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法人のお客様

第98回目の@Professional Usersは、離婚式プランナーの寺井 広樹(てらい ひろき)さん。幼少の頃からの疑問であった「なぜ世の中には結婚式があって離婚式がないんだ?」という思いをしっかりコンセプトから膨らませ、今では年間で約50組の離婚式をプロデュースしています。メディアからも注目され、最近では海外からのオファーもあると言います。その他には文房具コーナーにおかれている試し書きの紙のコレクターでもあり、この5年間で世界50カ国、約2000枚を収集しています。そんな寺井さんがバッファローのポータブルハードディスク、HD-PNT1.0U3-LJをお仕事で使用とのこと。早速LAVAが都内にある寺井さんのオフィスを訪れお話を伺いました。

ミニステーション バッファローツールズ対応耐衝撃&自動暗号化機能搭載USB3.0&2.0用 ポータブルHDD HD-PNTU3シリーズ

小さい頃から目のつけどころが違ってました

――今回登場するのは、当然この@Professional Usersでは初めてのクリエイティブ、「離婚式プランナー」という肩書きを持つ寺井 広樹さんです。何故このような仕事を始めていったのかが本当に興味深いですが、その経緯を教えてください。

小さい頃からそもそも「なんで結婚式があって離婚式はないんだろう?」って思っていました。結婚式もあってお葬式もあって、なんで離婚式はないんだろう?って。子供が「どうして子供が生まれるの?」と思うのと一緒です。好奇心、探究心が人一倍強い子供でした。幼少期に近所の中華料理店で「冷やし中華始めました」と書いてあるのを見て、何故季節が終わると「冷やし中華終わりました」と書いてくれないのかがずっと疑問で、その中華店のおじさんになんでだかを聞いたんです。そうしたらおじさんが何日か後に「冷やし中華終わりました」と書いてくれたんです!これがとても嬉しかったんです。大人って信用出来るんだなと思える大きな瞬間でした。

――いやあ、どれも僕は思ったことないですね(笑)。寺井君はやはり一筋縄ではいかない子であったことは間違いない。でも目の付けどころはいいよね。面白い。それでその後の展開は?

学生時代も探究心の強いままでしたので、勉強はよくしました。大学ではアジアの政治経済を学びました。その研究者になりたいと思うほど勉強をしました。アジア中の国を実際にこの目で見てみたかったのですが、お金がそこまでなかったので断念しました。大学を卒業後は人材派遣の会社に就職をして、そこで3年間営業職に就きました。その後すぐに念願であった世界放浪の旅に出ました。「遅めの自分探し」です。

——ずっと行きたかったんだもんね。結構廻ったの?

ヨーロッパ、アフリカ、北南米、アジア全般、1年半で21カ国を巡りました。ベルギーの小さな街にいる時に文房具店にたまたまノートを買いに入ったんです。そこで「試し書き」に出会ったんです。

——試し書きってペンを買う時にどんな風に書けるかをチェック出来る紙のことだよね。

そうですそうです。その試し書きに衝撃を受けたんです。これが1枚の現代アートに思えました(写真・参)。試し書きとは無意識のアートです。誰かに見せるわけでもなく。無意識に書いていますよね。その色んな人が無意識に書いたものがひとつの紙に集まっているのが僕にはとても興味深く思えました。

——確かにそうだね。これまた僕は試し書きを見てそんなこと思ったこともないけど、かなり共感できる話です。

これは面白い!って心の底から思えて、その後フランス、イタリア、他ヨーロッパを周り、アフリカにも飛んで、それぞれの「試し書き」の特徴が分かるようになりました。

——かなり面白そうな結果だね。アフリカはどんな感じだったの?

エチオピア、ケニアと行きましたが、途上国では不良品が多く、売られているペンも出ないものが多いんです。だから筆圧が高く、みなさん強く書いてチェックしています。この紙なんて破れてしまってますよね(写真参照)。かと思いきやこれはフランスの試し書きですがなんか余裕がありますよね(子供の絵が描かれている/写真参照)。インドでは計算式が多く書かれていました(笑)。僕は試し書きを通して文化人類学を確立させたいという思いになってきました。

日本初の"離婚式プランナー"が誕生するまで

——これは僕も勉強になりますね。とてもユニークな観点。試し書きでその国の持つ人々の習性、特徴が分かるんだもんね。「無意識」へスポットを当てたのが正しかったんだね。いやあ、面白い。でも試し書きコレクションでは生活出来ないよね?

