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@PROFESSIONAL USERS クリエーターインタビューby LAVA  
16 作品のイメージを自由な場所で出力、無線プリントサーバは最高。
本人写真
本人写真
アーティスト オリイ アキオ

1969年 東京生まれ
1993年より、ファインアートの制作を始め、「想像の小部屋」という意味より発した制作環境「SOAN」を立ち上げる。
1990年代前半までは、ファインアート・公共施設のステンドグラスや金属のオブジェなど、アナログな表現を精力的に展開。90年代後半からは、デジタルツールの導入を本格化。印刷物やWEBサイトのデザインなどを多数手がける中、フォトグラファー・イラストレーターなども加入。アートグループとしてデジタル表現の可能性を模索しつつ、WEBギャラリーを立ち上げ、作品を発表する。
2000年代に入り、ライトペインティングと名付けた手法によるデジタル絵画シリーズ「D:FRAmG(ディー・フラング)」の制作を開始。
2005年6月には、ペッパーズギャラリー(東銀座)にて、初個展を開催。11月には、ファイヤーキング・カフェ(代々木上原)にて、2回目の個展を開催し、大きな反響と評価を受けている。
現在は「D:FRAmG(ディー・フラング)」シリーズの制作と発表を中心に、作品展開のための新たなフィールドを模索中。また、長年水面下で行っていた音楽制作活動に力を入れ始めている。

http://www.soan.org


――このような個性的な作品を制作するにあたって、何か過去にキッカケになるような事がありましたか?

僕は何かに影響された事はありません。しいて上げればバウハウス(1919-1933に西ドイツに実在した現代美術、デザイン、建築の専門学校)ですかね。高校では油絵も書いていましたし、10代後半には建築にも興味がありました。ただ純粋に美術の方面に行く気はありませんでした。それと実際にその世界で経済的に成功している人がまわりにいなかったので。

――でも今ではその世界にいるわけですよね。

仲の良い友人に今手掛けているPCで作っている作品を見せたら、その友達が驚きまして、これは絶対に出すべきだって言ってくれたんです。結構その友人は美術の知識がある人で、絵で心を動かされたのは始めてだって。その後銀座にあるギャラリーのオーナーに見てもらえる機会に恵まれて、彼がとても気に入ってくれて、今年の6月に小さなアクリルの作品を作り11点出展しました。ただ僕自身美術の世界から外れていたいという意識があるんです。作っているもの自体が外れていたいと言うか。

インタビュー画像1

写真※1:オリイ氏の初期の作風でもあるFRAmG。LAVA氏がお気に入りのようです。


――異端?

そうなんですかねー(笑)。自然に異端な感じになってる気がします。

――最初の作品はPCを使わずに手で描いていたと聞いていますが?

まず僕はFRAmG(フラング)という作品を生み出しました。これは僕が考えた造語で、フレーミングからきています。どんな絵にも額縁が存在しますよね。額縁とは絵を飾るものであって、あって当たり前と言うか。自分の場合まずそこが気になったんです。額縁がある事によって見ているもののいる外の空間と絵の世界の線引きをしてしまっているんではないかと。こちら側のリアルな世界との感覚的な相違が額縁によって生まれていると思えたんです。なので自分の作品を作るにあたっては、リアルと絵をフレームがありながら感覚的なつながりを持たせたかった。普通絵を見る場合はその絵の中に入りますよね。僕のFRAmGGという作品は自分のいる日常的な世界が絵の中にもあると思わせたいんです。

インタビュー画像2

これが現在手掛けているPCを使用した作風の D:FRAmG。とても個性的であり、見るもの目に印象的な作品です。実際にとても大きなものでした。

――そこの部屋に入った瞬間から気になっていたんですが、これはFRAmGですか?(写真※1参照)とてもいいなって思ってたんです。絵とフレームが一体化されていますよね。

そうですね。これはFRAmGの作品として最後に描いたものです。

――何かこのアナログな傷のつきかたがとてもいいですよね。

劣化を歓迎するって言うのが当時のテーマでもありました。作品そのものに劣化を与えるというのをよくやります。自然に劣化させる、変化させる。それと液体や火を使って劣化させる化学的変化。

――でも何で劣化させたいんでしょうね?フェティシズム(笑)?

高校時代に油絵を描いているのが本当に退屈だと感じていて、特に課題として絵を描くのが嫌で、アカデミックなそのやり方について行けませんでした。その時期、廃材置き場に行って錆(さび)のあるものを見て美しいなって思ったんです。これは美しいものとして利用できるんじゃないかなって。


――やはりフェティシズムだね(笑)。でも僕らは年も近いんですが、そういった物が美しいと思えたのはよく分りますよ。音楽の世界でも80年代に廃材やメタリックな工事用の道具を使って音楽を生み出す連中もいたしね。

それが好きと言うのはその時代性もあるでしょうね。劣化したものの写真も当時は撮っていました。それをPCに入れて画像を加工したりもしていました。ただひとつ言える事は手の作業で制作していたFRAmGも、現在PCを使用して手掛けているD:FRAmG(ディー・フラング)も、制作する時の最初の印象を大事にしています。PCの作業が先行ではなくイメージが先ですね。

