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法人のお客様

第109回目の@Professional Usersは、ディレクターの荒岡 裕樹(あらおかゆうき)さん。仙台を本拠地に置く"PILE"の東京支部長として、様々なクリエイティブに携わる荒岡さんは、東北から世界に向けて発進する人気のサブカルチャーマガジン"Common Magazine"を勢力的に発行して、個性あるデザイン、ユニークなクリエイティブを作り上げる人気のディレクターです。最近ではLAVAが総合サウンドプロデュースを務める東京・六本木のホテルH&Rのブランディング、デザインも荒岡さんが手掛けています。彼のオフィスではバッファローのNAS(ネットワーク対応HDD) LS410D0201が大活躍とのこと。早速LAVAが荒岡さんの東京・千駄ヶ谷にある"PILE TOKYO"を訪れ、お話を伺いました。

リンクステーション ネットワーク対応HDD
LS410Dシリーズ

幼なじみに刺激を受けて左脳を動かすよりも右脳で勝負しようと決意

――デザインやアートディレクションの世界に入っていった経緯を教えてください。

現在所属する"PILE"の社長、佐藤亨一氏が僕の地元仙台の小学校からの幼なじみなんですが、彼が高校卒業後にデザインの学校に進んだんです。それを見た当時フリーターだった僕は単純に彼に感化され、デザインの道に行きたくなったんです。それまでは学生の頃から好き勝手に遊んで、スケートして、ゲームして、酒飲んで、麻雀して。実際楽しかったんですが、いろいろあって、今ではその時代を「暗黒時代」と呼んでますが(笑)。

――暗黒時代?恐ろしいね(笑)。それはなに?

大したことはないんですけどね。自分の周りには少数ですがいつも必死に自分の為に頑張るやつがいて、でもそれを妬むやつがいて、口だけは一丁前なやつがたくさんいて。そんな中、頑張っている奴らに感化されている自分がいたんです。周りと自分との温度差にずーっとモヤモヤして生きてた感じですかね。まぁ、周りの親は金持ちや、家業、親が偉大な人が多かったので、将来に心配がなかったんですかね。思春期によくあるやつだと思いますが、人生に迷った=暗黒時代です。

——なるほど。そう言われてみれば僕にも荒岡君とはパターンが違うけど自分なりの暗黒時代はあったな。それでどうなっていったの?

そんな環境だからこそ、自分は手を伸ばし、自分の力で生きていきたいと強烈に思うようになりました。そんな時に幼なじみの佐藤亨一(現弊社の社長)がデザインの専門学校に行ったので、僕としてはいてもたってもいられないわけですよ(笑)。「自分も行きたい!」って。それにデザインという言葉自体もお洒落(笑)。小さい頃から絵を描くのも好きだったし、左脳を動かすよりも右脳で勝負しようと決意した感じですね。

——デザインの学校は佐藤亨一氏が行った所に入学したの?