はい(笑)。当然それでは無理なので28歳で帰国して「今からどうやって生きていこう?」と考えていました。そんな時に大学時代の先輩から電話があり、自分が離婚するので話を聞いて欲しい、と言われました。実際に会った時にその先輩に「なんで結婚式があって離婚式はないのか?」と長年の疑問をぶつけてみたんです。その先輩は僕の師匠のような人で、過去にも色々と人生相談に乗ってもらっていた人だったんです。だから離婚式のことも聞いてみたんですね。そうしたら「そんな悲しい式に誰が参加するんだ!」と言われ怒られました。

——そりゃそうだ(笑)。

そこから大激論になっていくんです。自分に先輩の離婚式をプロデュースさせてくれないかと真剣に頼んだんですが、「お前に話を聞いてもらうんじゃなかった。連絡する相手を間違えた。話を聞いてもらうだけだったのになんでお前に離婚式なんて提案されるんだ!」と激怒されました。

——大笑)。先輩、それは怒るよ。

でもジョークを言っているわけではなく真剣に話しているんですよ!と何度も言ったんですが話は進まないんです。でもその時に思ったんです。僕が師匠と思っている先輩が「なんで結婚式があって離婚式がないのか?」ということに答えられないのだから、おそらく世界中の人々が答えられない大きなテーマがそこにはあるのではないだろうか?と。落ち込む先輩を横目に何だかメラメラ燃えている自分がいました。

——すごいね、寺井君は(笑)。それで結局先輩は?

「で、なにをするんだ、その離婚式は?」と言うところまで歩み寄ってきてくれて、とっさに「結婚式はケーキ入刀、離婚式では指輪をハンマーで破壊します」と答えました。先輩は呆れながらも奥さんがOKならやってもいいよ、と言ってくれたので奥さんに電話したら怒って切られました(涙)。あきらめずにもう1回かけたら「真面目に流れを考えて取り組んでくれたらいいわよ」と遂にOKをもらえたんです。

——最も興味深いその「離婚式」をどうゆう風に寺井君はプロデュースしていますか?

離婚式をしっかり構成していくにあたり最も参考にしたのが「結婚式のマナービデオ」です。結婚式の在り方をまず徹底的に勉強するところから始めました。そして、離婚式での専門用語を作ろうと考え、新郎、新婦を離婚式では旧郎(きゅうろう)、旧婦(きゅうふ)。仲人に対しては、裂く人と書いて裂人(さこうど)。裂人をやるのは旧郎、旧婦の共通の友人。仲人をしてくれた人が裂人をやる場合もあります。一通り流れが完成し、3年前の4月に先輩の離婚式をおそらく世界で始めて行いました。

——やってみて反応はどうでしたか?

最初は重い空気だった会場もクライマックスではみんなが笑顔になりました。式の終盤では、そこに参列していた30代の女性が「感動した!」と言ってきてくれました。そして、「私が万が一離婚することがあったらプロデュースしてください」とその方に言われました。まさかその2ヶ月後に彼女の離婚式を本当にプロデュースするとは思いませんでしたが・・・。。そして口コミで徐々に広がっていき、最初の1年目は6組でしたが、2年目でメディアに露出出来るようになって53組をプロデュース、3年目は震災の影響で離婚式も増え、約60組の離婚式を行いました。

——プロデューサーとしての「離婚式」を行う最も大きな理由はなんですか?

「いい終わり方をしたらいい始まりにつながるのではないか?」、これが僕のモットーです。卒業式で感動する感覚に近いです。出会いから別れまでのスライドショーも作り、当時の幸せだった気持ちを思い返すことも大切だと思います。次の人生に進むという意味が大きな式だと思っています。僕自身もとてもやりがいを感じている仕事で、今後の目標として来年3月に「離婚式プランナー検定試験」も行おうと考えています。不思議と多くのウェディングプランナーの方々も離婚式プランナーをやってみたいと興味を持ってくれています。最近では大阪のホテルが離婚式をひとつのプランとして提供し始めています。海外からのオファーも増えましたね。韓国ではハングルを覚え、韓国語で離婚式を行いました。韓国はアジアの中でも最も離婚率が高いんです。もしかしたら流行するかもしれませんね。韓国の人たちはふしめふしめを大切にする国民でもありますし。

——「離婚式」は今後どう発展していくと思いますか?

この国では離婚に対する意識がまた他の国とも違うので、冠婚葬祭のひとつとして認識してもらえるにはまだまだ難しいと思います。実はてっとり早く離婚式を広める方法もあるんです。それは芸能人が離婚式をしてメディアが追いかければ認知度は上がりますよね。でも僕は芸能人が話題づくりやノリでポコポコ離婚式をしてしまうのはどうかと思っています。そういう軽いものにしたいのではないんです。単なるエンターテイメントショーにするつもりはことさらありません。もっとおごそかで、中身のある、意識の高いものにしていきたいんです。離婚する方々の次の人生をちゃんと考え、プロデュースしていければと思っています。

この仕事は顧客データと個人情報の管理が重要です

——よく分かりました。寺井君も当然パソコンを使って仕事をしていると思いますが、最近使っているバッファローのポータブルハードディスク、HD-PNT1.0U3-LJについてお聞かせください。

