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HOME > @PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA > 54 高橋 正明 建築家・ジュエリーデザイナー

@PROFESSIONAL USERS インビューby LAVA

高橋 正明(たかはしまさあき)

54 建築家・ジュエリーデザイナー

メルコ時代からバッファローの製品はお気に入りでした

第54回目の@PROFESSIONAL USERSは建築家であり、ジュエリーデザイナーでもある高橋正明さん。もの作りへのあくなき探究心を胸に、単身フィンランドに渡り現在の基盤を作る。彼の生み出す作品には独自のストーリーがあり、最近ではコスチュームジュエリーのデザインで芸能界からも数多くの指示を得ている。その高橋さんは大のバッファローユーザー。過去使用しているディスプレイも全てバッファロー。そして今回、バッファローの22型ワイド HDCP対応 スピーカ搭載 液晶ディスプレイFTD-W2232HSR/BKを購入とのことで、早速LAVAが東京、葛飾区にある高橋さんのアトリエを訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ製品 22型ワイド HDCP対応 スピーカ搭載 液晶ディスプレイ FTD-W2232HSR
 

最初はドレスのデザインをやりたかったんです

――もの作りへの興味を持っていった経緯を教えてください。

僕が現在手掛けている建築への興味は子供の頃には全くありませんでした。ただ、僕は幼少からこの街(葛飾区)で育ったので、もの作りの工場がこの辺りは下町なのでとても多いから、自分も自然ともの作りへの興味を持ったと思います。それと父がもともとアクセサリーの職人だったので、その影響も大きいですね。中学生の頃に「何を自分がやりたいのか?」と考えた時に出てきたのは洋服を作ることでした。中学を卒業したらニューヨークにある「パーソンズ」という洋服の専門学校に行こうと決めていましたが、父親からは高校だけは出ろと言われたので、そのままなんとなくですが大学まで進みました。ドレスデザインを一緒にやろうと話し合っていた友人が急に建築に行きたいと言い出して、自分も彼に誘われるまま建築学科のある大学に進学しました。

――じゃあそこまではなんとなく建築への道を歩き出したといった感じですね。

そうですね。徐々に決定的なことが起こるんですが、大学2年生の時に東京から京都まで自転車で行ったことがあるんです。そこで安藤忠雄氏の建築物を見てまわりました。彼の作品「光の教会」で光のスリットが十字架になっているその様を見て、「建築って凄いパワーがある」と始めて感じました。単純な箱の中にひとつの要素が入ることで、あからさまにその場が変化していくことに感動しました。洋服で人を包むこともいいが、人を包みこむ建築も素晴らしいと思ったんです。そこからですね、建築の魅力にはまっていったのは。建築は外から見た時と中に入った時は全く違うデザインが存在します。洋服はそこまで入りこんだデザインは出来ない。これはもっとたくさん勉強して経験しようと思い、僕なりの旅を続けてみました。

――なるほど、同じデザインでも建築っていうジャンルは奥が深いですよね。僕なんてひっくり返ったって建築は無理ですよ(笑)。それからは?

まだまだ発展途上にある僕も悪い癖があって、人より目立ちたいってすぐに考えちゃうんです。そんな時期に卒業設計のテーマに「宇宙に作る宇宙建築をぶち上げよう!」って決めちゃって(笑)。とことん僕はやる方ですからNASAに問い合わせたら、月面に何年後かに実験住宅を作る予定があると言われたので、「よし、それを僕が作る」と決め、"The Village For G-Artist On The Moon"というタイトルで卒業制作の図面集を作って提出しました(写
真参照)。

−−やるなあ。面白そうだなあ(笑)。

無事卒業は出来ましたが、その後も無重力での建築物も提案し続けましたが、最終的にはもっと建築というのは、地について初めて生活があって建築があるものだと気づきました。それから大学院にそのまま進んで、自身の研究テーマを決める時に僕は「風土と建築」を掲げ、2年間頑張るぞと決めました。そこから今度は古い民家、農村を見る旅が始まります。

