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@PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA

外川 陽一

79 アートディレクター・デザイナー

僕にとってデュアリーは物事を早く進める上でのマストアイテム

第79回目の@PROFESSIONAL USERSは、アートディレクター・デザイナーの外川 陽一(そとかわ よういち)さん。専門学校の卒業制作がアメリカの3DCG(三次元コンピュータグラフィッス)アニメーションを代表するコンテスト、SIGGRAPH SPACE99で入選するという偉業の持ち主。常にコミュニケーションの中からアートを学び、web デザイン、紙媒体でのグラフィックの世界で活躍します。2010年に独立を果たし、「外川陽一」という個人の名前をフラッグとして、多岐に渡り独自の洗練されたデザインを広げています。そんな外川さんが、バッファローの2WayポータブルHDD DUALIE(デュアリー)/HD-PAIBU2/Dをご使用とのこと。早速LAVAが東京・三軒茶屋にある外川さんの仕事場を訪れお話を伺いました。

USB2.0/eSATA/FireWire800/400用 外付けHDD for mac HD-MIBSU2シリーズ
 

「自分の武器ってなんだろう?」と思いその答えは「日本人」だったんです

――久しぶりのアートディレクターです。外川さんの場合はグラフィックやwebが中心ですね。そこまでに至る経緯を教えてください。

LAVAさんだから音楽の話しになってもいいですか?僕はもともとはソウル音楽大好き男です。ソウル系のクラブに行っては、曲名が知りたくて、DJブースの前で、ターンテーブルの上で回っているレコードから曲名を必死で読み取ろうとして自分も回っていました(笑)。でも、僕らが小さい頃ってミュージックビデオが普通にテレビで流れていましたよね?MTV全盛期って感じで。あれをずうっと見ていました。映像がかっこいいなって純粋に思っていました。その後20歳の頃にものすごい好きな女の子が出来たんです。その子がファッション大好きで、本当にお洒落な子だったんですね。付き合うことになったんですが、当然僕も洋服にのめり込むんです。ファッションから枝分かれするように、音楽、映画とリンクしていきました。自分のカルチャーへの世界観が広がっていったのもこの時期ですね。

――大学は洋服の専門に行ったんですか?

いえ、普通の大学で普通に経済学科(笑)。でも卒業時期に旅行に行こうと思って、大好きなロンドンを選んだんです。友人とふたりで行きましたが、彼が撮った写真と僕が撮った写真を見比べてびっくり!その出来の違いに愕然としたんです。彼はカメラを好きで撮っていた男だったんですけどね。「自分もカメラ、ちゃんとやろう」ってその時に決意しました(笑)。

――(そのロンドンの出来の悪い写真を見せてもらい)、だってこれさ、まず日付とか入っちゃってるもん(笑)。確かに記念撮影のなにものでもないね。

(笑)、残念です。

――卒業後は?

インテリア関係の会社で働きました。でもそこで、デザイナーさんに自分のイメージを伝え形にしてもらっているうちに「もの作りに携わって行きたい」という心の声がしてきまして。それでコンピュータ関係の学校に1年間通ったんですが、僕は当時、漠然とですが海外に行きたいと思っていたんです。その学校は海外に分校があったので選んだんですよね。なにかしらの技術を身につけたら自分の活動する場所は日本だけじゃなく世界に広がるのではと感じていました。でもその学校って3DCG(3Dのアニメーション)を学ぶところだったんです。1年経って卒業制作時期に僕はちょっとナーバスになっていて、このあとみんなプロの世界に放り込まれていくけど、自分はちゃんとやっていけるのだろうか?って不安になってしまって。それで、自分のハクを付けるといいますか、自信を付けたいと思い、アメリカの有名な3DCGアニメーションのコンテスト、SIGGRAPH(シーグラフ)に卒業制作を応募したんです。

――大胆な発想だね。どんな作品を作ったの?

