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@PROFESSIONAL USERS クリエイターズインタビュー by LAVA

伊藤 博之 120 建築家

未来へのやる気を

起こしてくれる

静かでお洒落で高速なHDD

第120回目の@Professional Usersは建築家の伊藤 博之(いとう ひろゆき)さん。日建設計を経て、27歳という若さで独立してからはマンション、オフィスビル、ホテル、住宅、インテリアデザインと、数々の仕事に携わります。去年からLAVAがサウンドプロデュースを開始したホテル&レジデンス、六本木H&Rのリノベーション(改修工事)も手掛け、そのセンスと抜群の設計力で人気を博している建築家です。伊藤さんは、「僕はノイズを設計している」と言います。その、建築家だからこそのユニークな視点と、最近伊藤さんがクリエイティブのために導入したバッファローの外付けハードディスク、HD-GD3.0U3について、東京・新宿にある伊藤さんの建築事務所でLAVAがお話を伺いました。

ドライブステーション ターボPC EX2対応
DRAMキャッシュ搭載 USB3.0用 外付けHDD
HD-GDU3シリーズ インタビュー動画を再生

ものづくりが大好きな子供でした

——建築家の伊藤 博之さんです。まずは建築家になっていった経緯を教えてください。

単純に子供の頃からもの作りは大好きでした。小学校ではガンプラ(ガンダムのプラモデル)作りに励み、釣りも好きだったので中学時代はルアーも自分で作っていました。バルサを削り魚の形にして、魚っぽいうろこを描いて独自のルアーを作っていました。基本的にはひとりでちまちまものを作るのが好きでしたね。手先が器用だということは自分で分かっていたと思います。

——僕とは全く逆ですね。手先の不器用さったら世界チャンピオン級でした(笑)。その後は?

近所にホンダ勤務のオートバイのデザイナーが住んでいたんです。ホンダの研究所が近くにあったんですが、彼は日夜そこでバイクのニューモデルを作り続けていました。もの作りの仕事について当時中学生だった僕は色々と彼から聞きました。「バイクは危ないイメージがあり、それは悪いものだと思っている人もいるから、何か別のものを作ってみたらいいんじゃないか」と言われました。そこで色んなもの作りにチャレンジしてみようと思えてきたんです。

——大学は建築学科ではなく工学部ですね?

そうなんです。最初はものを作れればなんでもいいと思っていました。ロボットも作ってみたかった。それからしばらくして建築科に進みました。建築のノウハウはまずはそこで身につけました。2年間勉強した後、大学院で2年間建築を学びました。その後日建設計という規模としては日本を代表する設計事務所に入社します。そこは東京タワーや最近ではスカイツリーも作った会社です。

——そりゃ凄い。

でも僕はそこに2年通って、27歳で独立しました。

自分の中にあるものだけで作るのも面白くないし、クライアントの言うままに作るのも自分らしくない

——展開としては早いですね。

心の中では日建という大きな会社に残るか、自分で会社を作るかをずっと考えていました。大きな会社なので自分のやることは限られてはいましたが、残ってやっていればもっと色んなこともやれるとは思っていました。でも自分のジャッジだけで建築をしてみたかったんです。あるエピソードがあって、友達のお父さんが個人的に僕に建築の仕事の依頼をしてきたんです。それも実績のない僕に。当然その友達からの後押しがあったんでしょうが、一生をかけた買い物をそのお父さんは若者に任せてくれました。1億円の一戸建て住宅を依頼されたんです。

——そりゃまたまた凄い!

そういう打診があったのでかなり悩みましたが、結果、独立して自身で仕事をしていく道を選びました。でもそんなタイミングで日建を辞め、個人住宅を作るという経験のなかった僕は正直どうしよう?と思いましたが、時間をかけさせてくれ勉強もしながら遂に完成させることが出来ました。今でもその経験は大きかったと思えますし、僕を未来へ後押ししてくれるきっかけになりました。

——でもそこからどんどんと仕事は入ってくるものなんですか?

