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@PROFESSIONAL USERS インビューby LAVA

永山 雄一

35 レコーディングエンジニア

音にこだわった自作のPC環境をつなぐのは、お気に入りのLinkStation。

第35回目の@PROFESSIONAL USERSはレコーディングエンジニアの永山雄一さん。

LAVA氏も20代の頃に使用していた東京・二子玉川にあるスタジオ・サウンド・ダリでの10年間のエンジニアの経歴を活かし、今ではフリーに転向して数々のサウンドを手掛けている。現在はエンジニアリングだけには留まらず、アーティストのリミックス制作も行っているという。自作のウインドウズPCとバッファローのハードディスク、LinkStation(LS-GL 300GB)も使用しているとの事。早速LAVA氏が永山さんの仕事場を訪れお話しを伺いました。

プロクリエイターが選んだ製品 Giga対応 NAS“LinkStation” LS-GLシリーズ

洋楽の音の良さに気づいた中学生は、レコーディングエンジニアを目指す

――音楽の世界ではそれこそ様々なジャンルの仕事があると思うんですが、何故エンジニアになろうと決めましたか?

中学生の頃からレコードを買うようになって、好きで聴いていたのは、80年代のアメリカのヒットチャートのものでした。それと同時に邦楽も聴いていたんです。でも邦楽を聴けば聴く程、洋楽の音の良さに気がつくんです。それは中学生の僕にも明らかでした。今では当たり前になっていますが、日本人のアーティストが海外で録音を始めたのも80年に入ってからなんですよ。当然スタジオのエンジニアも外国人ですよね。それでその邦楽アーティストが海外で録音してきたものを聴くと、過去の作品よりも音が良くなっているんです。急に音が洋楽になっているんです。この差は一体なんなのかな?って疑問を持つようになったんです。そこで初めてエンジニアという仕事がある事を知ったんです。

――レコードを聴いて影響を受けて音楽の世界に入っていったのは僕も同じですけど、どうして演奏する側に行かなかったんでしょうね?

バンド活動もしましたよ。シーケンサーなんかの初歩みたいなのも出てきた時期でしたね。機能的には良くなかったですけど、自分でも買える値段でしたし。それを使って曲を作ったりしていました。まあロックを聴いてギターを買って、歌を歌ってという感じでは僕はなかったですけどね(笑)。どちらかと言うとニューウエーブ少年みたいな感じですか。ただ自分の持っているものでは音が重ねられない事に気がついて、カセットの4トラックMTRを買いました。それで自分の作ったものや、まわりにいるバンドものミックスしました。なんか楽器を弾いているよりこっちの方が面白いなって思うようになって。それに作曲とかのクリエイティブは僕よりも優れている人は周りにたくさんいたし、その才能ある人達のサポート側に回ろうと思ったんですね。

――なるほどね、そういう考え方もあるんですね。それでエンジニアの学校とかに行ったんですか?

実際どうやったらレコーディングエンジニアになれるのかはリサーチしたんですが全く分からなかったので、大学の通信音響学科というのを発見して、そこに入ればなれるのかなとか思ったら、結局浪人になってしまいました(笑)。で、ようやく専門学校というのがあるのを知って、ある専門学校の音響芸術学科に入りました。そこでは2年間基礎的な事を学び、スタジオへの就職のアプローチも早いうちからしていましたね。ただスタジオって定期的に人を募集していないんです。大手のレコード会社とかになると、いい人がいないと絶対にとらないんですね。面接に行っても全くとりついでくれませんでした。結局は卒業しても就職先は決まらずに、困ったなと思い、都内中のスタジオに電話して「面接して下さい。空きありますか?」と毎日のように聞いていました。やっとひとつ面接させてくれたスタジオがあったんですが、余裕がないらしくそこは採用してくれませんでしたが、あるスタジオを僕に紹介してくれたんです。それが二子玉川にあるスタジオ・サウンド・ダリでした。面接に行ったら、そこはどうやらオープンしたばかりで「人がいないから明日から来て」とだけ言われ、即採用。最初はお茶くみ、掃除、見学の日々でしたけどね。ほとんど家には帰れませんでした。当時は今よりも楽器の搬入、搬出が多かったんです。朝搬入して、夜中搬出。シンセサイザー、ドラムの搬入、それに当時はマニピレーター(シンセサイザーオペレーター)がいた時代でしたからね。パソコンで全てOKとはいきませんでしたから、とにかくありとあらゆる楽器がたくさんスタジオ内に運ばれるんです。