なにかで坂本龍一さんが、「自分の持っている武器は最大限に活かす」っていうのを読んで、「自分の武器ってなんだろう?」って思い、その答えが「自分は日本人」だったんです。それで、アメリカのコンテストでしたので、あえて和物のアニメーションを作りました。獅子舞が主役で、獅子舞の踊りを自分の人生にたとえて動きを付けていきました。獅子舞が清水寺の舞台で踊ってるんですよ。90秒ほどの作品でタイトルは「粋(いき)」。粋の意味を当時調べてみたときに、一般的に知られている「あかぬけた」と意味の他に、後悔しないというニュアンスの意味があったんです。ですので、悔いのない人生を送りたいという意味を込めて、そう付けました。

――面白そうだなあ。それで結果は?

SIGGRAPHの“SPACE99”という学生部門で入賞しました。自信がつきましたね。アメリカのプロダクションからもオファーをもらったりして。

――えっ、アメリカに行ったの?

いや、凄く悩んだんですが...。僕はその時点で、デザイン会社が販売する現場を持つという、家具・雑貨のセレクトショップ「D&DEPARTMENT」の立ち上げに参加するためのに大阪から東京に出て来ていて、アメリカからのオファーは本当に悩んだんですが、結果行きませんでした。もっと個人のデザイナーとして名前が立ってから行くのでも遅くはないと考えたんです。

奥さんからの「大丈夫、未来は明るい」という言葉で独立を決心した

――なるほど。それも一理ありますね。

その会社にいたことでwebディレクターにもなれました。会社は当時路面店はなく、webでの販売から始まりました。僕は立ち上げからいましたので、web全般を最終的には任せてもらえたんです。でも日々パソコンを相手に仕事をしていましたので、だんだんと、人と出会う機会がなくなっていっていってしまったんです。コミュニケーションをとる対象が社内スタッフだけになってしまい、次のステップに行く時が来のかなと感じました。7年在籍させていただいて、D&DEPARTMENTを卒業することになった時、お世話になった何人かの方には直接お会いしてご挨拶したいと思い、そのひとりの方と食事に行ったんです。彼女は写真ギャラリーの企画・運営、プロデュースをする会社の社長で、「作家の仕事場」という書籍のプロデューサーでもありました。その本をD&DEPARTMENTで取り扱わせていただいたご縁もあり、卒業の報告も兼ねて食事にお誘いしたんです。お会いした際、いま手掛けているwebサイトを見せてくださったんですが、でも正直それをあんまりいいと思えなくて、次の日に社長に「こういう風にしたらいいんじゃないですか?」とアイデアを持っていったんです。そうしたら「では手伝ってくれ」と(笑)。そしてその方とお仕事をご一緒することになったんです。そこでは写真集のデザインやブランドイメージの再構築、カタログ制作等、web以外の紙の知識も増やしていけました。4年ぐらい経った頃に知り合いが会社を立ち上げたんです。その会社のwebを作って欲しいと頼まれましたが、自分は組織に所属している立場ですので会社を通してもよろしいでしょうかと確認したしたところ、「僕は会社とやりたいのではなく、君と仕事がしたいんだ」とおっしゃってくださったんですね。僕もいつかは独立をしたいとは思っておりましたので、この言葉には揺れましたね。ちょうどこの頃結婚して4ヶ月。いきなり独立なんてしたら定期収入もなくなりますし、生活していけるのだろうかと悩んだんです。ちなみに奥さんもこの時期は働いていなかったし(笑)。迷うんですよね!

――分かる(笑)。ほんと、その瞬間って悩むよね。でも僕なんて手掛けていたお店がつぶれた月に結婚したからね(笑)。

それも凄いですね(笑)。それで、定期的に行われる会社の面談がある時に奥さんにメールで、「ひょっとしたら辞めるかもれない」って書いたんですよ。

――奥さんは?

