岐阜県美濃加茂市が市内全公立保育施設導入の 保育士支援システム用Wi-Fi機器として バッファローの無線LANアクセスポイントを採用

お知らせ

メルコホールディングス(東・名6676)グループの中核企業 株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:井上 武彦、以下バッファロー)が製造、販売する法人様向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1166D」および「WAPS-300WDP」が、岐阜県美濃加茂市の公立保育園・認定こども園の保育士支援システム「保育版MIMOTE」用のWi-Fi(無線LAN)機器として採用されました。

美濃加茂市は、岐阜県中南部に位置する、人口56,466人(平成29年6月1日現在)の市です。保育士不足に伴う、保育士の業務過多、保育士同士のコミュニケーション不足等の問題改善を目指した保育のICT化の一環として「保育版MIMOTE」を市内の公立保育園・認定こども園に導入しました。「保育版MIMOTE」は、慶應義塾大学の取り組みを踏まえ開発された、介護における状態把握システム「MIMOTE」の提供を行っている一般社団法人 気づきデータ解析研究所(東京都中野区、代表理事:丸山由喜、以下気づきデータ解析研究所)が開発を担当した保育士支援システムです。平成28年10月より試験運用を開始し、平成29年4月より美濃加茂市内の全公立保育施設で正式運用を開始しました。

「保育版MIMOTE」は、子供の状態をタブレットで記録し、蓄積されたデータを保育サービスに活かすことなどを可能とするシステムです。「挨拶」「食事」「排泄」「活気」「筋力」「一人行動」「対人」「その他」の8項目に分けて3段階評価することにより、子供の微妙な変化を見落とすことなく記録・分析し、的確な対応が可能です。また園長が記録を確認することにより、園全体の状況を常に把握でき、必要に応じて保育士への指示やアドバイスを行うことができます。保育の質向上とともに、園内スタッフのコミュニケーション向上、保育士の資質向上等が期待できます。

「WAPM-1166D」と「WAPS-300WDP」の導入により、施設屋内はもちろん、園庭など屋外でも利用できるWi-Fi環境が整いました。保育士が居場所に限定されることなくタブレットでの「保育版MIMOTE」の活用が可能になることで、業務に負担をかけずにICTによるより良い保育施設の運営を実現できる見込みです。

WAPM-1166D(屋内)とWAPS-300WDP(屋外)

登降園記録は、子供を受け渡す際に保護者が行う

保育士が気づいた点をタブレットに入力する

8項目3段階で評価し、必要に応じてコメントを追加

「保育版MIMOTE」概念図

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