その後も友人が登場します(笑)。友達のお父さんが広告代理店の経営者で、新しい2階建てのビルを作るというのです。それを依頼されました。当然コンペはあるんですが僕を選んでくれました。そこからは今に至るまで、多くの仕事を手掛けさせていただいています。

——伊藤さんは自分はどんなタイプの建築家だと思いますか?

僕はクライアントとのコミュニケーションは大切にする建築家だと思います。自分の中だけにある答えに向かいあうだけでなく、かと言ってクライアントの答えや依頼だけを聞くわけでもありません。自分の中にあるものだけをひねり出して作るのも面白くないし、クライアントの言うことだけを聞くのも自分らしくない。その中間にある、高い位置にある答えを互いのコミュニケーションの中から見つけ出し、目指していきます。それが僕のスタイルですね。

——手掛けている物件はどういったものが多いですか?

マンションやオフィスビル、ホテル、住宅、インテリアデザインが主です。現在は新しいオフィスビルを作っています。

ノイズを単に排除するのではなく、しっかりと受け止め魅力ある新しいものに変えていく

——僕も音楽のプロデュースで参加している六本木ホテル&レジデンス、H&Rのクリエイティブについて教えてください。

元々そこにあったメンテルス六本木というとんでもなく古いホテルのリノベーション(改修工事)を手掛けました。まずはコンペがあったんですが僕たちが提案したのは、建物自体が持っている魅力をいかに引き出すか、古いホテルが持っている魅力をどう引き出すか。新しいお化粧をするのではなく、いいものを元々持っているのでそれを見つけ出して引き出す。それをクライアントには提案しました。抽象的な提案だけでデザインは良く分からないと言いました(笑)。考え方やメッセージ、作り方の骨格だけを伝えました。結果、僕らが選ばれました。

——僕も今のH&Rの建物の雰囲気、大好きですね。どう作り上げていったのでしょう?

まずは建物を削って磨き上げるイメージからスタートさせました。建物を磨くことで新しいイメージを作っていく。新しい表情を作る。外のコンクリート部分があるんですが、それも削ることで形を変えることなく新しい表情を作る。付け加えるのではなく、古いものを磨き出して存在感を作るんです。元々建物が持っている力を引き出すんですね。そういったことをしないで新築を作る的にリノベーションしても、それは新築にはかないません。建物の20年間の歴史をゼロにしてはいけないんです。それを財産としてとらえ、建物の価値を見いだしました。正直形はほとんど変えていません。「削り出す」という建築の技を使っています。

——削り出す。初めて聞きましたがかなり興味深い技です。20年の歴史にリクペクトを持つという建築法、素晴らしいです。ホテルのお部屋については?

様々な部屋がありますがいくつか説明しますと、まずは「ハンギングガーデン」というお部屋。ここは元々大きな梁や柱があって、それを使用しつつ新たなフェイクの梁と柱を付け足して、梁と柱に囲まれたゴージャス感を全面に出しました。当初床は石貼りにしようと思っていましたが、どちらかというと柱に囲まれているヨーロッパのストリートのようなイメージが沸いたので、床は草や芝生をイメージした緑色の絨毯をひきました。ここは一番人気のお部屋だそうです。もうひとつ、「パティオ」という部屋がありますが、ここは大きな部屋をふたつに分け、片方をベッドルーム、片方をバスルームにしました。パティオという名前通り、お風呂を中庭に見立てた作りです。実際にベッドルームからバスルームを見ると、そこは明るい中庭のように見えるんです。元々天井は高かったので、開放感というものが自然に生まれましたね。でもこのH&Rのクリエイティブは全体的には僕にとってもとても面白い仕事でした。

——話が聞けて良かったです。音楽はホテル館内でも流していますから、より僕にも次のアイデアが生まれてくる内容でした。伊藤さんは「ノイズを設計する」という本を出していますね?