「大丈夫、未来は明るい」って!それで辞めました。

――やはり女性の言葉強しだね。それで独立したんですね。

はい、2010年の夏にフリーになりました。「外川陽一」という名前を全面に出して仕事をしています。

――現在手掛けているお仕事を教えてください。

webデザイン、グラフィックデザイン、ファッションブランドのアートディレクションが主です。

――なにかひとつ例をあげて、「外川 陽一」デザインの在り方を教えてください。

少し前に手掛けた仕事で「若狭高浜はまなすマラソン」のシンボルマークとグッズのデザインをしました(写真・参)。「はまなす」ってバラ科のお花で、高浜の町花にも指定されているんです。でもその花が咲く時期は5月〜8月なんですが、マラソンは11月。マラソン名に「はまなす」という冠が付いているのに、マラソンが実施される11月には「はまなす」は咲き乱れていないんです(笑)。クリエイティブディレクターからは「はまなすの花を全面に出したい!」というリクエストがありましたので、人が走っている姿ではまなすの花を表現したシンボルマークをデザインしました。はなますはピンク色が主なので、色はピンク系の色味で。僕はまず物事を本質的に考えます。全てに意味を感じたいんでしょうね。はまなすマラソンのデザインもそうです。余白の多いデザインをするタイプのデザイナーでしょうね。足していくよりも引き算をしていく方。作って終わりなのではなく、どういうシチュエーションで使用されるか考えてから、それに見合ったデザインをしていきます。クライアントさんにもあえて提案することで、お互いが幸せになれるプランを考えたいタイプかもしれません。

――これから手掛けていきたいこと、目標ってありますか?

単純にこういう仕事をしたいというのはたくさんありますが、ニュートラルに、これから何かを育てていくことがあれば、それがどういう風にすれば認知されて大きくなっていくのか?ということにデザインを通して携わっていければいいと思っています。

自分の中にある過去と今の積み重ねが未来につながってゆく

――パソコンでの仕事について教えてください。

メインで使用しているのはiMac。ソフトは、AdobeのPhotoshop CS5、illustrator CS5、Dreamweaver CS5、Indesign CS5です。パソコンでの仕事は自分には向いているとは思いますが、イメージは自分のセンスやマインドで構築していきます。最終的な手段としてパソコンを使用していますね。外に出ることがイメージの肥やしとなり、そこで得たものを帰ってきてからパソコンを使って形にします。

――現在使っているバッファローの2WayポータブルHDD DUALIE(デュアリー)/HD-PAIBU2/Dについてお聞かせください。

僕には一度、パソコン本体のハードディスクがクラッシュして、データを全て失うという経験があります。なのでMacのTime Machineを使用して自動的にデータをバックアップしてくれるDUALIEは理想的なHDDです。電源をUSBだけではなく、電力からもとっているので、僕のようなiPhoneを使っているユーザーにももかなり便利です。めちゃくちゃ軽くて、簡単に持ち運びも出来ます。これはいいですよ!年々データがデジカメの進化等で大きくなっています。それを考えてもこのDUALIEは500GBあるので、かなり余裕を持って使えます。今のデザイナーの主流は、データを宅配便とかで送るのではなく、打ち合わせ時にその場でデータを吸い上げて持って帰ります。これは時間の短縮にもなります。世の中は決断のスピードが上がってきています。みんなの意識が高まっている時に、その場でコピーしてしまうんです。その後にデータを送るという作業をしないだけでも物事がスピーディーに進みます。少しでも時間を有効に使えた方が、自分のイメージする時間が増えていいんですよね。データが来るのを待つというよりも、先にどんどんと進む。そのやり方は自分らしいと思います。僕にとって、「物事を早く進める上でのマストアイテム」になっているのがDUALIEなんです。デザインに関してはすっきりしていて、僕が使用しているMacにもよく合っています。実はデザインが良くても重量があるものも多いんですよね。僕がかっこいいなって思えるものは結構重いものが多くて。その点でもDUALIEはデザインも良く、軽くていいです。設置する台にUSBポートがふたつ付いているのもポイントです。パソコン本体につなぐと1個がふさがりますが、僕の場合は写真の吸い上げやタブレットも使うので、もうひとつUSBがあると本当に便利なんです。デザインを仕事にしている人には重宝するはずです。とても気に入っています。

