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HOME > @PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA > 56 オカダ・タクシー 音楽プロデューサー

@PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA

オカダ・タクシー(おかだ・たくしー)

56 音楽プロデューサー

ネットワーク共有でさらに進化するクリエイティブワーク

第56回目の@PROFESSIONAL USERSは、作曲家であり、音楽プロデューサー、トラックメーカーでもあり、レーベル&クリエイティブエージェンシー、3rd Method Music(サード・メソッド・ミュージック)のオーナーでもあるOKADA TAXI(オカダ・タクシー)。2004年リリースのファーストアルバム、"Wise Retrogression"は国内外で高い評価を受け、その名前を世界的にアピールすることに成功する。現在では自身のレーベル、3rd Method Musicを中心に音楽プロデューサーとして日本のクラブミュージック界に新風を巻き起こさんばかりに活動中。そんなOKADA TAXI氏は、制作でバッファローのネットワークハードディスク、Link Station LS-XH1.0TLを使用しているとのこと。早速LAVAが東京、上野にあるOKADA氏のスタジオを訪れ、お話を伺いました。

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ジミヘンが僕の音楽のルーツ

――音楽に興味を持ち、アルバムをリリースするまでの過程を教えてください。

僕はジミー・ヘンドリックスの大ファンで、高校生の時にエレキギターを買いました。とても安いギターとアンプでしたが、とにかくジミヘンをコピーしまくりましたね。彼には黒人独特の揺らぎのようなものがあり、それが好きだったんです。当時は僕はロックが好きだと思っていましたが、実はブラックミュージックに傾倒している自分がいましたね。高校卒業後はそのまま大学に進み、音楽サークルに入ります。ジェフ・ベックやフュージョン系の音楽を好むようになり、ロックギター好きから、リズムに興味を持つようになりました。僕自身のギタープレイも変わってきて、リズムを刻むようなスタイルになっていきましたね。カッティング好きみたいな。

――クラブミュージックに傾倒したのは?

確か15年ぐらい前にクラブミュージックが一般的になっていったと思うんですが、渋谷に出来たROOMというクラブに遊びに行くようになりました。そこにバンドでも出演するようになったんです。学校でもサークルバンドは組んでいましたが、プロを目指そうと思い、真剣に自身のバンド活動をひたすらしていました。大学を卒業してからも、元々僕は作曲家指向だったので、サンプラーやシンセサイザー等、当時とっても高かったんですが、機材をそろえて曲作りに専念していました。25歳ぐらいの時に、自分でデモテープを作って、国内外のレーベルに送りまくったんです。レーベルの8割から好リアクションがあり、「これはいける!」と思いましたね。LAVAさんも御存じのイタリアのクラブジャズレーベルのSchema(スケマ)からも連絡があり、そこの人気コンピレーションアルバムでもあった"Breakin' Bossa chapter3"に1曲僕の曲がライセンスされ、いきなりワールドワイドデビューを果たしました。

――僕も当時はそのアルバムも、TAXIのトラックも好きでしたよ。

ありがとうございます。ほぼその同時期にLife Line Recordsからアナログの3曲入りのEP をリリースしました。その当時はアパレルブランドのJUNの傘下であったCDショップ、ボンジュールレコードともつながりがあり、そこで活動していたDSPKというアーティストのリミックスを僕が手掛けたというのもあり、2004年に満を持してファーストアルバム、”Wise Retrogression”をBonjour Recordingからリリースしました。

音楽の枠を超えて拡がるクリエイティブエージェンシー

――とても良いアルバムだったよね。僕にはかなり衝撃的な作品でしたよ。クレジットを見て、「えっ、本当にこれ日本人が作ってるの?」ってね。日本のクラブミュージックもやるなと思いましたね。でも、音の在り方が日本的ではないと感じたと同時に、新しいクールネスの提示だとも思いましたね

とても嬉しい感想ですね。そのすぐ後にコロムビアミュージックで僕は働きだします。そこでA&G(音楽制作)の業務にも携わり、色々な知識も身につけました。音楽の権利的なことも勉強出来ましたし、メジャーメーカーならではの人脈も広がりました。その経験を生かし、コロムビアミュージックで働きながらも、音楽配信のみのレーベル、3rd Method Music(サード・メソッド・ミュージック)を僕自身で立ち上げました。きっかけは、僕の知り合いがアグリゲーター(配信仲介会社)をしていて、彼から曲提供を頼まれたんです。未発表の曲もたくさんあったので、1回配信でリリースしようと思い、そのタイミングで自分でレーベル作っちゃおうと思って、3rd Method Musicを立ち上げ、結局はその未発表曲もそこから出しました。その後コロムビアは事情があって辞めまして、3rd Method Musicの運営も強化していこうと考え、僕の2枚目のアルバム、"The Starting Point -Physical Edition"をCDパッケージでリリースしました。それから1年経って、色々なつながりの中で、新しいアーティストの制作業務も自身のレーベルで行うようになり、今年の夏には3rd Method MusicのOKADA TAXIに続く第2弾アーティストのリリースもひかえているんですよ。