いえ、僕は上京して東京デザイン専門学校という所に入りました。東京はフリーター時代で慣れていたのもあって。でも、早く現場に入りたかったので、途中から学校終わりにデザイン会社でアルバイトしたりしていました。卒業後はアド壱座という二科展の事務局でもあるデザインプロダクションに務めました。設立から40年?もっとかな?くらい経つ会社で、現役は退いてしまいましたが、社長の岩崎さんから昔のデザインの時代とか、デザイン以外での交友関係やコミュニティを見て聞いて感じて学び、もちろんお酒の飲み方もがっちり叩き込まれながら。本当にいろんな勉強をさせてもらいました。その会社には岡本孝介さんという、私がであった中で最も尊敬するディレクターさんがいて、彼に師事をしました。「デザインとはなんぞや!」ということを徹底的に叩き込まれ、3日4日徹夜も当たり前みたいな日々でしたね。本当に大変でしたが楽しかったですし、何より今の自分の基礎になっているんだと思います。そんな修羅場を乗り越え、積み重ねるうちに、webやエディトリアル(書籍)のデザインに興味を持ち、新たな道を探しに出ました。
その後1年間はフリーランスで仕事していました。技術は未熟ですが、本当に色んなデザインをしたくて。その間、3Bの田中さんというエディトリアルデザイナーでもあり、絵かきでもある方のところでアシスタント的な形でお仕事をしばらくやらせていただきました。神楽坂という土地柄も満喫しながらですね。その時も、若いながらの悩みや相談をさせていただいたり。そしてフリーでやる楽しさや経営していく大変さも学ばせていただきました。
その後はwebや自分から発信出来る仕事にも興味を持ち、活動の幅を広げて行く中でBANZAI CREATIVEの萩原善之介さんと出会いました。経営者でもあり、クリエイティブディレクターでもある方で、ものすごいアイデアマンであり、とことんクリエイティブを追求される方でした。そこに山田慎太郎さんという今まで出会った中でダントツトップのデザイナーさんに出会いました。本当に凄くて、自分の至らない部分をいつも指導、サポートしてもらいました。企画やブランディング、web、パッケージ、プロダクトや広告、店舗プロデュース、自社からの発信などなど、本当にピンからキリまで様々なデザインを学びました。特に、某大型プロジェクトの運営に抜擢させてもらい、代理店の方も含め何十人といる関係者とのお仕事の仕方を学びました。食に対してグルメな萩原さんと、いろんなところに食べに行き、飲みに行き、食に対しての考え方を学びました。太りましたけどね。その傍ら、アートワークを自分で手掛け、友人たちと展示会を開催したりアート活動もしましたが、実際に自分でやることで、継続することの大変さが身にしみました。プレイヤーとディレクションの共存に限界もこのとき感じました。

東北から世界に向けて発信するクリエイティブ集団で企画とアートディレクションを担当

——暗黒の世界から輝き始めていった感じだね。

そうですね。今から7年前ぐらいですが、とてもアグレッシブに動いた時代ですね。ちょうどその頃幼なじみの佐藤亨一がフリーのデザイン集団PILEWORKSとして仙台で活動していたんです。仕事もちょこちょこお願いしてたんですが、そんな感じで独立してPILEWORKSとパートナーとしてやっていこうと思っていたんです。そんな独立する直前に、PILEWORKSを法人化するから東京でも事業部も作りたいので、そこを僕に任せたいと言われたんです。僕は地元仙台愛もあるし、なによりPILEWORKSの面々が最高なんですよ。そしてものすごくモチベーションが高いんです。なので即やろうと決めました。それが"PILE"という会社で、今では法人化してから4年が経ちました。

——PILEでの活動内容を教えてください。

グラフィックデザイン、web、プロダクト、海外ブランドのディストリビュート、フリーマガジン"Common Magazine"、自社アパレル、店舗運営問わず、様々なジャンルを手がけています。デザインがメインですが、東京はどうしても窓口になりやすいので、全般ですね。

——フリーマガジンの"Common Magazine"については?

3ヶ月に1回発行されるフリーマガジンで、海外を含め250店舗に置かれています。記事の一部はwebでも見ることが出来ます。これはPILEWOKS時代に創刊したもので、もう7年たちますね。海外、特にアメリカだとNYやロスと、各地方が発進していることが多いのですが、日本だとどうしても東京が発進場所ですよね。特に海外に向けては東京から発進というのが当たり前な感じになっています。そんな中、東北から世界に向けて発進してもいいのでは?という想いから始まっのがこの雑誌です。メインコンテンツに関してはジャンルを問わない東北出身のアーティストを軸に、日本と海外のアート、スケート、音楽といったストリート系のサブカルチャーを中心に構成されています。全体的なメッセージとしては、東北のカルチャーを世界に広げていくことです。僕はその中で企画とアートディレクションを行っています。これは決して利益を考えた活動ではなく、これこそがPILEのカラーであり誇りだと思って手掛けています。

「俯瞰から見たディレクション」を目指しています

——荒岡君の独自のクリエイティブ持論はあります?

