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HOME > @PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA > 51 高橋 朗 エキシビジョンディレクター

@PROFESSIONAL USERS インビューby LAVA

高橋 朗(たかはしさやか)

51 エキシビジョンディレクター

私のポータブルHDDは北海道から南米まで世界中一緒に旅をする

第51回目の@PROFESSIONAL USERSはエキシビジョンディレクターの高橋 朗さん。東京、芝浦にあるフォト・ギャラリー・インターナショナルでディレクターを務める高橋さんはバッファローの大人気ポータブルハードディスクHD-PM500U2-WHを使用とのこと。@プロフェッショナルユーザーズでは初登場となるエキシビジョンディレクターの裏側と、そこで活躍するハードディスクのお話を、LAVAがフォト・ギャラリー・インターナショナルで伺いました。

プロクリエイターが選んだ製品 TurboUSB/耐衝撃機能搭載 USB2.0用 ポータブルHDD for Mac MU2シリーズ
 

写真展の会場制作に携わり、エキシビジョンディレクターに出会う

――写真やアートへの興味はいつ頃からお持ちになりましたか?

高校生ぐらいの時ですね。もともとは大の音楽好き。主にレゲエやパンクロックが大好き(笑)。ビースティーボーイズが手がけていたグランドロイヤルの雑誌や、スケーターマガジンを見ては「かっこいい!」って思っていました。当時は写真を撮ることが私の周りでも流行っていて、私は父親から古い一眼レフのカメラをもらったんです。確かペンタックだったと思います。どんどんと撮りだして「これは面白いな」って感じ始めました。大学進学をどうするかという時期になって、私の高校は付属なので普通に勉強していればそのまま行けるものを、私は遊んでばかりで(笑)。 結局1年浪人したんです。でもこれをきっかけに選択の幅は広がったので、早稲田大学の第2文学部に入学しました。そこで写真部に入るんです。学校の授業も写真史、写真表現という授業があり、写真評論家の先生が来て、それを受講していました。ただ私、暗室の作業に向かないことが発覚して。

――なんでですか?暗い部屋が駄目だったの?

焼き込みなどの細かい作業が苦手だったんです。今思えばセンスがなかったんでしょうね。あげくの果てに写真部の先輩と喧嘩したんです。私が汚い段ボールに自分の写真をはりつけて展示したら怒られてしまい、「うるさいな」と思ったと同時に、その先輩にことを私は好きではなかったので。結局写真部は辞めてしまいました。

――なんだかもったいない気もしますが。

今思えば本当にそうですよね。なので写真部にいたのは1年間のみで、後の2、3年は写真のことは忘れてしまったんです。でも3年生の夏に「東川町国際写真フェスティバル」という北海道の写真フェスティバル(年1回開催)にボランティアスタッフとして参加しました。

――どんな事をするんですか?

受賞作家の作品展の会場制作をします。ボランティアスタッフにその会場制作の指導に来ていたのが、現在私が働いているフォト・ギャラリー・インターナショナル(以下PGI)のディレクターだったんです。その出会いをきっかけに3年生の冬からPGIでアルバイトをするようになりました。私は夜学に通っていたので、昼間に時間があったんです。大学を卒業してからも就職活動はせず、そのままPGIでアルバイトに明け暮れる日々でした。

――と言うことは、卒業してからずっとPGIということですね。

はい。でも他のアルバイトはたくさんしましたけどね。それで27歳の時に会社の人から「社員になるか?」って誘われて、少し考えたんです。ここで額装や写真保存業務をしていましたが、それだけを私はやりたかったわけではないんです。なのでPGIのアルバイトとは別に、違う場所を借りて友人の作品展覧会を自分でオーガナイズしたりしていました。就職してしまったらそういった自由な活動が出来なくなると思ったんです。でもこの頃から先ほど触れた「東川町国際写真フェスティバル」のボランティア指導員として呼ばれるようになっていて、あとはPGIでも夏の時期(7月〜8月)に"10Days Exhibition"という若手の写真家の展覧会企画が始まりました。大体のレギュラー展覧会は1ヶ月前後の期間で行いますが、この企画は2ヶ月を10日ずつに分けて行う、つまり月に2回展覧会が行われるんです。なんか自分の中でも色々な変化が生まれてきて、最終的にはPGIに就職することになりました。

エキシビジョンディレクターという仕事の面白さ

――どう変化が生まれたんですか?

変化というか責任ですね。この"10Days Exhibition"は最大4人の作家がフィーチャリングされますが、その内のひとりを私が担当出来るようになったんです。会社にアルバイトで入った頃は、それこそ手探りで、何をどうしてよいやらといった感じでした。それが段々とこの"10Days Exhibition"をやり始めてから、写真展が出来るまでを構成していけるようになっていました。

――エキシビジョンディレクターというと、このバッファローのインタビューでも初登場のお仕事なんですが、現在高橋さんが手がけている内容を教えてください。

中心は先ほどの"10Days Exhibition"のディレクションです。他には通常の企画展も手掛けます。北海道の「東川町国際写真フェスティバル」は4年前までは現場指導のみでしたが、最近は企画準備の段階から全体の構成まで関わっています。"10Days Exhibition"は去年の秋からはPGIの店頭とWebで写真家を募集して、今年に関して言えば約40人集まりました。その後PGIにプレゼンに来てもらい、その中から今年は若林勇人さんと添野和幸さんというふたりの写真家を選びました(写真参照)。

――その数多い作家さんの中からどういう基準で高橋さんは選ぶんですか?

