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@PROFESSIONAL USERS インタビューby LAVA

齋藤 誠一

88 フォトグラファー

コンパクトフラッシュはフォトグラファーにとっても心臓のようなもの

第88回目の@PROFESSIONAL USERSは、フォトグラファーの齋藤 誠一(さいとう せいいち)さん。20代半ばで自身の写真集「領分」を刊行し、その高い才能に写真業界も注目している期待のフォトグラファー。LAVAのアーティスト写真やPVの撮影も手掛けている。そんな齋藤さんは、昔からのバッファローユーザー。デジタル撮影では命とも言えるメディアを、バッファローのコンパクトフラッシュ、RCF-H8Gを使用とのこと。早速LAVAが東京・浜田山にある齋藤さんのスタジオを訪れお話を伺いました。。

コンパクトフラッシュ 600倍速モデル RCF-Hシリーズ

大学の最後の1年間で写真の道へ進むことを決意

――今回は僕の新しいアーティスト写真、そして新作のPVの撮影でも参加してくれたフォトグラファーの齋藤誠一君が登場です。まずはフォトグラファーになっていった経緯を教えてください。

母校でもある東京造形大学に入ったキッカケは写真ではなく、元々興味のあった建築、インテリアの勉強をしてみようという理由からでした。高校生の時に雑誌等で頻繁に取り上げられていた建築、家具、インテリアに魅かれていきました。メジャーで活躍している建築家の作品を見てどんどんと好きになっていったんです。でも僕は高校時代は理系のコースで、さらにサッカーばかりしていて勉強は全くしていませんでしたね。大学受験をむかえ、先生には進学は無理とはっきり言われまして(笑)。これはさすがに困ったなと思いましたが、理系よりも僕はインテリアや絵に興味があることが分かったので、大学受験前の夏休みに美大の予備校があることを知って通うことになりました。一浪して東京造形大学に入学し、環境デザイン科というコースを選びました。

――なるほど。最初は写真ではなかったんだね。

そうなんです。大学入学から3年間は建築模型や設計図を書いたりすることがメインの勉強でした。でもこれといって何かに集中して勉強していたわけでもなく、なんとなく普通の日々を普通に過ごしているような感じでしたね。大学3年生の秋にゼミを選ぶ選択があり、インテリアや建築の先生の所に相談しに行きましたが、ここに入っても自分の持ち味が出せずに1年が終わってしまうような気がしました。1回、絵も含めて全てリセットして1年間、本当に集中して何かをしてみようと決めました。そうしないと学校に行っている意味もなく、普通の人生で自分は終わってしまうなと感じたんです。色々なコースをチェックして、ある写真家の先生に会いに行ってみたんです。その先生が僕に「写真をやるには小説だったり映画だったり、その時代の音楽だったり。そういったものをまずは吸収しないといけない」と話してくれたんです。ちゃんと自分で東京の歴史も含めて、物事もしっかり勉強して進んでいけるのが写真の世界だと直感で感じました。

――その先生の言葉は決定的だね。音楽の世界でも、音楽だけではなくカルチャーの部分の勉強が必要だと僕も思っていました。

そうですよね。先生は世界的にも有名なフォトグラファーだったので、とても嬉しく感じました。なんとなくやるのではなく、ちゃんと勉強しないといけないとずっと思っていたので、ズキューンと胸に来ました。大学3年間の単位はすでに取得していたので、親に頼み込んでカメラを1台買ってもらい、1年間は丸々写真の勉強につぎ込みました。授業では、自分で撮影して、その写真を持って来なさいという課題が毎回出るんですが、他の生徒はあまり持って来なかったので自分だけ持って行けばチャンスと思い、1年間欠かさず写真を提出しました。卒業する時にはすでに写真集を出そうと思っていました。1年前はそんなことみじんも思わなかったのに、1年間で一生分勉強してしまったことでテンションが上がり、写真家になり、写真集も絶対に出すぞ!と勝手に決めていました。