クリエイティブワークもできるエンジニアが自分の個性かもしれない

――永山さんがダリにいた時代ってCDがとても売れていた頃だから忙しかったと思うんだけど、現場での仕事で何か印象に残っている事ってありますか?

最初はミスばかりでひたすら謝る日々(笑)。5年目ぐらいからエンジニアとして作業に参加出来るようになっていって、やはり興奮したのは楽器の録音ですね。それも見た事も聞いた事もないような楽器を録音しなければならないので。民族楽器とかになる相当悩みました(笑)。後はハープとか。「何処にマイクを立てたらいいんだろう」って。ただ5年を過ぎた頃から気持ちの変化が始まっていました。最初はレコーディングの技術が良質な音を生むと思っていましたが、音楽を作ろうとするミュージシャンの姿勢、ディレクターの考え方、そのチームのハーモニーみたいなものがいい音楽を生むんだなという事を現場で知りました。それは決して技術の部分ではないですよね。作る側にはいい音を作りたいという気持ちがまずあるんです。それをふまえてやりやすい環境をアーティストやスタッフの為に作る事で、結果それがいい音につながっていければスタジオの作業って重要だし、こちらのやりがいも感じます。いい音で録音するという事よりも、最終的に学んだ事はいい環境を作るという事でしたね。

――その話はとても面白いです。僕なんかは永山さんの言う、そこを借りるスタッフ側ですからね。たしかにスタジオの人達がそう思っていてくれたら、作る側もパワーやエネルギーをスタジオから貰えますよね。とても興味深い話しですね。それでダリは辞めてフリーになっていったんですか?

ダリに入る前から、まずは10年は学ぼうと決めていたので、ちょうど10年たった年に辞めました。フリーになってからは当時のダリのネットワークもあって、仕事には恵まれました。それと同時にリミックスやトラック制作の為のプログラミングの仕事も始めたんです。あるデビュー前の女性アーティストのデモ制作に携わっていた時に、予算もないので、勝手に自分でそのアーティストのリミックスを作ったりしていたんです。聴かせたらこれが好評で。そこから仕事の輪が広がっていって、今ではエンジニアの仕事と両立してリミックスやプログラミングの仕事もしています。エンジニアなんだけど、プログラミングやトラックメーキング等のクリエイティブワークも出来るというのは僕の個性と言うか、売りの部分になっているかもしれないですね。「面白いエンジニアがいるから」って呼ばれる事も増えてきています。今後はマスタリングやライブエンジニアなんかにも挑戦していきたいです。

――なるほど。ではパソコンでの作業について少し触れて下さい。

僕は自作のウインドウズのパソコンに"NUENDA"(ヌエンダ)と言うDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)のミュージックソフトを入れて作業しています。プロツールズとほぼ同じものです。ただこちらの方がコストパフォーマンスには優れていますね。予算のない仕事や、予算に応じてソフトやスタジオは使い分けています。大抵のスタジオに行けばマックとプロツールズはありますが、そこで予算がかかってしまう場合は僕のパソコンを持って、人の事務所で録音したりもしてますよ(笑)。

――永山さんの自作パソコンのセールスポイントは?

自作という事で音楽用のパソコンとしてカスタマイズされています。それにたけているであろうと思われる必要なパーツだけを使用して自分で組み立てました。ハードディスクは音楽用のもを装着しています。それと自分が必要とするUSBやファイヤーワイヤー(IEEE1394)のインターフェースを選んで付けています。あとはDSPカード(デジタル・シグナル・プロセッサー)ですかね。通常はソフトを立ち上げて、イコライザー等のエフェクトを使用するとCPUに負担がかかるんですが、それを軽減するのがDSPカードです。そのカード上のエフェクトを使用しています。

データ共有で広がる音楽のネットワーク

――永山さんご使用のバッファローのデータ共有用NAS(LAN接続ハードディスク)LinkStation LS-GL 300GBについては如何ですか?

