RAID 10

2台×2のペアでデータを二重化するRAID 10

復旧可能2台まで(特定ペア)、2台分散書込で高速

ドライブ2台でデータを2重化したペアを、さらに2台×2でまとめて1組のHDD(アレイ)としてデータを分散して保存します。各ペアには、それぞれ同じデータが記録されます。万一のドライブ故障時には、ドライブを交換し、ペアのドライブからデータを復旧できます。

同じデータを保存したペアのドライブが同時に故障しない限り、最大2台までのHDDの故障に対応できます。

保存の仕組み

1. パソコンからデータをドライブに転送します。

2. データを受け取ると、内部のRAIDコントローラー上で各データがブロックに分割されます。同時に、同じ内容のデータが複製されます。

3. HDD2台1組同士で同じデータを書き込む形になるように各HDDにデータを分散して書き込み、保存されます。

復旧の仕組み

1. 内蔵HDD4台のうちどれか1台が故障したとします。

2. 故障したHDDと新しいHDDを交換します。

3. 2重化されたデータの保存されているHDDのデータを元に、新しいHDDにデータを復旧(リビルド)します。

4. 故障前の状態にデータが復旧されます。

Point

HDDが2台故障した場合も、ペアとなるデータを保存したHDDが正常であれば復旧が可能です。

同じデータを保存しているHDDペアが2台同時に故障した場合、データは復旧できません。