僕が職業柄最も大切にしているのが、お客様の大事な顧客データと個人情報を管理することです。バッファローさんの機材は元々使用していたというのもあり、僕の中では信頼度が高いブランドでもあります。その上で探していたらこのハードディスクを発見したんです。このポータブルハードディスクには「自動暗号化モード」というのがついていまして、僕以外はデータを決して開くことが出来ません。この仕事は信頼で成り立っている部分が非常に大きく、個人情報の管理には注意しすぎても、しすぎることはありません。なので安心して仕事に向かうこと、顧客様と会うことが出来ています。それと僕はデスクでずっと仕事をしていることが殆どなく、四六時中外を飛び回っています。なので、このノートパソコンとこのポータブルハードディスクを持って常に外出しているんです。単純な感想ではありますが、この軽さで1TBあります。以前使っているものは今思うとやはりかさばり重かったですね。それに比べるとかなりに便利に、楽になっています。それとデザイン!僕は宇宙好きでもあるので、このアクアマリンブルーのボディーの色もなかなか気に入っているんです。

——どうもありがとうございます。では最後に、徐々に増えてきているという「離婚式プランナー」になりたい人達にメッセージをお願いします。

離婚式はまだまだ始まったばかりのものなので、チャンスもありますし、競合が現れてこそビジネスだと思っていますから。気にせずどんどん離婚式のビジネスモデルを真似ていただくのは歓迎です。協力できることがあればさせていただきます。

——今日はどうもありがとうございました。

Creator's Profile

本人写真

寺井 広樹(てらい ひろき)

1980年兵庫県生まれ。日本初の"離婚式プランナー"として国内外のメディアから注目を集め、これまで140組以上の離婚式をプロデュース。2012年3月にはNHK BSプレミアムにて、自身が主人公のドキュメンタリードラマが放送された。著書に『離婚式へようこそ』がある。2012年10月からKBS京都ラジオ『離婚さん、いらっしゃい。』パーソナリティーを務める。
そのほか、文房具コーナーにおかれている試し書きの紙を趣味で集め、この5年間で世界50カ国、約2000枚を収集。今年から定期的に「世界タメシガキ博覧会」という展示会を開催している。

Interview Photo

※画像をクリックすると大きな画像をご覧頂けます。

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これが寺井君がベルギーの文具店にて最初に衝撃を受けた試し書き。この出会いがキッカケで世界中の試し書きをコレクションすることになります。

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僕も気になったこれがアフリカ、ケニアの文具店にあった試し書き。確かにインタビュー中にあったように、出ないペンが多いらしく、試す人のペンの筆圧が高く紙が破れてしまっていますね。なかなか見られない作品(?)です。

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こちらはフランス。多分女の子が描いたものでしょうか?フランスという国の持つ特徴が出ているような気がします。興味深いです。

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寺井君のプロデュースする「離婚式」にて行われる最後の共同作業「指輪粉砕の儀」の写真です。カエルのハンマーで壊すんですね。可愛い。

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このブーケトスを受け取った人は「円満離婚できる」と言われているそうです。確かにイメージよりも楽しそうに離婚式は進んでいくんですね。なかなか良く考えられています。

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寺井君ご使用のバッファローのポータブルハードディスク、HD-PNT1.0U3-LJです。とても忙しくなってきたようで、これを持っての仕事が多いそうです。それと「離婚式」では最も大切な顧客データを「自動暗号化モード」を持ったこのハードディスクでしっかりと管理しています。

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お仕事中の寺井君。最近ではラジオ番組も持つことになったようで大忙しのご様子。ブルーがキレイなハードディスクもしっかり活躍しています。

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取材する前は「ん?離婚式??」と思っていましたが、彼に会って話を聞いて、実際にちゃんと人生のネクストステップを考えてプロデュースしているんだな、ということが分かりました。しっかり中身を考え、つながりを大切に考えているからこそ出来る仕事だと思います。ま、僕はその式を行わないようにしたいものです(笑)。

Creater's Favorite Foods

クリエイターのお気に入り料理

寺井 広樹の好きな料理“この一品!”
神戸の焼肉店「きらく」

寺井さん曰く「神戸に帰ると必ず立ち寄るお店。きらくさんのこだわりの肉はエネルギーの源です。」

今回登場した製品

製品写真

ミニステーション バッファローツールズ対応  耐衝撃&自動暗号化機能搭載  USB3.0&2.0用 ポータブルHDD    HD-PNTU3シリーズ

万が一の落下からドライブを守る耐衝撃ボディーを採用。強く、小さく、美しい「快適スリムタフ」ポータブルHDDです。データを保存するだけで自動で暗号化する機能を搭載したセキュリティーも安心。またUSB3.0対応で大容量データの保存、コピーにかかる時間を短縮化し、パソコンの作業を効率化できます。

HD-PNTU3シリーズ製品ページ

 
 

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