――3rd Method Musicの活動について、もう少し詳しく教えてください。

クリエイティブエージェンシーとして、今までの音楽レーベルとは違った、一歩進んだ形で音楽事業を見直そうと思っているんです。音楽を直接エンドユーザーに届けるだけではなく、違ったモデルで展開していかなければ厳しいのではないかと感じているんです。ただそれはすぐに出来るビジネスではないのですが、LAVAさんのように個性的なアイデアで音楽マーケットに参戦しているアーティストさんもいるので、僕もそうありたいなと思っています。レストランやアパレルメーカーとのコラボレーションだったり、音楽は家具や建築と同じくらい空間演出として大事なものだと思えるので。いずれその大切さは一般的にもみなさんが気づくことだと思います。CDタイトルのリリースは本業として続けていきますが、次のステップとして、飲食店やアパレルをはじめ、その他一般企業に対しても、音楽の必要性を感じてもらえるよう意識づけをさせ、それをビジネスにしていきたいと思っています。35歳の今(笑)、僕は間違いなくそれをビジネスにしていきたいと考えています。昔はそれこそがむしゃらに音楽を作り続けているだけでしたが、現在ではビジネスパーソンとしての意識が音楽の仕事の中で強くなってきました。

――確かにCDパッケージのビジネスだけでは厳しくなってきていますね。後は今まで培ってきた中で得たネットワークやアイデアが勝負になると思いますね。TAXIのような強い情熱も大事ですよ。もしかしたら今こそがチャンスの時かもしれないですしね。最近はDJの活動もしていますよね?

カフェカンパニー経営店の六本木ミッドタウン内にあるA971で、毎月の第一金曜日にDJとして選曲しています。みなさん、是非遊びに来てください(笑)。最近ではDJをする機会も増えていまして、現場での活動が増えるということは、お客さんやお店のスタッフの生の声をダイレクトに聞くことが出来るので、それは僕のクリエイティブエージェンシーに多大な影響を与えてくれています。あとは付け加えさせていただくと、ジャケットデザイン、フォトグラフ、ロゴデザイン等のクリエイターと一緒に3rd Method Musicを盛り上げ、軌道に乗せようと頑張っています。

音作りのポイントはビンテージ機材へのこだわり

――なるほど。パソコンは常に使っていると思いますが、その用途を教えてください。

まずは音楽制作ですね。使用しているソフトはLogic、Live、Protoolsの3つがメインです。後はインターネットの音楽配信サイトで音楽を買ったり、情報を得たり、メールベースでの仕事のやりとりやメールでのイベントのアナウンスをこちらから送ったり、みなさんから送ってもらったり。毎日パソコンはかなりの勢いで駆使しています。それと僕はMac歴が長くて、LC520から始まり、その次にPower Mac8500、ポリタンクのG3、クイックシルバーのG4、そして現在はG5を使用しています。それとMac Bookも使っています。後はパソコンではないのですが、ビンテージ機材のE-muのSP1200だけは制作においてははずせないものです。これは音を加工する時に使いますが、SP1200を通すと非常に力強い独特な音になります。まるでアナログレコードのようなサウンドに変えてくれます。うもれない音になるんです。OKADA TAXIサウンドでは欠かせないものなんです。

――バッファローのネットワークハードディスク、Link Station LS-XH1.0TLを制作で使用しているとのことですが、詳しく教えてください。

ノートパソコンとデスクトップのデータの連携に使っています。ノートは外に持ち出すので、デスクトップのデータをノートに入れたりしています。iTunesのライブラリも共有出来るんです。僕のようにパソコンを何台か使用する人にはとても便利ですよ。制作はデスクトップで行っていて、ノートはちょっとしたメールだったりに使っているので、そのお互いを作業によって共有出来るのはかなり助かりますね。家族もパソコンを持っているので、ファイルサーバとしても使っています。後は、自動的に電源が入ったり落ちたりするんです。これはとってもエコロジーです。アクセスしたらオンになり、つないでいるパソコンがなくなると自動的にオフになります。ネットワークストレージの進化にとても驚いています。容量も1TBあり、僕の音楽制作の過程では十分すぎるほどの容量です。あと、実はデザインもとっても良くて、このブラックの感じは新しいですよね。音も静か。非常に愛着のわく製品です。もうすぐ僕自身の新作も考えていますので、このハードディスクにはバリバリ働いてもらいますよ。

