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@PROFESSIONAL USERS インビューby LAVA

矢島紀明

38 レタッチャー

ビジュアル請負人が選ぶUSBメモリは「クリップドライブ」

第38回目の@PROFESSIONAL USERSは、レタッチャーでは国内ではベストと呼び声の高い矢島紀明さん。そのとても興味深い職種でもあるレタッチャーとは何か?そして細かいグラフィックの修正の世界で、矢島さんが使用するバッファローのUSBメモリ「クリップドライブ RUF2-R8G-S」がどのように活躍しているのか。川崎にある矢島さんの仕事場をLAVAが訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ製品高速USBメモリ ReadyBoost対応モデル  RUF2-Rシリーズ

独学でグラフィック専用スーパーコンピュータを覚えて使いこなす。

――このバッファローのインタビューでは、初めて登場するレタッチャーという、僕自身もとても興味のあるお仕事につくまでの経路を教えて下さい。

幼い頃から僕にはおもちゃというものが余り必要なかったそうです。描くもの、それは鉛筆だったりクレヨンだったり。それがあれば満足する子供でした。描く事自体が好きだったんでしょうね。それからは決まった目標もなく、単なる手先の器用な子だっただけなんですが、高校の美術の先生に勧められて、和光大学の芸術学科に推薦で入学出来ました。試験はなかったかな。デッサンと面接しか記憶にないですね。

――それは素晴らしい。

それで4年間でやる行程を大学2年間で単位を大体取得してしまって、後の2年間は週1日だけ行けばいいので、暇ができちゃったんです(笑)。

――そんな話し聞いたことないですよ(笑)。

要領が良かったんですよ。それで結局2年間遊んでしまって、いざ就職する時にとても困ったんです(笑)。仕事というものが漠然として、まだ固まってなかったな。家具屋さんの営業とか色々受けましたね。でもやはりデザイン系の所に行きたかったので受けまくるんですが、なかなか採用してくれません。唯一受かった所に就職しましたが、そこはアパレル関連の販売促進ツールを扱っている会社でした。面接には映画の入っているビデオテープに自分でロゴやパッケージをデザインしたものを持って行ったのを覚えています。

――それは面白いですね。僕もよくカセットテープにレタリングでロゴなんか作っていましたが、なんせ手先が不器用だったので、結局めちゃくちゃになっちゃう(笑)。

何故か僕は手先だけは昔から器用だったんですよね。で、自信もありました。ただいざ会社に入ってみると、すぐに技術やセンス、構成力など全く太刀打ち出来ない事に気が付くんです。くやしかったですよ、いいと思って提出したものがなかなか通らない。仕事の厳しさも知りましたね。必死でしたよ、毎日。負けてたまるか!って。でも無遅刻、無欠勤で貫き通しました。誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰りました。

――大事ですね。

それから大分慣れてきて色々任されてきた頃、会社にCGが導入されたんです。それでCGの部署を任されて。まだ周りはアナログの作業をそれでも続けていましたね。僕はオーディオ好きだったというのもあり、機械をいじるのに抵抗がなく自然にコンピュータグラフィックスに入っていけました。当時はまだMacは大きな画像を動かすには実用レベルではなく、何千万円もする島精機のハイパーペイントという本体が冷蔵庫ほどもある巨大なマシンを使っていたんです。

――ハイパーペイント!初めて聞きますが、なんかもの凄いマシーンな予感がします(笑)。

はい、凄いんです(笑)。パソコンには大抵ひとつのCPUが組み込まれて演算を行っていますが、ハイパーペイントは処理ごとに専用の演算をする構成なので、作業自体は早いんです。でも最初は全く分からなかった。なんせ教えてくれる人もいませんし。本体はでかいし、モニタもごっついハイビジョン。重くて一人じゃ動かせない。それで保存するものもオープンリールみたいなMT(マグネットテープ)というやつがありましたね。これがまたでかくて重いんですよ。まあ16年も前の話ですから。

――それでそのハイパーペイントを使いこなせるようになったんですか?

必死に独学でおぼえました。使えるようにはなったんですが、今度はアパレル関連のグラフィックの仕事とハイパーペイントとのコストパフォーマンスが全く割に合わなくなってきたんです。時代はゼネコンバブルでしたから、建築パース画に需要がありそうだと考えました。要は建築物の完成形のシュミレーションを作る仕事です。これも知らなかった分野だったので随分勉強しました。建築デザインは最初は線画のものがほぼで、それに僕は陰影や、素材を貼付けたりとかして、肉付けをします。線画のものをあたかも写真の様に生まれ変わらせるわけです。今の3Dの静止画版ですね。僕にとって写真というのは果てしなくリアルな絵なんです。それを自由にできるもんだから、夢中になりましたね。そのパースのクオリティーの高さが各方面に伝わり、28歳の時に、声をかけてくれた広告の画像処理部門のある会社に入りました。当時画像処理会社では、重い画像をハンドリングする為に、ハイパーペイントのようなグラフィック専用のスーパーコンピュータを例外なく備えてたんですよ。でもハイパーの使い手の方はそういなかったんだと思います(笑)。表現することを一生の仕事にしようと思ったのも、やっとこの頃です。

レタッチャーはデザイン、絵画性、写真、それがミックスした非常に希有な仕事

――なるほど、そこからレタッチャーへの道が始まったんですね。でもアナログから作業がデジタルへと以降していった事が、今の自分の立ち位置を決めたと思いますか?

