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@PROFESSIONAL USERS クリエーターインタビューby LAVA  
15 ミュージシャンのテイクを目一杯録ることができる大容量がうれしいね。
本人写真
本人写真
レコーディングエンジニア 服部敦

1968年1月3日生まれ
1988年(株)ミックス<旧キーストーン・スタジオ>入社
1995年スタジオ・サウンドダリ所属
1999年(有)ハイファイブ設立、現在に至る。
主な作品:
鈴木亜美、V6、Rin、day after tomorrow、浜崎あゆみ、ELT、加藤登紀子など他多数。打ち込みを中心としたレコーディングを得意とし、その中での音楽的のバランスを如何にアンバランスに近づけるかを最大の目標に掲げる。最近のDAWの音源を魂の籠もった音楽にする手腕を発揮している。また、生楽器の録音もアシスタント時代から経験豊富で、あらゆる楽器を録音している。


――まずレコーディングエンジニアの世界に入って行った経路を教えて下さい。

とてもありきたりなんですが、まず子供の頃から音楽が好きで、特ににハードロックは大好きでしたね。中学の頃からバンドを始めて、ギターを弾いていました。その頃はエンジニアの存在なんて全く知らなかったですよ。

――何かキッカケになるような事があったんですか?。

当時、人気のあったパワーステーションというUKのバンドのサウンドを聞いて、”この音は何だ!”って思ったんです。ドラムの音が聞いた事もないような加工した音で、ゲート(リバーブの一種)でつぶした音だったんですけど、正直ショックでした。それでレコーディングエンジニアという存在を知ったんです。そしてその仕事に興味を持つようになりました。ただ高校では変わらずバンド活動を続けてはいました。

――やはり同年代なのに感じているものが違いますね。僕はパワーステーションを見て“ジョンテイラーはやはり色男だ”という事しか思いませんでしたけどね(笑)。それでその後は?

インタビュー画像1

これが服部氏に多大なる影響を及ぼしたNG La BandaのCD。クレジットのアシスタントエンジニアの部分にはしっかりと彼の名前が入っていました。


音響系の専門学校に18歳で行きましたが、全く勉強しませんでした(笑)。一応エンジニア科に2年間通ったんですが。そして卒業後、仕事はしなきゃって事で、あるTV制作会社に20歳の時に就職しました。その会社では若いからって理由でADをやらされたり、ロケに行ったり、フロアーディレクターをやったり、当時の東京12チャンネルの番組を制作していました。2年間勤務しましたが、レコーディングエンジニアという仕事への興味は大きくなるばかりだったので、その制作会社の人のネットワークで目黒の大橋にあったポリドールのスタジオ“キーストーン・スタジオ”にアシスタントで入る事が出来ました。そこで学んだ事は大きかったです。

――レコーディングエンジニアの世界って誰も技術的な事は教えてくれないですよね。

そうなんです。だから見ながら学ぶしかないんです。そのスタジオは当時本当にたくさんのジャンルのレコーディングをしていて、演歌、ポップス、三味線なんかの和楽器もの、民族音楽、ありとあらゆるレコーディングを経験しましたよ。それを日々、目と耳で盗み、真似する事から入っていきました。

インタビュー画像2

服部氏所有のスタジオ“ハイファイブ”にてPCで作業をしています。

――その当時、服部さんの心に残っているレコーディングってありました?

NG La Banda(エヌヘーラバンダ)というキューバのバンドのレコーディングでアシスタントをやらさせてもらったんですが、強烈に覚えています。村上龍氏がプロデュースしたバンドなんですが、これはショックでしたね。この人達にはかなわないって思ったんです。

――それは何が?