はい。ここで言うノイズとはそのままずばり「雑音」。なくていいもの。クリエイターの中には自分が作りたいものを目指す中で「ノイズ」は排除していきます。でも僕はそういう作り方をしていません。ある住宅を設計している時に、狭い場所にとても長いカウンターキッチンを欲しいと言われました。その依頼のまま作ると本当に狭いキッチンになり、それどころか家全体がキッチンになります。でもそういったネガティブな要素だったものが工夫することで、より魅力的なものに生まれ変わることが十分あります。一般的には設計をまとめる上でネガティブだと思えるものも、それを取り込むことで新しい要素を作れると僕は信じています。そう考えるとH&Rは巨大な梁はあるし、天井は低かったりと、言ってみれば「超ノイジープレイス」でした。でもその中で何が出来るのか。見なかったことにしてはいけないそのノイズをしっかりと受け止めて、魅力ある新しいものに変えていく。現状にある全てを含めて「何か出来るのか、どう新しい存在に生まれ変わらせていくのか?」そう考えて形にしていくのが僕の建築家としての特徴ですね。

建築はあらゆるものと相互作用で出来ていてコミュニケーションがその中でも重要

——いやあ、面白い話でしたね。僕もレコーディングをしていてノイズが乗ったり、不協和音を録音してしまったりと様々なネガティブな要素が生まれることがあります。でも聴いていてそれをOKだと思えたら残すべきだと考えます。そこからさらに何かが生まれることがありますからね。全く同感ですし、建築業界とは言え僕もかなり共鳴出来る話でした。さて、ご使用のパソコンの話と、伊藤さんが導入しているバッファローの外付けハードディスク、HD-GD3.0U3についてお聞かせください。

仕事で使用しているパソコンはWindowsのノートパソコンです。ソフトがベクターワークス、オートキャド。このふたつを使用して図面を描きます。立体のモデルを作るのがスケッチアップ。それとデザイナーがよく使うフォトショップも使用します。ハードディスクの用途はあらゆるデータのストック、保存です。図面やパース(イメージ図)をキャドやスケッチアップで制作して、その後フォトショップでレタッチします。そういうデータが建築の仕事をしているとやたらとあります。数も多いし、データとしての容量も大きいものばかり。写真も多くあります。物件の工事写真や完成するまでのプロセスの写真、これも全て保管しています。写真もサイズが大きいものが多いですね。そのデータ全てがこのバッファローの外付けハードディスク、HD-GD3.0U3に入っています。3TBと容量も大きいので、安心して入れられます。僕らの仕事は建物そのものよりも図面が命です。そのデータ自体が僕らの財産です。そういう意味では図面というのは技術的な構造を含んだ全ての調整の結果です。なので絶対に失ってはいけないもの。それをストック、バックアップしていくものがハードディスクなので、我々建築家にとってもなくてはならないものであり、さらに信頼性のある自分が使いやすいブランドを選ぶのが当たり前になってきています。それが僕にとってはバッファローのハードディスクです。長い間安心して使用出来ますし、最近のバッファローのハードディスクは昔に比べてもさらに進化していっていますよね。デザインもぐっと良くなっていますしね。集中して作業をしている時に音が静かなのも気に入っています。大切なハードディスクです。

——ありがとうございます。さらなる伊藤物件が世界中に作られていくことを願っています。最後にこれから伊藤さんのような建築家になりたいとい人達にメッセージをお願いします。

建築というのはあらゆるものと相互作用で出来ています。やはりコミュニケーションがその中でも重要なひとつだと思います。建築を目指す人達は是非とも自分は内側だけでなく、外の世界から何が得られるか、どういう関係が作れるか。そういう所に目を向けて欲しいです。

——今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

伊藤 博之(いとう ひろゆき)

一級建築士第271685号

1970年 埼玉県生まれ
1993年 東京大学工学部建築学科卒業
1995年 同大学工学系研究科修士課程修了
1995〜1998年 日建設計勤務
O.F.D.A.共同設立
伊藤博之建築設計事務所設立
2003〜2010年 東京理科大学非常勤講師
2008年〜 東京電機大学非常勤講師
2010年〜 お茶の水女子大学非常勤講師
2010年〜 慶応義塾大学非常勤講師
2012年〜 日本大学非常勤講師

