福岡女学院看護大学が新設した 九州最大規模の看護シミュレーションセンターに バッファローの法人向け無線LANアクセスポイントを採用

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無線LANシステム集中管理ソフトウェアで管理の手間も軽減。

メルコホールディングス(東・名6676)グループの中核企業 株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:斉木邦明、以下バッファロー)と西日本電信電話株式会社(代表取締役社長:村尾和俊、以下NTT西日本)は、福岡女学院看護大学(福岡県古賀市、学長:片野光男)が新設した10周年記念館(2号館)で開設した九州最大規模の看護シミュレーションセンターへの無線LAN(Wi-Fi)設備導入で協力。無線LANアクセスポイントとしてバッファローが製造・販売する法人様向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1166D」が採用されました。これにより、ネットワークカメラを使った実習のライブ動画の撮影や、動画を活用したディブリーフィングなど最先端のシミュレーション教育が実施可能になりました。合わせて、既存1号館への無線LAN設備増設も実施。これにより、全教室で電子教科書や動画コンテンツを活用した授業が実施可能となりました。また、学生は館内全施設でインターネットやLMS(ラーニングマネージメントシステム)の利用が可能になりました。

福岡女学院看護大学は、2016年9月、新しい校舎が完成し、九州地区では付属病院を持たない大学単独では初めての看護シミュレーションセンターを設置しました。この看護シミュレーションセンター(愛称:AI Sim)は、ICU(集中治療室)や4床室、分娩室、在宅など実際の臨床現場をリアルに再現した室内設備とコンピュータ制御の高性能患者シミュレータを有し、あわせて実習後の振り返りを行うディブリーフィングルームやグループ討議を行うTBL(Team-Based Learning)室を備えるものです。単に技術の習得を目指すのではなく、体験学習と学習者間の活発な討議、振り返りからの気づきや学びから、情報収集能力、判断力、コミュニケーション力、生涯研鑽し続ける能力などを培います。シミュレーション室に設置された複数のネットワークカメラを使って実習をライブ中継することで、学生同士が課題をディスカッションしてアクティブラーニングを行うことに役立てています。録画した実習の動画は、後からダウンロードして振り返り学習に活用されています。また、全館のWi-Fi環境を強化することにより、これまでWi-Fiを利用できなかった教室でタブレットを使ったグループ学習やワイヤレスでのプレゼンテーションが実施できるようになりました。

今回採用された無線LANアクセスポイント「WAPM-1166D」は、高速無線LAN規格「IEEE 802.11ac」への対応に加え、無線LANシステム集中管理ソフトウェア「WLS-ADT」に対応する点も評価されました。「WLS-ADT」の利用により、1号館および2号館すべての無線LANアクセスポイントの状態を1号館にいながら全館の問題・障害のある機器を把握でき、管理負担が低減できます。

福岡女学院看護大学では、ICTを利用したシミュレーション学習により卒業後すぐに現場対応が可能な高い看護技術を持つ看護師を育てられることで、地域の医療に貢献できることを期待しています。

福岡女学院看護大学 外観

シミュレーション室での実習の様子

ディブリーフィングルームでのライブ中継の様子

福岡女学院看護大学のネットワーク構成図

福岡女学院看護大学について

福岡女学院看護大学
(福岡県古賀市、学長:片野光男)

キリスト教の精神を背骨として130年間女子教育を実践し続けてきた学校法人福岡女学院(福岡市南区、理事長:十時 忠秀)が2008年に福岡県古賀市に開学した女子看護大学。私立の大学と国立病院機構が連携している最初で唯一の看護大学である。キリスト教精神に基づく「ヒューマンケアリング」を実践できる看護識者を社会に送り出している。
国家試験合格率(教学能力)および看護師の輩出数(社会貢献度)を総合した力は、全国看護大学のトップ10にある(就職率は2014、2015年度全国女子大学で第二位)。

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