• ショッピング
  • 製品・サービス一覧
  • 対応情報
  • ダウンロード
  • お客様サポート
法人のお客様

第102回目の@Professional Usersは、 食にまつわる全ての空間をデザインする「商空間設計家」の吉田 享(よしだ とおる)さん。キヨスクから300坪の巨大なスーパーマーケットまで、建築基本設計からインテリアデザイン、全てをひとりで手掛けるひっぱりだこの日本を代表する商空間設計家です。そんな吉田さんが手掛けた物件ふたつでLAVAが音楽を担当している縁もあり、そして今やMacユーザーには欠かせない人気アイテムとなったバッファローの外付けHDD、HD-M2.0TIBSU2Jを使用していることもあり、満を持して@Professional Usersに登場です。お話は東京・原宿にある吉田さんの事務所「マーヴェラス」で伺いました。

USB2.0/eSATA/FireWire800/400用 外付けHDD for mac HD-MIBSU2シリーズ

札幌で働いていたインテリアデザインの会社で
飲食店、物販、カー用品のお店まで色んなことをやりました

――この@Professional Usersでは初登場となるクリエイター、商空間設計家の吉田 享さんです。僕も尊敬する方であり、吉田さんが手掛けた大阪と宮崎の物件では一緒に空間と音楽のマッチアップもさせていただいています。まずは吉田さんが商空間設計に魅かれていった経緯を教えてください。

小さな時からデザインに興味があったと思います。幼稚園では絵を描くのが好きでした。中学、高校ではお店を見たりすることが好きになりました。僕は大学はデザイン科に進もうと考えていたんですが、親に「就職に困るから建築科に行きなさい」と言われて、主体性もなく親の言う通りに建築家に進んだんです(笑)。

――出身は北海道ですよね?大学もそうですか?

はい、北海道東海大学の建築科に推薦で進みました。本当はそこの芸術工学部にあったデザイン科に行きたかったんですけどね。そこから建築の授業を受けることで初めて建築に興味を持っていきました。

——実はこの事務所の至る所にギターがあるんですが、音楽も相当好きだったんですよね。

(笑)はい。建築は大学で4年間学びましたが、同時に軽音楽部に所属して音楽活動にもかなり励んでいたんですよ。

——なるほど。卒業後の就職はどうしましたか?

4年生になってから騒ぎ出しましたね。「就職はどうしよー!」って(笑)。僕の仲の良い同級生の先輩がインテリアデザインの会社にいました。最初はその同級生が会社に誘われたんですが、彼は広告がやりたいらしく「吉田君がいいんじゃない?」ってことになり、旭川から札幌まで面接に行ったんです。インテリアがやりたいと言うよりも、その会社にいた方達がみんないい人達で、その会社が手掛けた飲食店も見に行きましたが単純に、「あー、こういった仕事があるんだな」と興味がわいてきたんです。そして入社を決めました。僕はその会社で北海道内の様々なお店を担当しました。飲食店、物販、カー用品のお店まで色んなことをやらなければなりませんでした。よく働きましたね(笑)。入社して7年目に、あるメーカーのアメリカ視察ツアーがあり、僕も参加したんです。そのツアーに僕が以前から興味があった会社の社長も参加していたんです。僕は彼が手掛けるお店が好きで、東京に出張に行く度、彼のお店、飲食店をよく見て廻ったんです。その頃から食品を扱うスーパーや食にまつわる空間に興味を持ち出したんですね。

——そのツアーで憧れの社長とは話せたんですか?

はい、色々と話しているうちに社長に、「どうせやるなら東京でやるべき」と言われたんですが、実は2年間会社には空きがなく、2年経ってから上京して入社しました。

——その時に吉田さんは何歳でしたか?

31歳ですね。東京に行って仕事がしたいというモチベーションで北海道でも仕事をしていたのもあるんですが、その反面、東京に行くのは怖かったんです。東京には自分よりも優れている人ばかりいると思っていましたし、本当にそこで自分がやれるのかがかなり不安でした。

上京し、本格的な商空間設計の道へ
基本設計、空間のインテリアデザイン、グラフィックも全てが自分の担当

——上京してみてどうでした?

いざ来てみたら、「あれ?」と思ったんです。実は僕は札幌では設計、施工、集金まで全部の仕事を自分で担当してやっていたので、僕はいつの間にか鍛えられていたんです。だから恐れはすぐになくなりましたね。

——すぐにメンバーとして仕事にかかったんですか?

