UltraATA/ATAP

UltraATA/ATAPIとは

読み方

ウルトラエーティーエー/アタピー

パソコンと周辺機器の間でデータ転送をするための接続規格です。
パソコン内部に内蔵HDDや内蔵ブルーレイ/DVDドライブなどを取り付け接続できます。
UltraATAとATAPIは同じように接続し使用できます。
ケーブルもパソコン上の接続ポートに両者の区別はなく、両方の機器を混在して使えます。

主な特徴

UltraATA133の最大転送速度133MB/s※1

UltraATA133はデータ転送が最大133MB/s(理論値※2)。
これはデジカメで撮影した写真1000枚分のデータ(約2GB)を約15秒、
ハイビジョン映像1時間分(約7.56GB)を約56.9秒で転送する計算※3になります。
UltraATAは速度性能により4段階のグレードがあります。

ATAPIはパソコンの搭載しているUltraATAの性能に依存します。

※1. データ転送速度を表す単位で、1秒間あたりに転送できるメガバイト数を表します。メガバイトパーセコンドと読みます。
※2. 理論値とは、規格策定時に定められた性能を表す数値、実際の機器の速度と区別するために用いられます。
※3. 理論値から算出。実際には機器の性能や使用環境の影響で変動します。

UltraATAとATAPIの違い

UltaATAとATAPIは、パソコン側の差込口(ポート)は共用、ケーブルも共通です。
また、それぞれの機器の混在利用もできます。
2種類の呼び方が存在している理由は、HDD接続時とDVDドライブなどの光学ドライブ接続時では制御方式が異なるためです。
UltraATAはHDD接続方式、ATAPIは光学ドライブ接続方式となります。

パソコンに内蔵ドライブを増設・交換できる

パソコン内には内蔵用ドライブを取り付けるスペースがあります。
空きがある場合には追加増設が、空きが無い場合には交換が行えます。
HDDの容量を増やしたり、高性能な各種ドライブを取り付けられます。

また、接続可能なケーブルの長さは最大45.7cmです。
1本のケーブル上に2つのコネクターがあり、2台のドライブを取り付けられます。

機能比較

UltraATAに関する規格を比較しました。

タイプ(規格) 転送速度(理論値) 互換性
UltraATA/133 最大133MB/s UltraATA133の機器を接続可能。
UltraATA100/66/33はそれぞれの性能で利用可能
UltraATA/100 最大100MB/s UltraATA100の機器を接続可能。
UltraATA133はUltraATA100相当で、
UltraATA66/33はそれぞれの性能で利用可能
UltraATA/66 最大66MB/s UltraATA66の機器を接続可能。
UltraATA133/100はUltraATA66相当で、
UltraATA33はUltraATA33として利用可能
UltraATA/33 最大33MB/s UltraATA33の機器を接続可能。
UltraATA133/100/66はUltraATA33相当で利用可能

コネクター形状と接続口

パソコンとの接続

コネクター上部の突起が合うように挿し込みます。

接続可能な主な周辺機器


ドライブの増設・交換用のその他の接続規格