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大須AIC(※現 大須PC販売店協会 http://www.osu-pc.com/)では、大須地区の集客力アップを狙って、街全体のホットスポット化を図っている。02年5月から、AirStation Proを2台街頭に設置し、赤門通と新天地通を無料FREESPOTエリアとして、誰もが自由に無線LANでインターネットを使えるようにしている。


大須のFREESPOT化を説明するとき、ブロードバンド時代が到来した、ということがまずは前提にあります。大容量の情報を、いつでも、どこでも、誰でも入手できる、というのが、ブロードバンド時代の原則でしょう。無線LANを使えば、それを実現することがとても容易です。だから、まずは、インフラとして無料FREESPOTを導入しました。
このインフラをどう使いこなしていくか、という点はこれからの課題ですが、さまざまなコンテンツを発信するための準備は着々と進めています。
大須に来たお客さんが、お店の情報(バーゲンや特価情報など)はもちろん、いろんなタウン情報なども簡単に入手できる、というのが当面は狙いです。
大須は、パソコン販売の街と見られることもありますが、実際は、もっと多様性がある街です。若者向けの古着ショップや、エスニック料理のお店なども目を惹きます。決して、パソコンだけの街ではありません。だからこそ、いろんなタウン情報を発信することで大須という街自体を楽しんでほしいのです。

なぜパソコン販売店の協会である大須AICが、PC販売に直結するように見えない「街の活性化」を図るのか?という疑問があるかもしれません。
それは、パソコン専門店のあり方が、曲がり角に来ていると思うからです。これまで、価格や品揃え、商品知識などで他店との差別化を図ってきましたが、それだけでは難しい時代となっています。

そういう時代に、じゃあどういう集客策を実施するか?というときに、ひとつのチャレンジとして、街をFREESPOTにすることで街の活性化を高め、全体の底上げを図る、ということを試しているのです。エリアとしての魅力を高めて、結果として、その地域にあるお店の集客力も上がる、という具合です。
ホットスポットをきっかけに、再度、大須の魅力を見直していきたいですね。


現在のFREESPOTエリアは、赤門通りと新天地通り(図参照)で、随時、拡大していく予定です。BUFFALOのAirStationに外部アンテナを接続して、2台配置しています。
AirStationをFREESPOTのアクセスポイントとして選んだ理由は、馴染みのある地元名古屋の企業だから、と、やはりしっかりした技術を持っているという点です。設定のサポートなどもしっかりしていて、FREESPOT稼動後も特に不具合などは発生していません。
FREESPOTへの接続は、無線LANカードを挿してパソコンの設定を若干変更するだけ。それだけで、誰もが、無料でインターネットに接続できます。
今後は、落ち着いて使っていただくために、路上にベンチを置くことも検討しています。

現状では、ハードモバイラーと呼ばれるような方が使い始めています。アーケード街でノートパソコンを広げている若者を見かけるようになりました。
FREESPOTエリアは、基本的に路上です。お店の中で接続できるところも中にはあるようですが、原則的には建物の中までは電波は届きません。ハードモバイラーの方々は、まずは試し、と路上で接続しています。彼らが使い始めてくれることで、多くのお店も自店情報の発信を行うようになるでしょう。
今後、どんなコンテンツを作り上げていくか?が、課題ですが、基本的には、各店ごとに独自色を出していければ良いと考えています。
具体的にこれ、というものができている訳ではないので、方向性だけですが、グッドウィルのエンターテイメント・デジタル・モール店(以後、EDM店)の試みを、ちょっと説明しましょう。


EDM店では、パソコン販売に限定せず、地下のイベントスペースで各種イベントを仕掛けています。スポーツバーやマルチメディアスペースとして、また、古着ファッションショーや中部経済産業局肝いりのIT系会議、サルサパーティー、インディーズバンドのライブ、結婚式の2次会などなど。パソコン販売とは関係なさそうですが、それらを支えるバックボーンとして、実はパソコンが存在しています。
パソコンやブロードバンドの用途が、多様化し、従来型の仕事パソコンから、もっと生活に密着した道具として定着しつつある、ということです。
イベントの例で説明すると、結婚式の2次会を盛り上げるツールとしてのパソコンがあります。結婚式をデジタルビデオで撮影して、2次会までの短い時間に編集し、上映することができるのです。このように生活を彩るちょっとした楽しみを演出する道具、としての面が色濃くなっています。
パソコンを直線的に売るのではなく、生活を楽しむ上でパソコンができることを提案する、その結果としてパソコンが売れるであろう、と。生活を彩るイベントを、同時に手がけていきましょう、というスタンスです。
そうならば、EDM店が発信するコンテンツも自ずと決まってきます。売価情報やバーゲン情報だけではなく、イベント情報や生活提案情報が中心になるでしょう。そういうコンテンツを作るために、EDM店では、動画編集ができるスタジオも構えています。
ホットスポットを導入したからといって、一気に誰もが使いこなせるようになるわけではありません。情報を発信する側と受け手の側、両方に徐々に浸透していくように、継続してアピールすることが何よりも大事なことです。
ぜひ、大須に遊びに来て、一緒に大須を盛り上げていきましょう。

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