あまりそうは思いませんが、デジタルで作業を始めた時に、近々全てがこうなっていくだろうとは何となく感じました。コンピュータが現れた時は「どうしよう?」っていうのが正直な印象でしたが、どうせなら早いうちに経験しといた方がいいなとも思っていました。案の定そうなりましたけどね。

――ハイパーペイントを使って、Macは使用してなかったんですか?

僕のMacデビューはわりと遅い方で、クアドラだったかな。ハイパーペイントと両方使っていましたが、Macがどんどん追いついてきたんです。クライアントもMacを使う所がみるみる増えていきましたしね。一長一短な所はそれぞれあったんですが、Macの進化は本当にびっくりしました。G5が出た時、ついに実用レベルまできたと感じました。制作した画像もポジフィルム出力して納品する形が主流だったのが、データ入稿へ推移しつつあり、「これはもうひとりで出来るな」と思って、2年前に独立したんです。デザイナーとして駆け出しの頃、手先の器用さだけが頼りだったのに、それは結局通用しなくて、必死に勉強していた時期に、もし自分が自信を付けられる所まで来れたら、絶対40歳までには独立しようと目標を立てたんです。結果的には39歳で独立しました。

――分かりました。では僕がとっても興味のあるレタッチャーという仕事について教えて下さい。

個人的にはビジュアル請負人と呼んで欲しい(笑)。世に出したい広告の画像をより良くする、より訴求力のある画像にする、より見ている人の目を引くような美しいものに変える。それがレタッチャーの仕事です。広告主の業種・分野などで、それぞれベクトルが違うので、アプローチの仕方も違うのですが、最終的にはクライアントやAD、デザイナー、カメラマンの望む形に仕上げます。広告はたくさんの人が関わるので、みんながどういう方向に持って行きたいかを受け取って、そこに画像を導いてあげるんです。勿論、僕のフィルターを通してですけど。それが無いとただの作業員ですから。大体のポイントだけ伝えてもらって、後は全部お任せの時もありますけどね。出番が回ってくるのは例えば、商品がまだサンプルしかないけれど、先に広告としてそれを撮影しなければいけないとなった時。傷や形成むらを画面上でなくして、きれいにしてあげるんです。形や素材すらすっかり変える事もあります。あとは不慮の変更によって僕が必要になるパターン。すでに撮影された写真から別のシチュエーションにしたいけれど、もう再撮の時間も予算もないから、それは僕の出番なんです。画像処理で作らなくてはならなくなりますよね。それと最初から画像処理をありきでデザイン、撮影が進行する作業もあります。こんな時は、どう撮影した方が合成に有利かといったカウンセリングにも応じます。時には使用するレンズやISO感度、ライティングなど細かいディレクションまで行うこともあります。後は無理無理ラフを作ってプレゼンしたらそれが採用されてしまい、デザイナーから何とかしてください、みたいな仕事もありますよ。長年やってても、頭をかかえるような難題が出てきます(笑)。でもそれを平気な顔してなんとかするのが醍醐味でもあるんですね。難しい程燃えると言うか。ピンチの時にさっと現れる風車の弥七みたいなもんです(笑)。今挙げた例はほんの一部で、その他にも日常的に修正や合成の依頼は絶えません。加工の必要性は現代では絶対ですね。世に出る印刷物の大多数が加工していると言えます。それだけ需要があるのは僕らにとっては良い事なんでしょうが、今でも悩むのが、過度な加工の要望が尽きない点です。一発写真の凄みとか、美学は大事だと思うんですよ。加工するにしても、そのさじ加減。綺麗にするだけがいいわけじゃないですからね。

――もともとは矢島さんはデザインから入ったと思うんですが、レタッチャーという作業に移行した事での葛藤のようなものはありましたか?

自分ではやっている事が変わったという意識はありません。単なる修復の作業もデザイナーの目で見なければいけないと思います。絵作りはデザイナーの気持ちで仕事しなければいけないんです。レタッチャーとはデザイン、絵画性、写真、それがミックスした非常に希有な仕事だと思っています。

形もスマート、やりとりもスマート。データの受け渡しはクリップドライブで。

――矢島さんにとってパソコンとは?