これが持論と言えるかどうかは分かりませんが、僕のライフスタイルはオンオフがあまりありません。デスクワークや打ち合わせ以外では様々な人と話をしたり、酒を飲み交わしたり。移動も多いので本を読んだり、打ち合わせ先でよく寄り道をして面白いもの物色をしています。すべてが仕事でありすべてが遊びみたいな。境目がないです。
普段アウトプットとインプットが激しいので、何も考えない時間を作ることを大切にしています。奥さんと家の近くの海に行ったり、芝生でボーッとしたり、プライベートでは情報の咀嚼と整理をしています。
そして仕事でもプライベートでもゆずれない大切な部分があります。それは趣味をなくす、考え方に片寄りをなくす、固定概念をはずす、というものです。その状態で仕事にもプライベートにも向かいます。そうすることで常に「俯瞰から見たディレクション」が出来ます。そしていろんなものに興味を持ったり、情報を入れるとき、固定概念が外れて、物事の本質が見えやすいんです。
趣味や思いなどを持ったまま仕事をすると、その場の感情や想いに流されたり、偏った考えをクリエイティブに注ぎ込むことになります。それがそのまま作品になると大抵は良い結果が生まれません。プロジェクトメンバー内だけの自己満足で終わって結果が出ない、次に繋がらないなど。これって本質が見えていないからだと思うんです。僕はアーティストではなく、逆にアーティストやデザイナーをプロデュースする側、彼等の良い部分を引き出す側なので、そこで自分の価値観は必要ないんですね。とは言うもののまだまだで流されたり偏ったりしてますが。これからの積み重ねの中で、もっともっと自分が目指すディレクションが出来ていけるといいなと。

——なるほど。俯瞰から見るというのは僕もテーマですね。プロデュースの仕事ではとても大切なことかもしれません。PILEでこれから荒岡君が手掛けていきたいことはありますか?

Common Magazineを軸にいろいろ考えています。もっともっといろんな人にCommon Magazineに関わってもらい、お互いがWin-Winになれる関係性をCommon Magazineの中でもっともっと築いていけたらと思っています。詳細はまだ言えませんけどね。

——期待しています。では仕事で使用している機材と、オフィスで導入しているバッファローのNAS LS410D0201についてお聞かせください。

仕事では17inchのMacBookProと、外付けの外部モニターを使用しています。アプリケーションはAdobe一式と、マイクロソフトのOfficeです。バッファローのLS410D0201に関しては、社内で常にデータを共有する機会が多いので、まずは共有サーバーとしてこのバッファローのNASを使っています。それとこれは外部からサーバーへのアクセスも簡単に出来ます。僕らの作業は外出先や自宅でも行われ、そこでデータを閲覧したり修正したりすることも多いので、このNASはそういった場合でもとても便利です。単純に言えばクリエイティブな作業がオフィスだけでなく、場所を選ばず何処でも進められるということですね。それとデザイン業界上、古いデータにさかのぼることが多いのですが、クライアントからデザインのリニューアルだったり改訂だったりを頼まれたときに、何処からもその古いデータにもすぐにアクセス出来ます。家にいても何処にいてもこのネットワークにつなぎさえすれば、すぐに欲しいデータを手に入れることが出来るんです。現在、うちのCommon Magazineスタッフがアメリカのポートランドに仕事で行っていますが、彼もこのバッファローのNASにアクセスして我々とデータのやりとりをしています。世界中でつながることが出来、さらに作業が進められるって凄いことですよね。音も静かですし、デザインもインテリアのように部屋に置いておけるので気に入っています。後は自動バックアップシステムのTime Machineとしても使えるので、データ命の業界にいる僕たちには欠かせない機器と言えますね。とても助かっています。スタッフとの共有、外部からのアクセス機能、バックアップシステム、2TBという大きな容量、スマートなデザイン、これは何台あってもいいです!

——ありがとうございます。では最後に荒岡君のようなデザインに関わっていくことを目指している人達にメッセージをお願いします。

ざっくりですが、いろんなことにチャレンジして、たくさんのことを経験することがその人の基礎になります。デザインはセンスも技術も大切だけど人間性がもっと大事!自分を高めることを大切にしてください。わたしたちや、もっと上の世代をも凌駕するような、オリンピック開催の勢いに乗って輝かしい次世代を築けるよう頑張ってください!期待しています!

