ですが、これに写真が加わると、大きな効力を発揮します」(木村氏)

これらの写真を見ながら、「○○さん写っていますよ」などと遠足の話をすると、楽しく会話が弾みます。

 有限会社ブライトケアー「ブライトの家」様

有限会社ブライトケアー

同社は、介護が必要となった高齢者が、住み慣れた自宅や地域で安心して過ごせるよう、「ブライトの家」を運営。小規模多機能介護事業所として介護サービスを提供しています。その名称には、「Bright(やさしい光)を放つことにより、地域全体がBrightで包まれるようになること」を目指すことが盛り込まれています。

所在地:東京都墨田区菊川3-10-9
電話:03-5600-8341

  • 大量の写真を撮影して介護サービスに活用
  • 多忙で煩雑な写真の整理が後回しに
  • パソコンの中によい写真が埋もれてしまう

多数の写真をサービスの質向上に活用

何気ない生活のシーンも、写真に残せば立派な「おもいで」です ブライトの家では、イベントや日々の生活をスタッフがデジタルカメラやスマートフォンを使って写真を撮っています。その中でも毎週木曜日の2時間は、ボランティアのカメラマンに撮影をお願いしています。そうして撮影された写真は、年間でおよそ2,000枚にもなります。

これらの写真は、利用者と楽しむだけでなく、ご家族にプレゼントしたり、サービスのPRに使ったりすることもあります。また、サービスの内容を確認するために義務付けられている報告書や報告会でも、写真を多用してケアの様子を紹介しています。

「写真は言葉よりも多くのことを語るため、提供しているサービスの内容や質が一目でわかります。利用者さまの笑顔の写真があれば、そのご家族にも安心していただけます。」(木村氏)

写真の整理まで手が回らない

これまで写真の整理や管理は、木村氏が自分のパソコンで行っていました。デジタルカメラのメモリーカードからデータを取り込んで、フォルダー分けして格納しておくという作業です。

写真を管理しているパソコンは木村氏の事務用パソコンであり、重要な情報も格納されているため、スタッフが自由に扱うわけにはいきません。そのため、木村氏がほかの業務に忙殺されているときには、どうしても写真整理を後回しにせざるをえず、一週間分のデータをまとめて処理するということもありました。また、スタッフから写真の印刷を頼まれても、長期間後回しにしてしまうケースが増えていました。

パソコンの中に埋もれてしまう写真

木村氏が懸念していたのは、パソコン内に埋もれてしまう写真の多さです。アルバム化や写真立てを設置するには限りがありますし、すべての写真を印刷するのも困難です。そのため、利用者やスタッフに写真を見せるときには、「表情が良い」「写りが良い」などの視点で、木村氏が選んでプリントし、写真立てで飾っていました。

「ところが、スタッフらとパソコンで写真を見ていると、『この写真は見たことないですね。』などと言われるケースがでてきました。実際、私が“選ばなかった”ほうの写真が、より参加者やスタッフの受けがよいということも多々あることに気付きました。例えば、ちょっとピンぼけの写真であっても、その時の思い出を振り返るという意味でよい写真、というものも少なくないのです」(木村氏)

また、フォルダーは、同じ写真を二重に保管することを防ぐため「取り込み日」単位で管理していますが、忙しいときには一週間分以上のデータがひとまとめになってしまうこともあります。そのため、ある日の写真を使おうと思っても、その写真の検索に時間がかかっていました。

せっかく年間2,000枚の写真を撮っても、実際に日の目を見るのは100枚程度。残りの大量の写真は、パソコンの中に入りっぱなしで有効活用できていないという状況でした。

  • 介護サービスでの導入実績と効果に注目
  • 安価な値段も即決購入の決め手に
  • 年配のスタッフも簡単に操作できる

導入製品

「おもいでばこ」 PD-100S 製品画像

デジタルフォト・アルバム

「おもいでばこ」 PD-100S/W

介護サービスの仲間が「おもいでばこ」を紹介

木村氏は、以前から同様の小規模多機能型居宅介護施設を運営している「ユアハウス弥生」の飯塚裕久所長と交流があり、互いに写真を活用したケアの有効性を理解していました。

「あるとき、飯塚さんからよいものがあると教えていただきました。それが、『おもいでばこ』です。非常に簡単に使え、多数の写真を保存することができ、ケアに役立つことをご紹介いただきました」 ユアハウス弥生では、先行して「おもいでばこ」を利用者のケアに活用されていました(ユアハウス弥生様:「おもいでばこ」導入事例」)。木村氏は、この方法を聞き、「おもいでばこ」の導入を即決。「ユアハウス弥生」と同様の課題を抱えていた「ブライトの家」でも、有効に活用できると考えられました。

「価格も決め手の1つです。まずはテストしてからとは言われていたのですが、値段的に悩むほどの価格でもなかったので、すぐに決めてしまいました」(木村氏)