生まれ育った東京の中で出会ったものを素直に受け止め撮影し、それが写真集に

——その根拠のない自信がまずはクリエイターへの第一歩だよね(笑)。

全く根拠なしです(笑)。普通に考えれば就職のタイミングではあったんですが、親にも「写真家になりたいから家にいさせてください」と手紙を出して(笑)。先生からも卒業してからも写真を続けるのかと聞かれ、「もちろん続けます」と答えました。そうしたら先生がカメラを貸してくれました。BRONICAのRF645というカメラで、一眼レフではないレンジファインダーのものでした。僕が持っているタイプのものではなかったので興奮しましたね。でも先生に、「写真家になるのも良いが、食っていくための写真も勉強しなさい」と言われ、先生の後輩でカメラマンの方を紹介していただき、その方の写真事務所に就職することが出来ました。その方は、「自分の写真もたくさん撮りにいきなさい」と言ってくれて、写真に対する愛も大きい方でした。そこで結果5年間働いて、ライティング等の技術的な部分、広告の仕事等の営業的、ビジネス的な写真のことも学べました。それと同時に休みの日になると自分の撮影も続けていました。先生に久しぶりにお会いした時に、「写真を見せなさい」と言われ、お見せしたら、「写真集を出してみてはどうだろう?」と提案していただき、就職5年目の秋に、「領分」という初の写真集を新宿書房より刊行することが出来ました。この写真集を出したことで写真家として独立を決意しました。

——その偉大なる先生との出会いが齋藤君をフォトグラファーへと変え、そしてプロとしての道まで作ってくれたんだね。素晴らしい方です。これをリレーションというんだろうね。

先生には本当に感謝しています。

——最僕も「領分」を見ましたが、モノクロが印象的な「東京」という場所を齋藤君のフォーカスでユニークとらえた美しい作品だと思いました。僕も東京生まれだからね。ぐっと来るものがありました。

そう言っていただいて本当に嬉しいです。多くの新聞や雑誌等でも取り上げていただきました。

——この「領分」という写真集についてもう少し詳しく話してください。

自分の生まれ育った東京の中で、とにかく歩いて、頭で考えるのではなく、出会ったものを素直に受け止め撮影する、というのがテーマです。歩いていたからこそ見えた風景を撮りたかったんです。1枚1枚に必ずそのキーワードが入っているような写真、過程の中で生まれる写真を撮りたかったんです。歩くことって大事だと思います。1日8時間ぐらい歩いて1枚でも撮れたら良かった。いくらカメラが進歩しても、自らの行動を続けることで決定的なものが撮影出来ると僕は信じています。それがカメラだとも言えます。行動することで何かにも出会えます。撮影している時は自然に、何かに出会った瞬間にシャッターをきっています。無理して頑張って撮っているのではないんです。撮る時は当たり前に撮っています。自ら行くというよりも、ある物を受け入れている感じだと思います。それがこの「領分」という写真集です。ちょっと変わった東京の風景が見られると思います。

何かしら自分の持っている要素を商業的な写真に取り入れていきたい

——機会があれば是非みなさんも見てください。では、齋藤君が現在手掛けている仕事を教えてください。

独立してから手掛けているのはWebマガジン、企業のPR誌、カタログが主です。指示を受けて撮ることが多いのですが、これからは自分の作品にある見え方が、作品の中でつちかった感覚が、技術的なことも含めて自分の仕事の中に取り入れることが出来たらいいと思います。今はまだアート性と商業性を分けて考えなければいけないのですが、何かしら自分の持っている要素を商業的な写真に取り入れていけるようアピールしていきたいですね。

——パソコンは当然仕事で使っているとは思いますが、その話をしてください。

はい、毎日使います。使用しているのはiMacがメインで、サブにMacのノート。ソフトはフォトショップCS5、後は現像ソフトのLIGHTROOM3です。ちなみにメインのカメラがCanonのEOS 5D.Mark兇任后昔からバッファロー製品も多く使用していて、現在は外付けハードディスク2台、カードリーダー、その他メディア系もバッファッロー製品を使用しています。外付けハードディスクだと圧倒的にバッファロー製品が安心です。現在はほぼデジタルでの仕事なので、メディア関係のものは絶対に安心出来るブランドのものを使いたいと思っています。そして今回、コンパクトフラッシュRCF-H8Gも新たに導入しました。