——今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

荒岡 裕樹(あらおか ゆうき)

株式会社PILE 東京事業部統括ディレクター。ペインター/アーティストのMHAK氏のマネージャーも兼務。2009年に株式会社PILEとして法人化し、東京事業部の統括ディレクターに就任。CommonMagazineの企画、アートディレクションを手がける。幼稚園のデザインから園舎立替までのプロデュース、アパレルブランドの立ち上げ〜運営サポート、そのほか様々な、紙媒体・WEB・プロダクト・空間・イベントなどの主に企画・ディレクションを行っている。最近では、H&R六本木のクリエイティブディレクションを手がけている。その他PILEとして、select shop Delicious運営から、オリジナルブランドのデザイン〜生産、DQM、BennyGold、RAWなどのストリートブランドの正規代理店をおこなっている。

http://www.common-magazine.com/
http://piledesign.jp

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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東京・千駄ヶ谷にあるPILEの東京事業部、PILE TOKYOのオフィスです。実は9月には荒岡君が総合デザインを手掛ける六本木のホテルH&Rのレジデンスに新オフィスを構えるそうです。新しい環境での彼等のクリエイティブにも期待ですね。

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「PILEの誇り」と荒岡君達が語った3ヶ月に一度発行、発進している、7周年を迎える仙台発のフリーペーパーのCommon Magazineです。自社発行で、企画、アートディレクションを担当。この小ささで中身のボリュームはフリーマガジンの粋を超えています。それもPILEスタッフの東北への愛が成せる技であり、世界へ向けた大きく重要なカルチャーメッセージだと僕は思います。

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「COMMON MAGAZINEのwebバージョン。webでは、本誌で拾いきれない情報を中心に更新。」

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PILE TOKYOオフィスの大切なデータ共有を支えるバッファローのNAS LS410D0201です。何台あってもいい!と荒岡君もお気に入り。一度使用するとその便利さと機能性の素晴らしさから離れられないと言います。海外とのデータのやりとりが現在ちょうど行われているというタイミングでのインタビューだったので、その優れた機能性も分かりやすく伝わったと思います。

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ここからは荒岡君のクリエイティブです。「西麻布、六本木エリアにオープンしたH&R ROPPONGIのWEBサイト。ホテルとレジデンス、SOHOの機能が1つになった新しい拠点。現在は、クリエイティブディレクションを担当させていただいています。」

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H&R ROPPONGIの音楽プロデューサーとしてLAVAさんが就任!そのLAVAさんと出会うことになったきっかけのH&Rイベント[HOTELvida]。ビジュアル制作を担当させていただきました。」

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「2013年からスタートしたアーティストコラボブランド「坩堝-RUTSUBO」のWEBサイト。アーティストのブッキングにも参加。」

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仕事中の荒岡君。最近は特に忙しいそうで、オフィスに泊まることも多いといいます。インタビューにもあった「俯瞰から見たディレクションが出来るために多くの仕事の積み重ねの中で、もっと自分が目指すディレクションが出来ていけると信じています。」が僕には印象的でしたね。

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ホテルH&Rの仕事で荒岡君とは出会いましたが、僕の周りのミュージシャンやレーベルの仕事も彼は手掛けていたことが後から分かり、やはりつながるべくしてつながったクリエイターだなと思いましたね。丁寧に、そしてプロとしての仕事への考え方も荒岡君はしっかりと持っているなと改めてこのインタビューで分かりました。これからのホテルのクリエイティブも楽しみですし、PILEの発信しているCommon Magazineの未来も本当に楽しみです。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

荒岡 裕樹の好きな料理 ”この一品!”
「奥様お手製の"ALA SALAD"」

お酒の場が多い私に、いつも優しくリセットしてくれる奥様お手製の「ALA SALAD」。主に週末ですが、毎回創作してくれるサラダは楽しみの一つ。ただ、リセットのはずなのにお酒が合うんです。結局飲んじゃうんですが。

今回登場した製品

製品写真

リンクステーション ネットワーク対応HDD
LS410Dシリーズ

家族みんなで撮りためた写真や動画に音楽などは、みんなでファイルを共有できるネットワーク対応HDD(NAS)。転送速度100MB/sを実現しみんなで同時にアクセスしても、写真、動画、音楽の視聴もサクサク快適にお使いいただけます。また外出先からLS410Dにアクセスして、動画や音楽、写真を楽しんだり、スマホやノートパソコンの外付けHDDのように使用できます。

LS410Dシリーズ製品ページ

 
 

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