――どうもありがとうございます。では最後にアートディレクター・デザイナーを目指す人達にメッセージをお願いします。

クライアントと自分だけの関係ではなく、実際にそれを手にする人達の立ち位置から自分のところまで下って考える思考が大事のような気がしています。全ては積み重ね。今自分の中にある過去のもの、今のものが重なり未来につながります。デザイン以外のものでも、過去と現在の大切なものを持って生活していき、それが結果、未来につながっていければいいと僕は思います。

――今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

外川 陽一(そとかわ よういち)

1998年、ドローイングアンドマニュアルに入社。デザイン活動の一貫として発想されたデザインリサイクルショップ「D&DEPARTMENT」の立ち上げに参加。web部門のディレクターに。
2006年、「アート」と「人を繋げること」に興味をもち、写真展の企画運営・プロデュース、アーティストのレップ業務を行う、株式会社クレー・インクに入社。web以外にグラフィックデザインにも活動領域を広げ、写真の在り方、またその鮮度の重要性に触れながら、展覧会における空間でのグラフィックデザインの見え方、写真集や企業のブランドデザイン、webデザインを手掛ける。
2010年、更なる活動領域の拡大を図り独立。東京をベースに活動中。

受賞歴:
1999年 SIGGRAPH SPACE99 入選
2009年 JDAディスプレイデザイン賞 入選

http://www.yoichisotokawa.com
Mail:soto@yoichisotokawa.com

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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外川さんの仕事場です。余計なものは一切なく、すっきりした状態。部屋も暗めで間接照明しかありません。雰囲気重視の男です。

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ここからは外川さんの手掛けた作品です。まずは三味線奏者、上妻宏光さんのCDジャケットデザインです。クール!

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手錠バッグブランド「CUFFZ」のシーズンビジュアル。外川さんはアートディレクションとデザインを手掛けています。

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GALLERY21(ホテルグランパシフィック LE DAIBA内)がロバート・フランク氏、森山大道氏ら16人の作家によるパリをテーマにした展覧会開催時に作成した写真集のデザインです。

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インタビュー中にもあった、若狭高浜はまなすマラソンにおけるシンボルマークとグッズのデザインです。走っている人と花びらが一体となって、可愛いくも躍動感のあるデザインに仕上がっていますね。

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官民一体でメイドインジャパン製品を世界にアピールするための団体「新日本様式」がジャパンテックスでプレゼンテーションした、空間におけるグラフィックデザインを外川さんが担当しました。

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外川さんご使用のバッファローの2WayポータブルHDD DUALIE(デュアリー)/HD-PAIBU2/Dです。写真にあるように、設置する台にUSBポートがふたつ付いているのがポイントだそうです。なにかと忙しく、DUALIEを持ち歩く日々が長い間続いているようです。
デザイナーの視点から見ても、DUALIEのデザインはとても気に入ってくれていましたね。

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お仕事中の外川さんです。卓上にあるDUALIEもとてもフィットしています。とにかく気に入ったものしか置かないそうです。僕もそうなんですけどね。

画像10

外川さんに知り合ったのは最近ですが、お正月にとても素敵な年賀状をもらったんですね。そのセンスというか、やる気というか。まっすぐで真面目で、それでいてセンスも良く、基礎の出来たしっかりしたデザインをする男です。フリーになって1年目、これからが勝負と燃えていました。応援しています。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

外川 陽一の好きな料理“この一品!”
「カレー南蛮うどん」

外川さん曰く、「三軒茶屋にある手打蕎麦屋安曇野のカレー南蛮うどん。カレーが好きで、洋食、インド風問わず頻繁に食べますが、海外から帰国すると必ずといっていいほど、この和風のカレーうどんを食べに行ってしまうんです。」

今回登場した製品

製品写真

Phone/iPodドッグ付き ポータブルハードディスク HD-PAIBU2/Dシリーズ

同梱されている専用ドッグを使えば、HDDとiPhone/iPodを同時に接続することができます。
HDDは曲線をいかしたR形状ボディーに、ラバー調コーティング仕上げを施し、手に取ったときにしっくりくる、持ちやすさと手ざわりのよさに配慮されています。

HD-PAIBU2/Dシリーズ製品ページ

 

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