――宇宙とは大分離れていったね(笑)。

はい(笑)。大学院の最後の修士設計では、「秋田県大潟村における農業文化ゾーンの計画と設計」というのがテーマでした。大潟村の八郎潟という湖は干拓されて農村として生まれ変わったんですが、日本の水田は減反政策。また、全国的に農村の後継者が育たずに過疎化が始まってしまったんです。これではいかんと思い、農業の学校、研修施設を作って大潟村をアピールしようと提案しました。これも受け入れられ大学院も無事卒業出来ました。

フィンランドの建築家、ユハ・レイヴィスカ氏のチームに参加

――また大分視点が変わってきましたね。ただ高橋さんが先ほど言っていた決定的な出来事とはなんだったんですか?

大学院2年生の時に就職活動をしていたんですが、その時に僕の大学がホスト校になり、外国人建築家を呼び、ワークショップをやることになりました。その時に招待されたのがフィンランド人の建築家、ユハ・レイヴィスカさんです。彼を成田まで迎えて行ってくれと頼まれて、その時はフィンランドが何処にあるかもよく知らないし、ユハ氏のことも知りませんでした。実際に成田で彼に会って、帰りの成田エクスプレの中でユハ氏と意気投合してしまい、出るつもりはなかったんですが(笑)ワークショップに君も出なさいと逆に促されて出席しました。2週間、ワークショップは続きましたが、開催している間にユハ氏に気に入ってもらい「フィンランドに来なさい」と言われたんです。

――おーっ!来たね。

就職活動中でもあるし、「これは絶対に行かなければならない!」と思い、自分の資料を持ってユハ氏のチームに入れてくださいとフィンランドまでお願いしに行きました。

――いやあ、ガッツあるねえ。

でも「まずは卒業してから来なさい」とあっさり言われて帰国しました(笑)。でも大学院を卒業してからVISAも準備してすぐにフィンランドに行きました。それからして彼のオフィスで働きだすことが出来ました。

――叶うものだね。でもすぐにフィンランドでの仕事に馴染めましたか?

馴染むと言うよりも、僕は毎朝9時にオフィスに行くんですが、誰も来ないんです(笑)。大体10時をまわってからポロポロと来だして、肝心のユハ氏は2時過ぎにようやく来ます。それでみんな6時ぐらいには帰っちゃうんです。日本の建築事務所では考えられないですよね。みんな終電ギリギリまで働いてますもんね。だからまずはフィンランドのやり方に慣れていくことから始めました。ラッキーなのは建築をやっていると色々な人やアーティストとも知り合えて、僕の作品の展示会もやれるようになれました。当時展示したのは、森に落ちている枝を集めてオブジェや時計、ランプを作り展示しました。とても楽しめるようになっていきましたね。ユハ氏と共に仕事をしながら学んだのは、自分の時間を大事にしながら仕事をしていくということです。彼はプライベートではクラシックピアノの達人なんです。仕事をしていない時は大体ピアノを弾いています。設計をしていても彼はリズムを大事にするんです。僕は音楽にはうとく、もっと勉強しておけばよかったと後悔しましたが、ユハ氏は音楽からくるストーリーを大事にしています。現場でも音楽をかけます。結局は2年間いましたが、フィンランド語という言葉の壁もあり帰国することにしましたが、ユハ氏との仕事は本当に楽しく、設計の進め方だけではなく、生き方も教われたので、これでもう大丈夫と思えたのもありました。

デザイン事務所を絶対にやりたかったので26歳の時に独立

――音楽のストーリーを大事にしながらリズムを感じて設計をしていくなんて、僕には本当に興味深い話ですね。会ってみたいな、ユハ氏と。

是非LAVAさんも今度一緒にフィンランドに行きましょう。きっといい出会いがたくさんありますよ。

――本当によろしくお願いしますね。それで帰国してどう変化していきましたか?