決めるポイントとしては、「この人は写真を撮ることを絶対に辞めないな」と私が直感で感じる人。その上でただ1枚1枚撮っただけの写真展ではなく、その人の世界観が作品としてまとまっていなければなりません。LAVAさんだってアルバムを作る時に1曲1曲を作ると言うよりも、1枚のトータルストーリーを考えますよね。それと同じです。プリントする時のこだわりや、それが出来るまでのプロセスをきちんとこだわっている人、要はしっかり自分の作品をディレクション出来ている人ということになりますね。

――作家さんを選んだ後はどう進行していくんですか?

その後はプレスリリースへと進みます。作家がアーティストステイトメント(写真/作品に対するコメント)を必ず持っていて、それについてのやりとりがまずあります。その作業が作家に私がまず近づいていく行為です。それから外部のデザイナーとミーティングをして、ダイレクトメールを作る作業に入ります。平行して作家と展示する写真のサイズや枚数、数あるものからどれを展示するか等のミーティングを重ねます。それさえ決まれば作家が展示用のプリントを持ち込み、額に入れて並べます。この並べる作業がとっても楽しいんです(笑)。もうすぐ展示が完了という瞬間が一番楽しい。額に入っている状態で2階ギャラリーの床にまずは並べます。そうすると実際に展示出来る枚数が見えてきます。大体いつも何枚かはそこから減らすことになります。その後、この写真の横はこれがいいとか色々試行錯誤しながら、入れ替え作業を何度も繰り返して、並びが決まったら釘を打って、かけて、ライティングを決めて、キャプション(タイトル/年代)をつけて終了です。こういった展覧会の流れを教える授業を北海道では教えているんですよ。

――僕も作品を作るのでよく分かりますが、展示のこだわりっていったら相当なものですよね。1日、2日では終わらないのはよく分かります。やはり細部までこだわって出来ているんですね。では高橋さんがこれから手掛けてみたい展覧会ってありますか?

私の仕事は、作家がいて、作品があり、私がいるんです。なので自分主体ではあまり考えないのですが、素晴らしい作家がいて、その人が良質な作品を作っていて、でもどうやって世の中に出すべきか分からない人が実はたくさんいるんです。そういうアーティストを発見して発信出来たらいいなと思います。それは日本だけではなく、世界中の作家達の展覧会を私なりの視点でとらえた展覧会をしていけたらいいですよね。

パソコンを持ち歩かない主義なのでポータブルHDDはすごく便利

――パソコンはもちろんお仕事で使いますよね。

はい、ないと仕事になりませんね。作家とのデータのやりとりが主な用途です。例えばダイレクトメール制作で言えば、最初に載せる作品のJPGのデータが必要です。他に作家の略歴や作家のプロフィールのやりとり、これ全てメールでのやりとりになります。他に多いのはドキュメントですね。例えば先ほど触れたアーティストステイトメント。これは作品に対するアーティスト自身のコメントですが、作家の中にはそのコメントが抽象的すぎるものも多いんです。全部詩とか(笑)。それだと人に伝わりにくいので、ディレクションをする場合は全て私が直します。それも全てパソコンでの作業です。後は北海道での指導員の仕事でも、先ほど話した展覧会の準備をするので、その流れをパソコンに入っているメニューをチェックしながら進めます。他には学校等で教える際にパワーポイントを使うので、今持っているノートパソコンを持ち込んで教えています。

――お使いのバッファローのポータブルハードディスクHD-PM500U2-WHについてはいかがですか?

このギャラリーで仕事をしたり、家に持ち込んだり、全く違う事務所で仕事をしたり。私は場所を変えて仕事をすることが本当に多くあって、基本的にはノートパソコンを持ち歩かない主義なので、常にデータはこのバッファローのポータブルハードディスクに入れて持ち歩いています。これって箸より軽いですよ(笑)。特に北海道東川での仕事では威力を発揮していますね。毎回これを持って行って仕事をしています。この間行ったブラジルにも持っていき ました。後はパソコンとこのポータブルハードディスク、ふたつ同時に保存することで、私はアーティストの大切なデータを預かる立場なので、安心して作業が出来ます。それと家のパソコンは極力仕事のデータは入れないようにしているんです。まずこのポータブルハードディスクの中に仕事のデータを入れて、家のパソコンにこのハードディスクをつなぎ、家でも作業しますが、最終的には家のパソコンには保存せずに、常にこのポータブルハードディスクの中に保存する事でメモリの節約にもなるんですよ。アーティストの写真のデータは大きいので、この500GBもあるハードディスクさえあれば無敵です。本当に役立っていますね。後はデザインもとっても好きです。私のノートパソコンは白なので、合わせて使うとまるで双子の兄弟みたいで可愛いんです。ギャラリーもご覧の通り真っ白なので、純白の中で仕事をしているようで気分がいいですよ(笑)。