2004年 日本建築学会作品選集 (FH協和スクエア)
2008年 グッドデザイン賞 (サンブスギの家具)
2008年 JIA東北住宅大賞 大賞 (富谷町の住宅)
2008年 ミラノサローネ JAPAN DESIGN SELECTION(サンブスギの家具)
2008年 JIA優秀建築選 (SPIRA)
2009年 JIA優秀建築選 (MATSUBARA)
2010年 第13回木材活用コンクール 特別賞(サンブスギの家具)
2010年 日本建築学会作品選集 (MATSUBARA)
日本建築学会作品選集 (サクラノキテラス)
日本建築学会作品選集 (シモキタハウス)
日本建築学会作品選集 (GRID、TAKANAWA)

http://www.ofda.jp/ito/

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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ここからは伊藤さんの仕事の写真です。まずは僕もサウンドプロデュースで参加している六本木のホテル&レジデンス H&R。伊藤さん曰く、「H&Rの外観。ホテルの改修計画です。一番効果的な部分に新しい仕上げを施すことで、既存の形をほとんど変えずに、より自然で、今日的な建築の顔を作りだしました」

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「H&Rのエントランスホール。斜めのラインでの素材の切り替えが、ホテルとレジデンスのそれぞれの利用者の動線に対応しています」

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「MATSUBARA外観。両隣の建物と併せて、屏風のような面をつくることで、道路上を移動すると、大きく印象が変わる街並となりました」

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「MATSUBARA内観。カウンターと床の高さをそろえることで、大きな家具があることを、むしろ広がりを作ることを利用しています」

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「BLOOM外観。時間がたっても建物が価値を持ち続けられるように、いつから建っているか分からないような建物を目指しました」

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伊藤さんがお使いのバッファローの外付けハードディスク、HD-GD3.0U3です。建築家の扱う様々なデータは本当に容量の大きなものが多いらしく、まずはこのビッグサイズの容量。そしてバッファローブランドに対する信頼。やはりこのふたつがハードディスクを選んでいる決定的な理由だそうです。伊藤さん曰く「データ自体が僕らの財産。さらに信頼性のある自分が使いやすいブランドを選ぶのが当たり前になってきています。それが僕にとってはバッファローのハードディスクです」。ありがとうございます!

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独立してからは常に忙しい日々が続いているという伊藤さん。それにプラスして数々の大学でも教えているそうです。会社の往復は自転車だそうで、そう言われれば体が鍛えられている感じでがっちりしていてカッコいいですよね。

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インタビュー中にあったように、僕がサウンドプロデュースをする六本木のホテル&レジデンス H&Rのリノベーションを手掛けたのが伊藤さん。素敵なホテルなんですよ。僕が今回印象に残っているのは「ノイズを設計する」という言葉。ネガティブな要素こそ工夫をして、より魅力的なものに生まれ変わらせていくのが自身の建築理論と話してくれました。排除すべきものの中からこそ新しい光を見いだせると。これは建築界だけの話ではないと思えましたし、物に溢れかえる現代では必要な発想ですよね。勉強になりました。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

伊藤 博之の好きな料理 ”この一品!”
「ちりめんじゃことカラスミ、キャベツのペペロンチーノ」

伊藤さん曰く、「会社の近くなのでランチでよく利用しますが、ここにグラスワイン、コーヒー、紅茶が飲み放題で、サラダもパンもついて980円!最高です!!」

今回登場した製品

製品写真

ドライブステーション ターボPC EX2対応
DRAMキャッシュ搭載 USB3.0用 外付けHDD
HD-GDU3シリーズ

ハードウェア上に搭載した「DRAMキャッシュ機能」及びファイル転送を高速化するソフトウェア「ターボPC EX2」(Windows用)によって高速転送を実現したUSB3.0対応外付けハードディスクです。大容量1GBのDRAM(メモリー)をキャッシュ(データの一時保存場所)として搭載しており、パソコンとハードディスク間のデータ転送がスムーズで高速。またMacでも従来製品より高速でコピーができます。さらに暗号化によるセキュリティーソフトウェア、バックアップソフトウェアなど豊富な添付ソフトウェア(Windows用)もご利用いただけます。

HD-GDU3シリーズ製品ページ

 
外付けハードディスク  製品ページ

USBケーブルなどでパソコンに簡単に取り付けでき、大容量のデータが保存可能なストレージです。

 

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