――どうもありがとうございます。では最後にTAXIのような音楽家を目指す人達にメッセージをお願いします。

リスナーのことを考えて作ることが大事だと思います。僕が若い頃は、そこはプライオリティーが高くはなかった。でもそれだと色んなことが上手くいかなかったんです。リスナーやDJの人達のことを考えて制作していると、同じ音楽仲間としても楽しくやっていけるんです。かっこいい音楽を作るぞという意識も大事だとは思いますが、聴いてくれる人達のことを考えて作っていると、より充実した音楽ライフが送れると思います。それと音楽イベント等には時間の許す限り顔は出した方がいいと思いますよ。

――今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

OKADA TAXI(オカダ・タクシー)
/3rd Method Music

3rd Method Musicレーベル主宰。コンポーザー、トラックメーカー、DJ。90年代後半、ギタリストとしてジャズ・ファンク・バンドに参加、その後DJ活動を経て、2000年にはNicola Conte主宰イタリアSchemaの看板コンピレーション「Break'n' Bossa chapter 3」にKanoe名義で楽曲収録された。 ほぼ同時に、Life Line Recordsから12inchシングル「In a Shower of Blossom」をリリース。その後、Bonjour Recordingのコンピレーション「Far East」への楽曲提供、またアパレル・ブランド adam et ropeでD.S.P.Kの楽曲のリミックスを手がけた。2004年7月、OKADA TAXI名義で初のアルバム「Wise Retrogression」をリリース。ゲスト・ボーカリスト・ミュージシャンにMark de Clive-Lowe、Rich Medina、Monique Bingham、Kim Hill等を迎える。ソウル感が格段に増したこの作品は、松浦俊夫、沖野修也、富田恭弘、Gilles Peterson、Nik Weston、Benji-B、Dego、Alex Attius、Kemitic Justらがプレイ。iTunesのエレクトロニック・ジャンルで長期に渡ってチャートイン。またLava氏監修の「TOKYO LOUNGE Vol.4」にも収録された。
2008年、レーベル&クリエイティブエージェンシー、3rd Method Music(サード・メソッド・ミュージック)を本格的に立ち上げる。セカンドアルバム「The Starting Point -Physical Edition-」(CD)を6月14日にリリース。同時に配信で「The Starting Point -Digital Edition-」もリリースした。2009年夏には新アーティストのタイトルをリリース予定で、現在A&Rとしても鋭意制作中。またDJとしてミッドタウンのA971で"Black & Elegance"という名前のもと、毎月第一金曜日にプレイ中。またこれまでライブ・アクトも、型にはまらない編成で行っている。

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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2004年リリースの本人曰く「満を持して出した」ファーストアルバム、"Wise Retrogression"。僕も大好きなこのアルバムは世界のDJ達にも支持された作品。

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OKADA TAXI自身が2008年に立ち上げたクリエイティブエージェンシー、3rd Method Musicからの第一弾アルバム、"The Starting Point -Physical Edition"。氏が持つブラックネスのフィーリングが炸裂した作品。ここからTAXIのあくなき挑戦が始まります。

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僕がサウンドプロデュースする六本木ミッドタウン、A971でのイベント"LAVA Lounge"のゲストにOKADA TAXIが出演した際のもの。彼はここでも今後DJをしていく予定です。

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OKADA TAXIのスタジオ。次回リリースのアーティストの作品等を聴かせてくれました。

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2台のパソコンを駆使しているTAXIにとっては欠かせないアイテムになっているというバッファローのネットワークハードディスク、Link Station LS-XH1.0TL。容量、デザイン、エコロジー、全てに愛着がわくと大絶賛でした。

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TAXIはアーティストであると同時に、レコード会社でのA&Rの経験を持つ男なので、感覚と定義をちゃんと持ち合わせています。彼の今後の音楽界への挑戦を楽しみにしています。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

OKADA TAXIの好きな料理”この一品!”

OKADA TAXI曰く:「たこ焼き。これは京都で食べた明石焼きですがすごく美味しかった。」

今回登場した製品

製品写真

〈リンクステーション〉 DLNA/Webアクセス機能搭載 ネットワーク対応HDD LS-XHLシリーズ

最大66MB/sの高速転送が可能なネットワーク対応HDD。デジタル家電でデータ再生できる「DLNAサーバー」機能や外から接続できる「Webアクセス」機能に対応。アップデートにより、〈レグザ〉録画番組のダビング(ムーブ)や〈スカパー!HD〉録画ができる「DTCP-IP」にも対応予定です。

LS-XHLシリーズ製品ページ

 
 

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