キューバは社会主義でミュージシャンは基本的にはお金がないんです。国にいれば安い給料しかもらえないので、彼等は出稼ぎに出るんです。でもお金の為に来ているのに、演奏が始まると豹変するんです。とてつもない演奏力とインスピレーションで音を奏でます。僕は音楽とお金は別のものなんだなと感じました。彼等にとっては音楽は空気のようなものなんです。それからずっと彼等が僕にとっては音楽を続けていく上での壁になりました。彼等の情熱に負けないように自分も音楽に携わって行こうって決めました。

――なるほど、強烈な一撃だったわけですね。

これがそのCDです(と言ってアルバムのジャケットを見せてくれました)。そしてキーストーンで身につけた地力を、28歳の時に東京の二子玉川にあるサウンドダリで4年活かし、メインエンジニアとして活動しました。


――その頃って音楽がとても売れていた時代ですよね。

いやー、本当に忙しかったですね。音楽業界としてはCDがおそらく一番売れていた時でしたね。とにかく毎日スタジオでロボットのように働いていましたよ(笑)。

――ちょうどProtools※が出て来た時だったんじゃないですか?
※業界標準ともいえるハードディスクレコーディングシステム。

もうちょっと後ですね。でも僕はアナログからデジタルの3324、3348(※)、そしてProtoolsと全部経験しているんです。※PCM-3324デジタルマルチレコーダおよびPCM-3348デジタルマルチレコーダ

――ではPCがスタジオで威力を発揮しだした頃の話を聞かせて下さい。そもそもProtoolsが出て来た時の印象は如何でしたか?

こんなもん絶対使うもんかって思いました(笑)。今では100%使ってるのにね。アナログへのこだわりが僕にはものすごくあったんです。まあ、今でもそれは変わらないんですが。でもここまでPCがレコーディングスタジオに普及するとは思っていませんでしたよ。当時、Protoolについては「音がイマイチだけど合理的で便利なものだな」と思ってはいましたが。アナログからデジタルに移行してソニーが3324に移っていった時に既に駄目だなって思いました。やはりアナログからデジタルになって確実に音が劣化したなと思ったんです。だから絶対にアナログに帰るべきじゃないかって思っていました。その後さらに進化したProtoolsが出て来て関係者はテープを持ち運ばなくていいからと喜んだんですが、僕には「?」でした。でもあまりにみんなが使い出したから自分も使わなきゃって思いました(笑)。ただし、Protoolsの登場で僕にはひとつ分かった事があったんです。

――それは?

音楽とはサウンドではなく、音楽とは魂そのものだって事です。録音する媒体はアナログであろうとデジタルであろうと、シンガーやミュージシャンが魂を込めてくれて、そしてそれを録音するのがエンジニアだと思い、手段としてPCを使い出しました。音楽を作る事とは音の善し悪しではなく、心にささる作品を生み出すという事にあるという意識が完全に芽生えたんです。

インタビュー画像3

服部氏御愛用のハードディスクバッファローHD-HB250IBU2。たくさんの“音”が入っているそうです。


――素晴らしい見解だと思います。“音のいいもの”よりも今も残っているのは“いい曲”ですもんね。で、Protools自体はどんどん変化していきましたが、服部さんはその変化をどうとらえていますか?

耳も慣れていってしまった事、録音する手段も無意識に変わっていった事、そういった事も多々あるのですが、違和感なく録音出来るようにはなったと思います。それに出て来て2、3年でハイビット、ハイサンプルに変わっていった事も大きいです。当然音のレンジも広くとれるようになりましたからね。生音のドラムの録音や歌に関しては特に良くなったと思います。

――ではレコーディングがPC中心になった事で良くなった所はどこでしょう?