1年間はお茶くみ、2年目から全国の物件を手掛けるほど会社内では一番仕事をしていました。基本設計から入り、空間のインテリアデザイン、グラフィックも全てやるといった感じです。ずっと忙しいのが続いたんですがバブルが崩壊して仕事が急に減ったんです。そこで自分で営業に行くようになりました。その時にたまたま小田急に営業に行ったんです。そこで「これから駅も駅内のお店も変えていこうと思っているので、プレゼンをして欲しい」と言われて、運良く自分の考えが採用されました。

——どういったアイデアだったんですか?

僕は自分がまずは利用したいと思うものを作りたいと考えています。普段利用している時に「ここはこうした方がいいな」と思った部分を変えようと思ったんです。あくまでも企業が「こうだろう」と作ったものを自分はユーザーの視点に立ちクリエイトしました。仕事を頼んでくる時はあくまでも企業側からのリクエストが多いんですが、僕が自身の建築、デザインへの掲げたスローガンは、「ますはお店を利用してくれる人のことを考えましょう」、そして「公共のお店、公共のデザインと思ってください」というものです。その考えを元に、まずは新宿のロマンスカーホームのキヨスクを全面リニューアルしました。そこが大きな売り上げを記録したので、各小田急線の駅をじゅんぐり手掛けていくことになりました。120店舗のキヨスク、そして書店、デイサービスまで手掛けました。

——ユーザー目線というのは大きくうなずけますね。共感します。

ベースはお客様が使いやすい、気分が良いもの。そこから先はクライアントが好きになる、行きたくなる空間を作ります。その頃から客とは何か?商品とは何か?という本質を考えるようになりました。僕が手掛けているスーパーで言うと、お客様とは自分の時間と体力とお金を使う人です。車で来たらガソリン代、バスで来たらバス代、歩いてきたらわざわざ来てくれた。自分で広い店内を歩いて商品を選んで、それをレジまで持ってきて現金で払う。場合によっては自分でレジ袋に入れて自分で詰めて、またそれを持って帰る。これがスーパーのお客様。ここまでお客様のことを自分で考えて作るのがプロとしての自分の仕事です。今ではインターネットで買い物をする時代です。でも何故現場に来るのか?インターネットでは感覚の8割を占めると言われる視覚のみ。でも現場は五感を感じられる大事な空間です。どれだけインターネットが盛んになっても我々は五感を大切にしている生き物なので、現場作りの際でもお店をただの箱にしてしまわない、例えば音楽や従業員の意識変化も大切です。「お客様の五感に響くお店作りをしよう」といった考え方ですね。

——本当にその通りだと思います。だから店舗の音楽の重要性が今見直され始めていますよね。では商品とは?

商品は自分では語れません。昔からセルフサービスのお店を作る場合に「レイアウトは利益の根源である」という言葉があります。この言葉はどういうことか自分なりに考えてみると、お店に100の商品があるとするとお客様はその50〜60だけを知り、殆どの人が100あることを知らずに帰ってしまう。その100を商品に変わってお店の人が商品の自己紹介をお客様にする。お客様がくまなく、なるべく多くの商品に出会ってもらうためのレイアウトを作る。これがレイアウトを作って行く時の基本です。商品が語れないのがポイントですね。そこで、「今の時期はこれがお薦めですよ」とお店の人がプレゼンテーションをするコーナーが必要になってきます。商品を知ってもらう機会をお店側が作るんです。セルフサービスはそもそもアメリカから入ってきたもので、お客様が勝手に見て勝手に帰る。これがセルフサービスです。そこから脱却していないお店が多いんです。その中で、お店のスタッフが商品を理解してお客様に伝えていく。基本的にお客様は自分の知らない商品、食べたことのないものは買いません。でもアメ横に行くと必ず商品を伝えることをしていますよね。活気があります。でも都合の良い部分のセルフサービスだけを考えていたら、お客様のためにはなっていないことが多いんです。「商品を伝える」。これをお店の人にはやってもらいたいという考え方から、僕の手掛けるお店には必ずそのプレゼンテーションコーナーがあります。

お店まるごとを自分一人でつくっていくことで
気持ちのいい空間になる

——いやあ、勉強になります。ユーザーの立場に立った建築、デザインというのがとても分かりやすく理解出来ました。僕もこれからの活動に大いに役立てたいと思います。独立は2006年、今から7年前ですね?