年配のスタッフでも簡単に使える

「おもいでばこ」は、利用者が集まる1階のリビングに設置しました。大型テレビがあるため、皆で楽しむことができます。ブライトの家の建屋は3階建てですが、すでにネットワークが敷設されており、リビングにも無線LANアクセスポイントが設置されていました。「おもいでばこ」は有線LAN・無線LANどちらにも対応していますが、今回は無線LANアクセスポイントとLANケーブルで接続し、大型テレビとはHDMIで接続しました。

写真の取り込みは、今も木村氏が中心に行っていますが、時間を取られることはほとんどありません。「おもいでばこ」は、SDカードの差し込み口を備えており、デジタルカメラで撮影したSDカードを差しこんでボタンを押すだけです。それだけで、おもいでばこは取り込み済の写真を自動スキップしながら写真の取り込みを行い、その上、撮影した日付で自動的に分類してくれるのです。

ブライトの家には年配のスタッフも多く在籍していますが、「おもいでばこ」は誰でも簡単に操作してすぐに写真が見られる箱、として喜ばれています。

既存のネットワークに「おもいでばこ」を接続しました。無線LANアクセスポイントを設置し、スマホアプリでリモコン操作をしています

  • 自然と広がるコミュニケーション
  • 帰り時間まで気持ちのよい空間を演出
  • 写真という個人情報の一元管理を容易に実現

「その時の思い出」に一喜一憂

スライドショーが始まると自然と会話も生まれます リビングでスライドショーを始めると、自然と会話が始まります。誰かが写真に写ると、「○○さん、写っているよ!」「これどこだっけ」「ここは○○公園だよ」「桜を見に行ったね」というように、記憶を呼び覚ますコミュニケーションが広がっていきます。

「写真を見返すことが認知症の改善に役立つかどうかは解りませんし、特別に大きな期待を寄せているわけではありません。むしろ、写真を通じて楽しかったことを思い出して、また喜ぶという、その時々の感情自体が非常に重要だと考えています」

中には、自分が食事しているところなど、自分の見られたくないカットが写ると「こんな写真を撮ってどうするの?」と文句を言う人が出ることも。しかし認知症の方にとって、こうしたさまざまな感情を発することも重要なことだそうです。

「『おもいでばこ』を導入したことで、写真を見る機会が大幅に増えました。パソコンの中で活用できずに眠っていたすべての写真を「おもいでばこ」に取り込むことで、これまで埋もれていた写真を気軽に見られるようになったことが、最大の効果ですね」

バックグラウンドミュージック代わりのスライドショー

スマホアプリのリモコンを使えば、自然とスライドショーを始めることも可能ですスライドショーを行うとき、スタッフは「おもいでばこ」付属のリモコンで操作しますが、木村氏はスマートフォンアプリを使ってリモコン操作を行うそうです。「さあ皆さん、スライドショーを始めますよ!」という形ではじめるのは、木村さんとしては、あまり好ましくないから、という理由があるそうです。

「ケアが終わる夕方ごろ、送迎車の順番を待っている方が快適に時間を過ごせるように、バックグラウンドミュージックのように静かにスライドショーを始められるのが気にいっています」

以前、この待ち時間はボーっとしたり、テレビを観たりするだけの時間となっていました。置いて行かれてしまう感覚や順番を待たされている不満で、イライラしてしまう利用者も少なくなかったそうです。いまでは、待ち時間を利用して、自然な形で多くの写真に触れてもらう機会になっています。

「『おもいでばこ』の利用で自然と会話が増え、不満や不安も少なくなり、気持ちよくお帰りいただけるようになりました」

単純明快で応用も効く「おもいでばこ」

SIを担当したビーブリッドの代表取締役 竹下康平氏「おもいでばこ」の導入作業を担当したのは、ブライトの家のコンピューター全般をサポートしているビーブリッドです。同社は、ITが介護に役立つことを知りながら、不慣れでなかなか導入が進んでいないことを危惧し、介護福祉医療業界専門の、コンピューターを含むトータルサポートサービス「ほむさぽ」を提供しています。

ビーブリッドの代表取締役・竹下康平氏も、介護業界のITシステムに長年関わってきた経験から、「おもいでばこ」がケアの質向上につながることを期待しています。

「『おもいでばこ』の最大の利点は、単純明快で誰でも操作できつつ、さまざまに応用できるところにあると考えています。また、情報セキュリティーの観点においても、例えば、これまではスタッフが個別に管理していた写真を、「おもいでばこ」に移したら削除するというルールを作って一元管理に切り替えて運用することで、デバイスの紛失などによる個人情報の漏洩対策にもなります」

取材後記

取材時、写真撮影のために「おもいでばこ」のスライドショーをスタートさせると、それまで静かにされていた利用者さまから「ここどこだっけ」「○○さんがいるよ」「私の写真はないの?」などと、さまざまな声が飛び交いました。その後はスタッフや木村氏も交えて、写真をきっかけとしたさまざまな会話が生まれ、穏やかで活気あふれるひと時が訪れました。ここに「おもいでばこ」の真骨頂を見たような気がします。

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