画材ですね。道具、鉛筆、消しゴムと同じです。同じマシンがあって、ふたりで同じ事をやっても同じものは出来ません。使い手次第です。僕は写真の加工ではフォトショップを使っていますが、これも大体の人が使ってるでしょうが、みなさん絶対に独自の使用法を持っていますからね。

――矢島さんが使用のバッファローのUSBメモリ「クリップドライブ RUF2-R8G-S」についてお聞かせ下さい。

これはデータのやりとりが主です。お客さんとのやりとりの中では今や通信系やサーバのやりとりも多いですが、僕の場合は顔を合わせた際での納品や、データを持って帰るという事もわりとあるんです。例えばそれは撮影現場に行く事であったり。なので常にこのクリップドライブは持ち歩いています。ハードディスクなみに早いですし、容量も多い。この小ささでですよ!僕は必要を迫られるポジションにいますので、すぐに撮影したものを持って帰って作業なんて事になるんですが、形もスマート、やりとりもスマート。これですよ。重宝してます。客先でも、まず空のを渡して、データを入れてもらって返してもらう時など、これ便利だねと言われます。大きなデータのやりとりをするのにしかめっ面してやりたくないでしょ(笑)。みんな時間に追われてる人達だから精神衛生上良くない。そういう事は簡単にやっていきたいんです。それとUSBメモリを使って保存したが、エラーが出たなんて言う話しはよく聞くんですが、このクリップドライブには一切そういった事はないですね。我々の世界では安心して使えると言うのがとても大事な事です。保存した後にエラーが出ていないかなんてチェックするのは面倒くさいですしね。バッファローのは安心して使えますよ。ちなみに今Macに積んでるメモリもバッファローですよ。

――なるほど。良く分かりました。では最後にレタッチャーになりたいという人にメッセージをお願いします。

嬉しい事に、聞く所によると今レタッチャーは人気の職種らしいです。ルーキーの参入はWELCOMEです。とりあえずなりたい人は誰でもなれると思うんですが、描写力があれば尚良し、でも忍耐強くないとつらいかも(笑)。どんな仕事でもそうですが、品質を常にキープしないと次はありません。仕事をする上では、写真・デザイン・印刷・製版・コンピュータなどの基礎以上の知識は必須でしょうねえ。でもそれらは憶えれば良い事であって、もっと大事なのはまず色々な立場の目をもつ事。それはADだったり、カメラマンだったり、デザイナーだったり、その広告を見るであろう消費者だったり。この仕事は何を求められているか、訴えたいかを正確にキャッチして、それを画像に具体化出来る表現力が必要なんです。その表現力を身につけるには、普段から色々な事、物を観察する事です。普段の何気ない生活の中にも限りないヒントが隠されていますからね。

――今日は本当にどうもありがとうございました。

 

Creator's Profile

本人写真

矢島 紀明(やじま としあき)

1966年、神奈川県川崎市生まれ。1989年、和光大学人文学部芸術学科卒業。1989年、株式会社ブランドサービスにグラフィックデザイナーとして入社。アパレルメーカーのロゴ・マーク、パッケージ、DM等のデザイン、イラストレーションを担当。同社でCGの導入以降、デジタルによるビジュアル制作に移行。1995年、株式会社青山レンタルの画像処理部門、青山ピクチャーズに転職。画像処理アートディレクターとして、あらゆるジャンルの国内外有名企業・ブランドの広告用ビジュアル制作に関わる。2005年、独立しフリーランスとなる。ARROW GRAPHIX設立。

SWING-O official website
MAIL:arrow.45@kss.biglobe.ne.jp

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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矢島さんの今まで手がけた作品群。これは氷山の一角で、仕事場でランダムに見せてもらいましたが、その数にも驚きましたが、完成度の高さには脱帽しました。

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矢島さんが個人的に作っている作品です。矢島さんのコメントを載せておきます。「ある日の空。龍でも出てきそうな凄い雲と日差しに思わずシャッターを押す。せっかくなので龍をフリーハンドで描いてしまった。ちょうど、宗達や狩野派に興味をもっていた頃の作品。実は仕事以外でデジタルは余り使わない。個人的にはパステルやアクリル絵の具で描く事が多く、手が汚れるのを好むアナログ派」。美しいです。

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矢島さんご愛用のバッファローのクリップドライブ RUF2-R8G-S。インタビュー中にあった「形もスマート、やりとりもスマート」。これってこの商品のキャッチコピーに持ってこいだと思いませんか?

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お仕事中の矢島さん。デスクにはレタッチャーの必需品、ペンタブレットがありますね。

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ふたりで記念撮影。矢島さんはどうやら活字マニアらしく、仕事場にはたくさんの小説がならんでいました。素敵なお部屋でしたよ。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

川崎駅西口近く
「そば処 たまる屋」:「おろしえびそば」

日本そばは色々なところで食べましたが、ここのは絶品です。
毎年、年越しそばもここに予約をいれます。

今回登場した製品

製品写真

高速USBメモリ ReadyBoost対応モデル  RUF2-Rシリーズ

「小さい」「軽い」「大容量」で好評の、「USBメモリ」に、業界最速クラスの高速転送を実現しました。Windows Vista™のシステムの安定化と高速化が可能な「Windows ReadyBoost™」に対応。

RUF2-Rシリーズ製品ページ

USBメモリ製品ページ

高速タイプやデザインモデル、セキュリティモデルなど幅広いラインアップが充実。

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