自宅の作業場にパソコンが何台かあるんですね。マック、ウインドウズ、仕事で使うもの、それ以外のもの、色々と種類があるんです。要はそれをまとめてネットワークを介して、データをハードディスクを通して共有したかったんです。パソコンどうしでデータを移動させなければいけない事は仕事上で結構多いんです。データの中にはマックでしか開けないものもありますよね。そのデータをウインドウズ用に読めるように変換して、簡単にデータをウインドウズで読めるようになります。データの行き来が出来るので、このハードディスクを中心にして、どのパソコンでも簡単に作業が進みます。設定も簡単ですしね。動作音も静かだし、ギガビットネットワーク対応なので高速ですし。それに設定次第では外からインターネット経由で家にあるファイルを開く事が出来るし、他の人との共有も出来ます。例えば僕がラフのミックスを作ったら、LAVAさんにアドレスを教えて、LAVAさんが違う場所からそのアドレスを打つ事でそれをチェックする事が出来ます。スタジオ等ではもう既にこういったものを導入していますが、このバッファローのLinkStationはその中でも一番手軽に利用できるものです。

――確かに便利ですよね、これ。音楽のネットワークがどんどん広がっていきますよね。では最後に永山さんからレコーディングエンジニアを目指している人達にメッセージをお願いします。

興味のある事はどんどん深く突き詰めながら進んで下さい。時間はかかるかもしれませんが、それが後から絶対に役立つようになりますから。

――今日はどうもありがとうございました

 

Creator's Profile

本人写真

永山雄一(ながやまゆういち)

東京都出身。1992年 日本工学院専門学校を卒業後、STUDIO SOUND DALIにアシスタントエンジニアとして入社。10年間勤務した後、2002年からフリーランスのエンジニアとして活動を開始する。同時にremixなど track制作も開始。現在はさらにLIVEのサポート、マスタリングなど、レコーディングエンジニアの仕事にとらわれず新たな分野の活動も積極的に行っている

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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これが永山さん自作のウインドウズパソコン。外見はシンプルで、それでいて愛情たっぷりで作ったんだろうなと思わせるパソコンでした。ちなみにドライブはバッファローのものでした

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Buffaloのデータ共有用LANハードディスクLinkStation LS-GL 300GB。最近手掛けているリミックスのデータも、これでスタッフにチェックしてもらっているそうです。便利になりましたよね。

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自作のパソコンの上には2台のバッファローのハードディスクがありました。個人的にバッファローは大好きだそうです

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これはミュージックソフト"Nuendo"の画面。最近マスタリングを手掛けたアーティストの作品を聴かせてくれました

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とにかく仕事には熱心な永山さん。いい音への追求とアーティストに対する熱い気持ちを持ったエンジニアさんでした。

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実はお互いが20代だった頃にダリで会っているふたり。永山さんはLAVA氏の事は覚えていたそうです。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

東京 富ヶ谷:ルヴァンのパン屋

永山さん曰く「天然酵母で作られた固いヨーロッパ風のパンです。フルーツの酵母でつくられた独特の酸味のある生地、食感、香がとても良い感じです。」

今回登場した製品

製品写真

Giga対応 NAS“LinkStation” LS-GLシリーズ

オフィスでもご家庭でもデータの共有に便利なLAN接続ハードディスク"LinkStation"。新設計により従来機種に比べ大幅に転送速度が向上しました。Windowsはもちろん、MacOS用設定ツールも添付し、より幅広い環境でお使いいただけます。最大転送速度1Gbps(理論値)のギガビットネットワークへの接続に対応。また、効率的なエアフローで安定性を向上しています。

LS-GLシリーズ製品ページ

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