——では、そのバッファローのコンパクトフラッシュRCF-H8Gについて聞かせてください。

今回のコンパクトフラッシュは8GBのもので、普段僕が撮影しているモードで300枚近くは撮れます。解像度を一番高くしている設定で300枚近くは撮れるので、プロの撮影環境でも十分威力を発揮してくれます。データの転送速度も600倍速で、動画や、たくさん写真を撮影した時にも転送速度がとても早いので、ストレスなく作業が出来ます。先ほども言いましたが、現在はデジタル撮影が大半なので、カメラのバッテリーとカードがなければ撮影は出来ません。なのでコンパクトフラッシュは我々フォトグラファーにとっても心臓のようなもの。なければ死んでしまいます。余談ですが、昔は静電気でカードからデータが消えたなんて話を聞きますが、僕にはそんな経験はありません。バッファロー製品は僕にとって本当に信頼度が高いブランドなのです。。

——どうもありがとうごいざいます。コンパクトフラッシュを使ってたくさん撮影した齋藤君の新しい作品を見るのを僕も楽しみにしています。では最後に、齋藤君のようなフォトグラファーを目指す人達にメッセージをお願いします。

自分の目線を作っていけるように、写真の勉強はもちろん、その他の分野にも目を向けて、色々なものを見て、自分自身の目線を作っていくことが大事だと思います。

――今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

齋藤 誠一(さいとう せいいち)

1982年東京都出身。東京造形大学環境デザイン科に入学し建築、インテリアなどを学ぶ。大学4年から写真を始め、卒業後、都内写真事務所に5年間勤務。2010年に初の写真集『領分』を新宿書房より刊行。2011年4月よりフリーランスとして独立。現在東京を拠点に活動する。
s.saitou77@gmail.com

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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東京造形大学時代、齋藤君の運命を変えてくれた人生の恩師でもあり、偉大なる写真家の先生が貸してくれたという、BRONICAのRF645。僕はカメラのことは詳しくはありませんが、とてもクラシックでかっこいいカメラですね。持ったらとっても重いんですよ!

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インタビュー中にもあった2010年10月に出版した齋藤 誠一君の初の写真集「領分」(新宿書房)です。東京の持つ光と影が斉藤君のフィルターを通りシャッターがきられた、きわめてユニークで、とても美しい写真集です、とてもデビューの作品とは思えません。

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写真集より作品です。齋藤君曰く、「すべての写真は東京で撮ったものです。このシリーズを作るきっかけになった一枚です。」

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齋藤君は時間があくと必ず写真を撮りにいくといいます。「空いた時間を見つけては、今後の仕事につながるような写真を撮りためて日々イメージを作っています」

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現在齋藤君は企業のカタログや会社案内の他にWebマガジンやPVなども手掛けています。商業的なものとアート性のミックスが今後の課題と言っていましたね。

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バッファロー製品には大きな信頼があると言ってくれた齋藤君。いくつかの機器を見せてくれました。特にハードディスクに関しては絶大なる信頼があるそうです。嬉しいですね。

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「コンパクトフラッシュは我々フォトグラファーにとっても心臓のようなもの」とバッファローのコンパクトフラッシュ、RCF-H8Gの重要性を語ってくれた齋藤君。手放すことはまずないそうです。

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自身のスタジオでお仕事中の齋藤君。このスタジオも居心地が良く、僕もここでアーティスト写真の撮影をしました。

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まだ30歳前で、写真集を出し、自身のスタジオも持つ齋藤君。共に作業をしてみて分かりましたが、才能があるのはもちろん、人間性も素晴らしいクリエイターです。彼の先生もきっと彼が持つ人としての部分も見てくれたんでしょうね。これから長い間、齋藤君は写真を撮り続けていきます。楽しみなフォトグラファーがまた登場したとなと僕は心から思います。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

齋藤 誠一の好きな料理“この一品!”
「カルビクッパ」

齋藤さん曰く、「新宿にある焼き肉屋、長春館のカルビクッパです。美大の予備校や以前勤めていた会社のある新宿でよく食べていたメニューです」 (ランチ750円、夜は1000円です。)

今回登場した製品

製品写真

コンパクトフラッシュ 600倍速モデル RCF-Hシリーズ

高速な600倍速(※)転送を実現したハイパフォーマンス・コンパクトフラッシュ。高速転送が求められるデジタル一眼レフカメラのためにUDMA mode6に対応。大切な瞬間を撮り逃さないための高速設計。
※【測定環境】Testmetrix社 専用テスター用い転送速度。標準計測値(150KB/s)を1倍とした場合との比較(書込み)を測定(2009年11月当社調べ)

RCF-Hシリーズ製品ページ

 
 

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