はい。引き続き商空間、食品空間の専門でやっていますが、マンションのリノベーションやデイサービス等、頼まれればなんでもやりますよ。あとはLAVAさんとの音楽のコラボレーションがこれから本当に楽しみにです。LAVAさんの音楽は僕の空間に間違いなくフィットします。

——吉田さんにそう言ってもらえるなんてとても光栄です。しっかりやります。さて、吉田さんがお使いのバッファローの外付けHDD、HD-M2.0TIBSU2Jについて教えてください。

例をあげてお話しますね。大阪の心斎橋にあるグルメマーケット "BIG BEANS WEST"を手掛けた時に、まずはお店一件分のCGを1〜2ヶ月間かけて作ります。そのCGを作りながら設計を細かく作っていきます。その時点では絵だけです。これをその後図面化していきます。そして床や照明、天井等、それを全て図面化していく作業が続きます。その後基本設計と言われる図面を作り、建築屋さんに渡します。そしてその通りに設計を依頼します。その後は内装用にディティールを書いていきます。家具、什器の図面、青果の台等、それをひとつひとつ書いていきます。その都度クライアントに見せて修正が出てやり直し、やりとりが果てしなく続いていきます(笑)。家具の図面後は店内ディスプレーに入ります。サイン関係(壁にかけるグラフィック等)もですね。後は僕がアメリカやヨーロッパで撮影した写真を店内に使うこともあるので、その大きなサイズの写真もマストな僕のアイテムです。そしてグラフィックデータの作成、社員証、プライスカード等、建築からプライスカードまで全部ひとりでやることで気分のいい空間になります。「船頭はひとりでいい」、これが僕のモットーです。

今話した行程のデータ、全てストックしつつ、何回も何回もやり直しつつ、サイズの大きな写真も保存しつつ、プラス、信頼性のあるハードディスクが必要になってきます。そのハードディスクが現在使っているバッファローの外付けHDD、HD-M2.0TIBSU2Jです。2TBという容量も魅力的です。写真だけで言うとニューヨークやヨーロッパで撮影した高画質の写真も全てこの中に入っています。海外に行った際の写真は自身の仕事にも大いに役立ちます。入り口に厨房のあるお店だったり、海外のお店のレイアウトは興味深いものが多いんです。その全てがこの中に入っていること、そしてストックされたものを取り出し作業に向かえるこのハードディスクは僕のマストアイテムであり、アイデアの宝庫でもあります。それと、これだけの長い期間作業したものを全て失ったら大変なことになります。ハードディスクにおける信頼性というものも僕たちプロの人間には大切な部分です。このハードディスクは僕のMacのパソコンとの相性もとてもいいですし、デザインもシンプルで好きですね。ちなみに大好きな音楽も全てこの中に入れてあるんですよ。

——ありがとうございます。吉田さんの空間作りにどんどんお役立てください。さて、最後に商空間設計家を目指している人達にメッセージをお願いします。

商空間だけではなく、基本自分が時間を忘れて没頭出来る仕事を見つけるべきでしょうね。同じ力で広い面積を掘っても浅くしか掘れない。同じ力で狭い面積を掘ると深く掘れる。言いたいことは専門性を磨いていくということ。僕は没頭出来る、食にまつわる空間作りをこれからも深く掘り下げて活動していきます。

——今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

吉田 享(よしだ とおる)

株式会社 マーヴェラス 代表取締役 クリエイティブディレクター 1959年 北海道生まれ。北海道東海大学芸術工学部建築学科卒。札幌および東京での設計事務所勤務を経て、2006年 株式会社 マーヴェラスを設立。 食空間(主にスーパーマーケット、食品専門店、レストラン等)に特化した設計を行う。建築基本設計からインテリアデザイン、グラフィックデザイン、パッケージデザインまでそのお店に必要と思われるものは全てデザイン、製作まで行う。

主な実績:
小田急電鉄沿線のSHOPのリニューアルプランニング/東武鉄道沿線のSHOPのリニューアルプランニング/クオリティ・フードストア「BIG BEANS WEST」の建築基本設計およびインテリアプランニング/クオリティ・フードストア「HELLO GREEN EVERY」のリニューアルプランニング/ベーカリー・デリ・レストラン「LADISH SEVEN」のリニューアルプランニング
海産物専門店「なかしま」のリニューアルプランニング

株式会社マーヴェラス
東京都渋谷区神宮前1-14-12-401
03-6447-2200 (phone) 03-6447-2211 (Fax)
mail: info@marvelous.co.jp
Home page: http://www.marvelous.co.jp

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

画像01

吉田さんの事務所はとてもキレイで整頓されています。でも奥の方からはたくさんの資料が出てくるんです。ひとつの物件を作るのに下書き、メモ、写真、図面、たくさんの彼のイメージを表すヒントがわんさかありました。イメージは大切です。

画像01

吉田さんが作る図面の一部です。これが何百枚もあります。正直、僕には気が遠くなるような作業です(笑)。こういったデザイナーの緻密な作業を経て、我々は楽しくショッピングが出来るわけです。

