• ショッピング
  • 製品・サービス一覧
  • 対応情報
  • ダウンロード
  • お客様サポート
法人のお客様
HOME > @PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA > 75 鈴木“HAKASE”隆寛

@PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA

鈴木“HAKASE”隆寛

75 ライブエンジニア

家に置いておいて何処でも仕事ができるマストなハードディスク

第75回目の@PROFESSIONAL USERSは、ライブエンジニアの鈴木“HAKASE”隆寛さん。その「ハカセ」というニックネームは何でも分解して直してしまう、機械への強い愛着心からついた名前。自身がプレイするのではなく、「常にエンジニアとしてのミュージシャンへの徹底なる協力」をという姿勢ゆえ、数々のアーティストから絶大なる信頼を得ている。そんな機械とミュージシャンとのコミュニーケションを大切にしている鈴木さんが、お仕事でバッファローのネットワークハードディスク、リンクステーション LS-VLシリーズ1.5TBを使用とのこと。早速「ハカセ」の勤務する東京・青山にある会社、(有)イノベーターアソシエイツを訪れお話を伺いました。

DLNA/Webアクセス機能搭載 ネットワーク対応HDD LS-VLシリーズ
 

入ってすぐにチーフエンジニアが辞めてやらざるを得ない状況に

――今回はこのインタビュー初登場のお仕事、ライブエンジニアの鈴木“HAKASE”隆寛さんです。まずはライブエンジニアになった経緯を教えてください。

僕は静岡県の小さな村に生まれました。

――村ですか?

はい、もう今では他の街と合併してしまいましたが、そんな所なので音楽なんて周りの何処を見渡してもありません(笑)。本屋すらありませんでした。さすがに音楽を聴きたいので中学生になってからは隣町に足を運びCDを買うようになりました。

――何を買っていました?

その頃は日本の歌謡曲ですね。高校に行き出してからは洋楽にはまりました。でもまわりに洋楽を聴いている友人は殆どいません。でも若干ですがバンドをやっている連中がいたんですね。ボンジョヴィやメタリカ等のハードロック系でした。僕もいつのまにかその路線の音楽が好きになっていました。

――自分で楽器は始めなかったんですか?

ギターは持っていたんですけど、自分は演奏には向いていないと判断しました。そこでバンドの連中を手伝おうと思い、当時楽器屋さんの中にレンタルルームみたいなのがあって、そこがライブハウスだったんです。そこには大きなライブ用のミキサーがあって、でも僕にはそれは触らせてくれないんです。そこのスタッフがミキサーを使って音をコントロールしていました。そこで興味を持つんですね。「やりたい、そのミキサー触りたい」と。それを僕が覚えられればもっとバンドの手伝いが出来るなと思い、東京に行って日本工学院という専門学校に入りました。

――人へのお手伝い精神から生まれたものだったんですね。学校では何を学んだんですか?

音響芸術科に行き、いわゆる音響全般を学びました。レコーディングの勉強もしました。21歳で卒業時にレコーディングスタジオを20社受けましたが全て落ちました(笑)。結構倍率が高いんですよね。とらないところは募集していても気に入らなければとりませんからね。なのでちょっとエンジニアの道をあきらめかけました。

――さすがに20も落ちたらねえ(笑)。

そんな時に専門学校の先生がPA(パブリックアドレス)の会社を紹介してくれて、そこに就職しました。ただ、音楽ものはあまりやっていなく、ファッションショーやイベントの仕事が多い会社でした。僕は音楽に関わりたかったんですけどね。会社から「では来週から来てください」となった時に、知り合いがライブハウスに出演するというの見に行きました。東京・吉祥寺にある「クレッシェンド」というライブハウスでしたが、いきなりそこのスタッフに「ここで働かせて欲しい」と言っている自分がいました。

――えっ、でもPA会社は?

もうあんまり何も考えていませんね(笑)。でもスタッフには「今は人出は足りている。でももしそこまで興味があって、お金もいらないなら来くれば?」と言われました。

――それで?

結局は昼間にPA会社に行って、夜はクレッシェンドで働く日々になりました。それを2ヶ月ぐらい続けていたある日、クレッシェンドのエンジニアがいなくなるので「やらないか?」ということになって。それでPA会社は辞めてクレッシェンドに就職です。

――給料とかは下がるんでしょ?

はい、最初は13万円でしたね。ギリギリです(笑)。そうしたらすぐにチーフエンジニアが辞めたんです。ということはクレッシェンドのライブエンジニアは僕だけに(笑)。よく分かってはいませんでしたが、やらざるを得ない状況になりまして。

――でもいきなり給料が上がったんじゃない?