設計、デザインの事務所を絶対にやりたかったので「設計事務所atelierM+」を26歳の時にひとりで旗揚げしました。でも仕事が来るわけないですよね(笑)。

――そりゃそうだ。

でも生活はしていかなければならないので、旗揚げはしたものの父親のアクセサリーの手伝いをしていました。もともと手先は器用だったので出来たんですよね。ところがアクセサリー関係者の紹介でデザインの仕事が入ってくるようになったんです。もともと父親はデザイン画ありきで作っていた職人だったんですが、僕はデザインも出来るという話が広まって、ブライダルのドレスメーカーからデザインも含め作って欲しいと注文が入るようになっていきました。いきなり作ってみたらこれが売れまくって(笑)。僕が作ったのはネックレスの概念を超えたものだったので、父親は驚きましたが、評判はとても良かったですね。それが順調に続いてアクセサリーの仕事を続けました。その内に設計もやるという噂も広まり、最初に手掛けたのがここの近所なんですがAMT邸のリフォームです(写真参照)。そこからアクセサリー、建築のふたつの仕事が入るようになりました。

――高橋さんが建築物を手掛ける時の持ち味はどこだと思いますか?

持ち味というのは考えたことはありませんが、現在KRM邸という家を手掛けていますが、住宅を作る上で一番大切にしているのはリビングです。それは家族が集まる場所だからです。僕はその家族、土地等に合わせて作ります。それと北欧で学んだ断熱性能にはこだわりを持っています。北欧では壁の外側に断熱材を設置します。大抵は内側なんですが、そうすることで暖かい空気が外に逃げづらい環境を作れるんですよ。その方法論も僕はいかしています。

――なるほど。では高橋さんが最近お使いのバッファローの22型ワイド HDCP対応 スピーカ搭載 液晶ディスプレイFTD-W2232HSR/BKについてお聞かせください。

実はメルコ時代からバッファローの製品は結構使っています。価格帯を考えるとお手頃であるし、壊れないので信頼もあります。最近となってはブランド力までありますよね。みんな知ってる。ディスプレイは最初バッファローの17インチのを使用していましたが、その後19インチのワイドに変えて、使いやすかったんですが高さが少し足りなかったので、悩んだあげく今回の22インチの液晶ディスプレイを購入しました。やはり僕は建築家なのでA3の図面がすっぽりと収まるのが一番助かります。なんてったって印刷のイメージがしやすいです。それに図面は細かい作業を伴うので、このディスプレイだと広い範囲でちゃんと見ることが出来ます。それに画面が大きいということは、作業中に小さいサブウインドウにものを置いても邪魔にならない。それでもっと詳しいことを言うと、ここ!画面を支える台の上にものが置けるようになっています。ほら、ここにトレイがついているんです。このデザインは面白い!これがあると結構ここにものを置いてしまうんです。なんか遊び心があっていいじゃないですか。実は有能な車によくある、かゆい所に手が届く的なデザインですね。買った瞬間に自然とものを置いてしまいました。それとスピーカー付き。これって結構喜んでいるユーザーは多いはずです。LAVAさんの音楽もここから聴こえてきますよ(笑)。画面の色味もすこぶる良いです。前からバッファローのディスプレイを使用しているので、新しくなっても違和感は感じませんが、コストパフォーマンスを考えてもかなり質の高いディスプレイだと思います。

――どうもありがとうございます。では最後に高橋さんのような建築家、ジュエリーデザイナーになりたい人達にメッセージをお願いします。

実は今でも僕は洋服のデザイナーになりたいと思っているんです。もしかしたら僕は現在は寄り道をしているのかも。そんな風に考えます。これかなって思った時の寄り道は大事です。本気で寄り道したっていいと思います。時間はたくさんありますからね。

――今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

高橋 正明(たかはしまさあき)

1972年5月15日生まれ。製造業がひしめく東京都葛飾区堀切出身。小さい頃から「ものづくり」の現場の傍らで遊んでいた。将来は、洋服のデザイナーを志していたが、建築学科へ進路を変更。建築の懐の深さにはまり、大学院まで進む(1997年、日本大学大学院理工学研究科建築学専攻卒業)。卒業前、偶然出会った、フィンランドの巨匠建築家ユハ・レイヴィスカの事務所で働くことになり、フィンランドでの生活がスタート。かけがえのない様々なことを吸収した。1999年帰国後、設計事務所atelierM+を旗揚げ。しかし、仕事が少なく、父の経営するアクセサリー製作会社で手伝う日々。その傍らで自分の作品も作り始める。2005年、会社を引き継ぎ、社名を有限会社アトリエ・エイト一級建築士事務所とし、建築設計・デザイン全般のdesign studioと、コスチュームジュエリー製作のaccessory studioに部門を分け、活動をしている。