画像01

ここからは吉田さんに自身の手掛けた商空間を説明していただきます。「大阪市心斎橋近くにあるクオリティスーパーマーケットBIG BEANS WEST(ビックビーンズ ウエスト)です。 建築基本設計からインテリアデザイン、ショッピングバッグ、プライスカードのデザインまで行いました。店内の音楽はLAVAさんが担当されています。今年、2階のレストランがオープンします。LAVAさん、また素敵な音楽お願いします。」

画像01

「宮崎市内の商業ビルの地下にオープンした「食のワンダーランド」LADISH SEVEN(ラディッシュセブン)です。以前は天井が低く、太い柱が多く、大小の梁は露出し、暗いイメージだったがリニューアルにあたりマイナス面を全てプラスに転化し、明るく清潔なイメージに生まれ変わりました。」

画像01

「熊本市内にあるクオリティスーパーマーケットHELLO GREEN EVERY(ハローグリーンエブリー)のリニューアル。食品のシルエットをスーパーグラフィックでサイン化し、巨大空間での売場配置の解り易さを考えました。」

画像01

「ODAKYU AZUR(小田急 アジュール)は小田急線海老名駅にあるウォークインタイプの売店です。昔ながらの「新聞・たばこ=サラリーマン」の売店のイメージを払拭し、女性が入り易いお店をテーマに商品構成を見直し、清潔感のある空間作りを提案しました。」

画像02

ACCESS TOBU(アクセス東武)です。それまでの売店には無かったバッグを置けるカウンター、商品の手渡しミニカウンターなどユーザー発想で「こうだったらいいな」を形にしました。」

画像

「小田急線豪徳寺駅高架下に計画された高齢者介護施設 ODAKYU DAY SARVICE CENTER(小田急デイサービスセンター)。この業態は一般的に、事業者および運営者の利便性(管理面)から発想した無味乾燥とした施設が多いのですが、この施設はそれらとは逆の発想で「利用者の プライベート性を最優先した上質な空間づくり」をコンセプトにしました。設計にあたり「自分だったら将来、利用したいか?」という考えを基にしました。」

画像

これは僕も送られて来るのが楽しみなMARVELOUS NEWS(マーヴェラス ニュース)です。吉田さん曰く、「不定期に発行している新聞?のようなものです。新しいプロジェクトの紹介や国内外の建築、店舗との新しい出会いなどをまとめています。」

画像

今ではMacユーザーから絶大なる人気を誇る(僕も持っている)バッファローの外付けHDD、HD-M2.0TIBSU2Jです。吉田さんのキレイで整頓されたパソコン周りにも見事にマッチしていましたね。「このハードディスクは僕のマストアイテムであり、アイデアの宝庫でもあります。」嬉しい言葉です。

画像

作業中の吉田さんです。東京、原宿の喧噪を抜け、静かでお洒落な場所に事務所があります。こういった自身の環境にこだわり、身の回りを美しく仕事がしやすいようにするとこころから吉田さんの仕事は始まっています。プロ中のプロです。

画像

吉田さんとは昨年、写真にもあった大阪のクオリティスーパーマーケット BIG BEANS WESTの店内音楽プロデュースを僕が手掛けたことで知り合いました。そして今年に入ってから吉田さんが新たに手掛けた宮崎のLADISH SEVENも僕に音楽の依頼をしてくれたんです。吉田さんは一言で言うと「愛と情熱の人」です。もちろん商空間設計家として一流でありますが、インタビューにあったように彼は常に周りの「人間」のことを考えているハートフルなデザイナーなんですよね。そこに僕はとても魅かれますし、これからも長くに渡って吉田さんが作り上げる商空間に音楽でサポートしていこうと決めています。吉田さん、一緒にどんどんと素晴らしい空間を作っていきましょうね!

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

吉田 享の好きな料理“この一品!”
「プライムサーロインステーキ」

吉田さん曰く、「N.Y ロングアイランドにあるSTEAK HOUSE「BRYANT & COOPER」の プライムサーロイン(12oz)ドライエージングビーフのステーキです。「あまりの美味しさに一皿じゃ足りないと思ったぐらい…実際お代わりしましたけど…(笑)断然レアがおすすめです。サイドメニューのマッシュポテトも本当においしい。」

今回登場した製品

製品写真

USB2.0/eSATA/FireWire800/400用 外付けHDD for mac HD-MIBSU2シリーズ

Macにマッチするデザインのアルミボディー、Mac搭載の高速接続規格「FireWire800」対応、Mac OS X用バックアップソフトウェア「Memeo LifeAgent」を添付するなど、Macユーザーに嬉しい機能が満載です。

HD-MIBSU2シリーズ製品ページ

 
外付けハードディスク  製品ページ

USBケーブルなどでパソコンに簡単に取り付けでき、大容量のデータが保存可能なストレージです。

 

おすすめ情報

一覧を見る