はい(笑)。めでたくチーフエンジニアになりました。でも僕は新人なのでただただ心配な日々です。だからライブのない日は仲の良くなったバンドにタダでクレッシェンドでリハーサルをさせてあげて、その分僕がエンジニアの練習をさせてもらっていました。その頃ぐらいからですね、徐々にライブエンジニアとしての前向きな気持ちが芽生えてきたのは。

バンドとのコミュニケーションを最優先にしている部分を気に入ってくれた

――これってお客さんもいるし、レコーディングエンジニアよりもいきあたりばったりでは出来ない仕事ですよね。その後は徐々に成熟していくのでしょうか?

いや(笑)、ここからが大変なんです。Wrench(レンチ)という今でも活動しているバンドに「専属のライブエンジニアになって欲しい」と頼まれ驚きました。メンバーと会ってやる決意をしましたが、クレッシェンドからNGが出ました。当然なんですが、彼等とツアーに出ればお店はライブが出来なくなります。それで悩んだんですがWrenchに同行することにしました。収入はまた減りますが(笑)。クレッシェンドは辞めてバンドマンと同じ生活になりました。当然アルバイトはしないと生活が出来ないのでバイト生活開始です。ライブがある日はエンジニア。でも僕の中ではまだ自分は新人という意識が強いので、ライブの度に他のエンジニアの技術を盗んだり、ライブハウスのスタッフにやり方を聞いて、いわゆる叩き上げの状況を自分で作っていきました。僕の「ハカセ」というニックネームはその頃ついたものです。ツアー中のホテルでのメンバーとの相部屋で、壊れていたマイクを分解して直していたら「ハカセ」と呼ばれるように(笑)。機械が好きなんですよね、心から。

――僕は絶対にハカセにはなれないですね。どちらかというと大嫌いですね。直したり分解とか(笑)。それからフリーとしての地位を築いていったんですね。

はい。ライブハウスで知り合ったミュージシャン達から気に入られ、いくつかのバンドも手掛けられるようになっていきました。それが25歳ぐらいまで続きます。その頃ちょうどアルバイトを辞め、ライブエンジニアのみで生活出来るようになります。1本1万円から1万5千円の仕事を週に3本ぐらい。ライブハウスによってはフリーのエンジニアだけで回している所もあったので仕事的には助かりましたね。

――でも僕も若かりし頃にはライブハウスに月1回は出演していましたが、なんかエンジニアってみんな似ている印象があります。とっつきずらい人が多かったような。

なので僕は異彩を放った感じのエンジニアだったと思いますよ。バンドとのコミュニケーションを最優先していたので、その部分を気に入ってくれたミュージシャンが多かったと思います。でもその後はちょっと厳しくなってきまして。

――またですか(笑)。

金銭的にもそうなんですが、大きくは機械的な部分ですね。ライブエンジニアとして大枠のシステムを理解出来ていない自分に気付いたんです。小さなライブハウスならOKなんですが、アリーナクラスの仕事をするようになったら困るのではないかと思ったんです。それで自身の野望と勉強のために「エムテック」という会社に入りました。かっこ良く言えばネクストレベルへの挑戦ですね。引き続きフリーでのライブエンジニアの仕事は続けながらエムテックでの現場で勉強という日々です。ライブハウスと違い大きなホール、アリーナは仮設なので、その場所場所によって音が違います。ライブハウスは常設で機材も同じ環境ですよね。仮設となるとひとつひとつの環境が違うのでまずそれを学びました。スピーカーの位置だったり、2階席にちゃんと音が届いているかとか。会場、会場に合った音作りというものを徹底的に学びました。

――なるほど。そう言われてみればそうですよね。会場によっては色んなことを変えていかなければなりませんもんね。特に最近はフェス等、野外も多いですしね。

そうなんです。それで僕はまたそこから新たなるエンジニアとしての仕事に入っていきたいと考えました。現在CDのセールスがかんばしくない状況で、増々ライブが大切になってくると思っています。アーティストとの距離をもっとちじめながら、大きく「音響」というものに関わっていきたくなったんです。ルーキーを育てたり、音作りもゼロから携わっていきたいのです。ライブエンジニアリングだけでなく、制作全般も手掛けていきたいなと。そこでドラゴンアッシュ等のアーティストマネージメントを手掛けている有限会社イノベーターアソシエイツの制作部に入社しました。今はその道を極めつつ、いくつかのアーティストを手掛けています。

難しい職種ですが、まずは現場に飛び込んでやってみること

――ライブエンジニアとしてのパソコンの用途を教えてください。

PA業界は今やミキサーがデジタル化しています。現場に行く前にパソコンでデータを作っていけるんです。音楽用ソフトのミキサーの画面に近いものがあって(写真・参)、そこであらかじめイコライザー等の情報をプログラミングしてメモリーさせます。このデータをUSBメモリーに保存をして、会場のミキサーにUSBやパソコンをつなげ作業をします。または本番のライブ演奏の時の設定をミキサーで記憶させ、そのデータを持って帰ることもあります。そうすることでそこの会場で同じアーティストのライブをやることになれば、またそのミキサーデータが役立ちますからね。それによりリハーサル等の時間も短縮出来ます。我々ライブエンジニアは常に時間と戦っていますからね。