■ 主な実績
□design studio
●AMT邸(オフィスビルから住宅へのリフォーム)●KRB邸(住宅)●Intention(ベンチ/六本木ヒルズ内)●KRM邸(住宅)
□accessory studio
●女優・劇団・テレビ製作会社のコスチュームジュエリー。(叶姉妹、浜崎あゆみ、カリナ、ベッキー、深田恭子、宝塚歌劇団、劇団四季など多数。)●アパレルメーカーのアクセサリー。(ファイブフォックス、ベイビー・ザ・スターズ・シャイン・ブライト、MARIMO&JVISなど)●その他、サマンサタバサのシャンデリアや、スワロフスキーで覆われた特注の犬小屋など、ジャンルを超えたものまで製作。

有限会社アトリエ・エイト一級建築士事務所
URL: http://www.eight-takahashi.com/
URL: http://atelier8.m78.com/
URL: http://www.rakuten.ne.jp/gold/acac-shop/
URL: http://www.atelier8.co.jp/

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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設計事務所atelier8のアクセサリー工房です。日々たくさんの素敵なジュエリーが作り出されています。

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大学の卒業制作の為に作った資料、"The Village For G-Artist On The Moon"の1ページ目。壮大なプランがぎっしとり詰められていました。

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高橋さんが最初にリフォームを手掛けたAMT邸。実は近所ということで僕もここに行きましたが、本当に素敵な内装でした。間違いなく居心地の良いリビングです。

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これは舞台で使用されたネックレス。秋の収穫をイメージしデザインしたそうです。

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こちらはティアラ。高橋さん曰く:「コスチュームジュエリーは、自分からデザインする場合と、ドレスや会場の設定が揃ってからのデザインがある。このティアラは自分からのデザイン。情熱をテーマに、モダンクラシカルに仕上げた。」

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こちらは家具(ベンチ)。技術とデザインの融合を目指したユニット[tecnodesign]での作品。不必要なものをそぎ落とした構造美を主体としたデザインだそうで、六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内の駐車場待合室に設置されているそうです。もし行く機会があれば是非座ってみてください。

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現在高橋さんが手掛けているKRB邸。高橋さん曰く:「大屋根の下の吹き抜けは、家族の一体感を大切にし、夏の通風、冬の蓄熱を考えて設けられた。また、将来の家族の成長にあわせ、間取りの変更に対応できるように考えられている。」

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高橋さんにとっては遂に3台目になるバッファローの22型ワイド HDCP対応 スピーカ搭載 液晶ディスプレイFTD-W2232HSR/BK。A3サイズにぴったりのサイズだととても喜んでいました。このディスプレイを使って新たな作品がまた生まれていきます。

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お仕事中の高橋さん。現在手掛けている仕事が結構ぎっしりらしくお忙しそうでした。

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高橋さんはやはり「外の空気を存分に吸って帰って来た人」だった。目線や生き方、そして人間性、どれをとっても最高のクリエイターでした。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

トマト水餃子

高橋さん曰く:「地元の「哈爾浜(ハルピン)餃子」の、トマトのみじん切りが入っている水餃子。ほんのりとした甘味と酸味が癖になります。冷凍を持ち帰りが出来るので、自宅で食べることが多いです。カウンターしかない小さな店は、遠方からもこの味に惹かれ客が絶えない隠れた名店です。」

今回登場した製品

製品写真

22型ワイド HDCP対応 スピーカー搭載 液晶ディスプレイ FTD-W2232HSR

ワイドで高解像度「WSXGA+」(1680x1050)で表示できる液晶ディスプレイ。デジタル映像の著作権保護システム「HDCP」に対応し、ハイビジョン映像コンテンツも楽しめます。

FTD-W2232HSR製品ページ

 
 

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