――なるほど。では最後にギャラリー等のエキシビジョンディレクターを目指す人達にメッセージをお願いします。

世の中にあるメディア、それは写真だったり絵だったり。色々あるんですが、メディアやアートだけではなく、たくさんのものに興味を持ってものを観ることが大事だと思います。あとこの仕事は完全に縁の下の力持ち仕事なので、そういう性格の人に向いてます(笑)。

――今日はどうもありがとうございました。

 

 

 

Creator's Profile

本人写真

高橋 朗(たかはしさやか)

1976年 千葉県生まれ。東京都在住。1998年 第14回東川町国際写真フェスティバルにフォトフェスタ・フレンドとして参加。2000年 早稲田大学第二文学部卒業。2003年 グループ展「イヌ吠える。」PROMO-ARTE Project Gallery(青山)2005年 牧野智晃写真展「After Noon」にコーディネーターとして参加。Museum52 (London, UK)オーストラリア人写真家6人を迎えたグループ展、「Outdooring」にアシスタントキュレーターとして参加。ギャラリー 千空間(代々木)Dan Didier(MARITIME, ex-The Promise Ring)写真展「Observations in Travel」を企画。Gallery Conceal(渋谷)2006年 グループ展「やけにきいろ」GALLERY ES(青山)2008年 Stair. AUG.ワークショップゲスト参加。2003年より 東川町国際写真フェスティバルに受賞作家作品展制作指導スタッフとして参加。
現在、写真専門ギャラリーであるフォト・ギャラリー・インターナショナル(東京)に勤務し、写真作品の展示、保存に関する業務に携わる。

今後の予定:
11月17日(月)〜2009年1月30日(金)川田喜久治作品展「遠い場所の記憶:メモワール1951 - 1966」

フォト・ギャラリー・インターナショナル
〒108-0023東京都港区芝浦4-12-32
http://www.pgi.ac
03-3455-7827
takahashi@pgi.ac

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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東京、芝浦にあるフォト・ギャラリー・インターナショナルの外観。何かこれからいい作品との出会いがあると感じる入り口です。

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2階のギャラリーフロア。シンプルかつオープンな雰囲気で、作品の良さをより強調する作りになっています。

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高橋さんがディレクションを手掛ける"10Days Exhibition"。今年選んだ作家、若林勇人さんの「草の上の昼食」より「神奈川県足柄郡箱根町, 2004」」という作品。実は僕はこの作品がとっても気に入って購入しようと思っているんです。

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同じく若林勇人さんの「草の上の昼食」より「東京都新宿区,2002」。これは新宿御苑にある植物園なんですが、とても日本とは思えませんでした。これも作家の色へのこだわり、描写のこだわり、色んなこだわりが僕にそう思わせています。

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"10Days Exhibition"から添野和幸さんの「獣虫酒水図譜」より「クマバチ」。とても実験的な要素を含んだ作家さんらしく、プリントの段階で色々な試みをするそうです。ちょっとお会いしたいですね。

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これも同じく添野和幸さんの「獣虫酒水図譜」より「泡」という作品。この泡はビールの泡で、焼き付ける段階でビールを入れるそうです。そのままプリントしてしまうらしく、正直言ってかなり興味深いです。僕も実験好きなので。

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高橋さん曰く「箸より軽い!」バッファローのポータブルハードディスクHD-PM500U2-WH。ノートと一緒に使うとまるで双子の兄弟のようと喜んでいました。常に手放せないアイテムとなっているようです。

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フォト・ギャラリー・インターナショナルで働く高橋さんはとても幸せそうでした。彼女はアートを愛していますね。ひしひしと伝わってきました。

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一緒に記念撮影です。高橋さんのディレクションする10Days Exhibition"。これからまた新しいアーティストを彼女はどんどん紹介するんでしょうね。楽しみです。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

リゴレットバーガー

高橋さん曰く「六本木ヒルズ内にある私の大好きなRIGOLETTOのハンバーガーです。ボリューム満点ですが、スタッフがみんな優しく、ちゃんと人数分にカットしてくれるので、こぼすことなく全部きれいに食べれるんです。アボカドをトッピングするのがお薦めです」

今回登場した製品

製品写真

TurboUSB/耐衝撃機能搭載 USB2.0用 ポータブルHDD for Mac MU2シリーズ

実効転送速度を向上する「TurboUSB(ターボUSB)」機能がMacにも対応。耐衝撃構造にケーブル巻き付け収納機構を搭載した、MacユーザにおすすめのポータブルHDD。

HD-PMU2シリーズ製品ページ

 
 

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