――それは僕も同じですからよく分ります。ではその最近のD:FRAmGという作品について聞かせて下さい。僕も最初に見たのはこのシリーズですよね。

そうですね。PCを使ってやろうと思った時に色々と試行錯誤があったんですが、やはりFRAmGとの明快な対比を作ろうと思いました。FRAmGに対して鏡のような作品、鏡の向こうにあるような作品にしようと。汚した作品がFRAmGなんですが、PCで汚そうと思ってもバーチャルに表現しているに過ぎない。だったらコンピュータの特性に対してシンプルに立ち返って見よう。そしてPCで制作したもの自体はリアルなものとどう違うのかという事も考えだしました。まずコンピュータで作業する場合はモニタを見なければいけませんよね。TVも同じですが、RGB(光の三原則)で全てを表現してみたかったのです。ただし画面上でRGBで作業をしても印刷するとどうしてもインクの濃さの影響で色が変わってしまう。RGBでこしらえたものをRGBで外に出したかったんです。それを考えつつリサーチをかけたらラムダというイタリア製の機械に出会いました。ラムダは印画紙に焼きつけをする機械で、これと出会う事でD:FRAmGを完成させる事ができました(写真※2参照)。ラムダを使えば大きく出しても粒子が目立たないんです。D:FRAmGも実際のリアルな空間と作品との感覚的なつながりを得られる事を目標としています。今回はフレームが切り取られている状態が気に入っているんですが、D:FRAmGのDは、表向きはDegitalのDなんですが、裏の意味はフレームが消えたDisappearという意味もあります。それと感覚的なコンセプトとでも言うんでしょうか、視覚を通じて伝わってきたイメージがどこか音響的にも通じていって欲しいと思っています。

インタビュー画像3

写真※2:モニタ上での D:FRAmG。この作品をRGBの印象のまま出力してくれるのがラムダというイタリア製のマシンだそうです。でも美しいですね。


――とても面白いですね。僕が一番聞きたいのはこのD:FRAmGはどうやって作られていっているんでしょうか?PCでいきなり作り出すんでしょうか?制作過程を教えて欲しいのです。

僕の場合、絵のインスピレーションや構図がいきなり頭にイメージされるので、まず鉛筆でそのイメージを書き出します。やはり自分の手加減が自分の感覚と一致していますからね。その後それをPCで読み取ってトレースします。

インタビュー画像4

オリイ氏が早速導入したバッファローの新製品でもある無線プリントサーバLPV3-U2-G54。ただでさえ整理された仕事場がますます使いやすそうになっていました。

インタビュー画像5

PCで作業をするオリイ氏。D:FRAmGの作品をたくさん見せてくれました。

――やはりこの作品を見た人は色使いに目が行くと思いますが、色のイメージはどうやって生み出していますか?

やっている内に完成して行くパターンと、最初からこれで行こうとイメージができている場合とふた通りです。そして最初は小さめに作ります。ソフトウエアの関係上、大きさは後から考えられますから。そして家のプリンタでまずチェックします。

――オリイさんはバッファローの新製品の無線プリントサーバLPV3-U2-G54を既にお使いだそうですが、いかがですか?

まず僕の場合、最初のトライという意味でプリンタは欠かせないものです。僕の作品の最も大切な部分でもある色、バランスを必ず事前にチェックします。今まで意識が届かなかったんですが、これを導入して一番良かったなと思うのは、場所の制約がないということです。やっかいものとまでは言いませんが、プリンタは本当に場所食いです。僕は作業場はやはりキレイにしておきたいのです。でもプリンタって横にドカンって大きいから、作業環境のおさまりが良くならないんですよね。でもこのバッファローの無線プリントサーバを使う事で、部屋の適当な場所に置いて、ワイヤレスで出力できる。実際に導入してみて、やはり思惑通りでしたね。非常に仕事場がサッパリしました。プリンタを適当な場所に置けるって本当にいいですよ。僕の場合先程も言いましたが、最初のチェックが凄く大事なんです。なのでこれがあれば自由にプリンタも動かせるし、見やすい場所をこっちで選ぶ事もできるんですよ。作業環境のメンタルな部分においては非常に役立ってますね。デジタル信号なので色も変わらないし、レスポンスもいいんです。


――このオリイさんのキレイな作業場にはピッタリですね。僕もこれ欲しいです(笑)。オリイさんの今後のヴィジョンってありますか?

印画紙に焼きつけていく作風は変わらないと思いますが、今後出力を変えたプロセスでPCの細かい設定を変えながら、それを前提に作業を進めていくかもしれません。チャンスがあればもっと大きな作品を作ってみたいんです。それを広い場所に展示してみたいです。

――僕も是非見てみたいです。では最後にオリイさんのようなアーティストを目指している人達にメッセージをお願いします。

どこまで自分を素直に信じられるか。そこが作家としての強さの幹になるのではないでしょうか。そこさえしっかりしていれば枝もしっかりするんではないでしょうか。

――今日は本当にどうもありがとうございました。

インタビュー画像6

LAVA氏と撮影。オリイ氏の作業場のある家は本当に素敵でした。


料理写真

 

クリエイターの好きな料理“この一品!”
渋谷「Fire King Cafe」:
ナシゴレン(インドネシア風焼飯)
「お店のランチの定番です。具についているソースやタレが独特の風味。
焼飯のスパイスもひと味違いますよ。」とオリイ氏は大絶賛です。

インタビューの様子もご覧下さい。
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IEEE802.11g対応 無線USBプリントサーバ LPV3-U2-G54 製品写真

ボタンを押すだけで簡単に無線LAN設定ができるAOSS™対応の無線USBプリントサーバ。対応無線規格はIEEE802.11g。幅広い対応OS/プロトコルで使用可能。有線プリントサーバとしても使用できます。

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