――なるほど。それは始めて知りました。でも今やDJの世界もデジタル化していますもんね。ライブならなおさらですよね。では現在お使いのバッファローのネットワークハードディスク、リンクステーション LS-VLシリーズ1.5TBについてお聞かせください。

僕はツアーで旅に出ることが多いのですが、復習のため、自分のミックスをパソコンに記憶させていますが、そのデータがやはりかさばっていきます。そんな時にリンクステーションを使えばネット上に音が保存出来るので、音のチェックをしたい時にリンクステーションにアクセスをして仕事をします。それと出先で急遽他のデータが必要な時。ツアー先で他の仕事のデータを送って欲しいと頼まれることが多いのです。そういった時も相手にデータを送るのに便利ですね。僕はまだ使用していないのですが、iPhone、iPadにも対応しているので、実はリンクステーションがキッカケでiPhone導入を考えているんです。そうなればもっと便利だと思います。ライブエンジニアにとってハードディスクはとても大事なタンスのようなもの。大切なものをしまって、取り出すもの。それも決し壊れないものであって欲しいです。ライブでのイコライザーやボリュームのデータは結構細かいので、それを失ったら大変なことになります。ましてやお客さんがいる状態ですからね。でもバッファローのリンクステーションはとても信頼をしていますし、重宝しています。ネット上で出来るので、家に置いておいて僕は何処ででも仕事が出来ます。ツアーの多い僕のようなライブエンジニアにはマストなハードディスクだと言えるでしょう。

――よく分かりました。ありがとうございます。では最後に、学校もあるぐらいですから、ライブエンジニアになりたいと思っている人は多いと思います。その人達に「ハカセ」からメッセージをお願いします。

まずはやってみること。やってみることもなかなか難しい職種ですが、エンジニアをやるという意識よりも現場にとびこんでやろうという気持ちを持つことです。それとどう周りの方に気に入られるかも大切なことなので、コミュニケーション能力は必要だと思います。

――今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

鈴木“HAKASE”隆寛(すずき”はかせ”たかひろ)

1976年静岡県生まれ。
日本工学院八王子専門学校卒業後、フリーのPAエンジニアとして、都内ライブハウスエンジニア、アーティストツアーエンジニアとして活動。
2005年(有)エムテックに入社、ライブエンジニアとして活動しつつ、企業イベントや展示会等の音響など、仕事の幅を広げる。
2010年(有)イノベーターアソシエイツに入社、ライブエンジニアだけでなく、レコーディングなど幅広く制作の仕事を行うため新しい分野に挑戦中。

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

画像01

こちらがライブエンジニア用のパソコン用ソフトの画面。ハカセは使い分けているそうですが、これはYAMAHAのソフトです。

画像02

これはProtools等で有名なDegidesign のものです。

画像03

そしてこれは音の波形測定のソフト、「スマートライブ」です。ライブでも音の波形はとっても大切なんだそうです。

画像04

ライブ会場でのミキサーを前に仕事中のハカセです。もともとは小さなライブハウスのミキサーをいじることに憧れていた少年が、今ではプロとして現場で音を作っているんですから凄いことですよね。

画像05

「僕にとってはハードディスクはタンスのようなもの。大切なものをしまって、取り出すもの」とおっしゃっていた大切な「音」が詰まっているバッファローのネットワークハードディスク、リンクステーション LS-VLシリーズ1.5TB。ツアーの多いライブエンジニアにはマストなハードディスク!

画像06

ハカセの勤めるイノベーターで作業中の写真。オーディオインターフェースのM-AUDIOを使って波形をチェックしていました。ここは自社のスタジオも持っていて、エンジニアにも素晴らしい環境と言える会社でした。

画像07

ハカセは9月に僕があるレストランのオープニングでDJの仕事をした際に、音響、機材のことで手伝ってくれました。とても実直で、細かくしっかりと仕事をする人です。その姿勢がたくさんのミュージシャンにも愛される理由なんでしょうね。今後のハカセの「新たなるエンジニア」としての生き様を期待しています。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

鈴木“HAKASE”隆寛の好きな料理“この一品!”
「里の宿/カジキの煮付け定食」

「魚屋さんが経営する定食やさん「里の宿」のカジキの煮付け定食です。
魚が食べたくなったら此処に来ます。ご飯と汁がお代わりできるので、いつも食べ過ぎてしまいます。」

今回登場した製品

製品写真

DLNA/Webアクセス機能搭載 ネットワーク対応HDD LS-VLシリーズ

デジタル家電でデータ再生できる「DLNAサーバー」機能や、外からも接続できる「Webアクセス」機能、「DTCP-IP」に対応し、スカパー!HD録画や〈レグザ〉で録画した番組を本製品にダビング(ムーブ)して家中で再生できます。
また高速化ソフトウェア ターボPCとターボコピーを添付し、転送性能が向上しました。

LS-VLシリーズ製品ページ

 
 

おすすめ情報

一覧を見る