一番はチャンネルに制限がなくなった事で、音をまとめて録音していた頃よりも一つ一つセパレートで録音出来るようになった事でしょうね。ただ僕自身はアナログの音に近付けるぞっていう意識でやってますから、録音という事をもっとどん欲に研究するようになりました。僕はProtoolsというソフトを単なるテープレコーダーとしか思っていないので、機材にはこだわらず、逆にインプットの部分を重要視するようになりました。録音する際のマイクの位置や、その種類、アナログテープでひずんでいた美しさをマイクや、その立ち位置で逆に手で作っていくようになりました。

インタビュー画像4

今では全世界で使用されているソフト"Protools"。これは服部氏が現在手掛けているユニット"RIN"の音のリージョン(波形)です。

――デジタルを使用しつつ、やっている事がアナログっていうのが面白いですね。

最近RIN(リン)という和楽器のユニットに携わっていますが、琴、三味線、尺八、琵琶の録音をするんですが、これが本当に難しいんです。和楽器自体の鳴りが悪いので、音が部屋の何処で響いているのかを自分の耳で確かめて、その位置にマイクを立てたり、色々試行錯誤しています。要は楽器にマイクを立てるのではなく、まわりの空気にマイクを近付けるんです。原点は自分の耳なんですよね。それと楽器の倍音。

――――服部さん御愛用ハードディスク、バッファローHD-HB250IBU2について聞かせて下さい。

まず他メーカーのものに比べて電源アダプターが内蔵というのが気に入っています。僕達はハードディスクを常に持ち歩くのでこれは便利です。それにデザインがアダプターが内臓されているのに割と小さいでしょ。あと機械自体が静かなんです。これだけ高速回転だとキーンって音が気になるものが多いんですが、それがない。レコーディング時で言えば、ドラムの録音でマルチトラックを録る場合、250GBもあるとストレスなくたくさんテイクを録音出来る。ミュージシャンにバンバンとドラムを叩かせちゃう(笑)。それにスタジオでセッションをやる時に僕達はまずスタジオの備え付けのハードディスクに録音していくんですが、作業終わりでバックアップをこのハードディスクにコピーしていく時も、その日録音した全てのテイクをコピー出来ます。いちいちそこでベストテイクを選ばずに、とりあえずデータを全部持って帰れる。


ハードディスクがこれだけ大容量になって高速回転で、益々安くなっている中、基本的にはハードディスクは使い捨てになってきていると思うんです。永久不滅なものはないんですよね。だから、僕達プロエンジニアは常に新しいハードディスクを求めています。その部分でもこのバッファローのHD-HB250IBU2はとても良いと思います。ソフトが変わっていっても今後もハードディスクに録音していく方法は変わらないと思っています。でもこれからはフラッシュメディアとかに録音していく時代が来るんじゃないかな。バッファローでも最近では4GBのフラッシュメディアを出してますよね。そっちに行くんじゃないかなと。レコーディング機材も軽い、小さいの時代になっていくと思いますよ。

――では最後にレコーディングエンジニアを目指している人達にメッセージをお願いします。

音楽は機械が作るものではなく、人間が作るものです。自分の耳を信じて鍛えて下さい。

――今日はありがとうございました。

インタビュー画像5

実は同じ歳のこのふたり。ハイファイブスタジオにて撮影。


料理写真

 

クリエイターの好きな料理“この一品!”
京王線柴崎駅前「熱熱々鉄器ぎょうざ家」:
名物 鉄器ぎょうざと豚骨スープのおでん
服部氏曰く、「ぎょうざを通じて集う、すばらしい仲間達。ここの『ぎょうざ』が好きな理由は、うまいのは勿論のこと、この餃子を食べにすばらしい仲間達が集い、この張り付いた餃子の皮をはがしながら、特製たれで食べる!これ以上、至福はありませ〜ん。」との事です。

インタビューの様子もご覧下さい。
Quick Time Player
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Windows Media Player(250k)
Windows Media Player(700k)

「ヒートシンクボディ」IEEE1394b&USB2.0対応ハードディスク HD-HBIBU2シリーズ 製品写真
IEEE1394b(FireWire800)に対応し、最大800Mbps(理論値)の高速転送を実現。USB2.0とUSB1.1でも使え、大容量8MBキャッシュドライブを搭載したヒートシンクボディ採用ハードディスクです。

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